メルセデス・ベンツが、さらに魅力を増したマイナーチェンジ版の新型GLBを日本で2023年11月17日に発売しました。都心部の取り回しの良さとSUVの頼もしさを兼ね備えたこのモデルは、どんなシーンにもフィットする洗練されたデザインと機能性を誇ります。この記事では、新型GLBの全てを紹介します。
車の概要:新型メルセデス・ベンツ GLBとは?
初代メルセデス・ベンツGLBは2019年に新世代のSUVとして登場したプレミアムコンパクトSUVです。GLBは、GLAとGLCの中間に位置します。GLAとGLBはAクラスをベースとしたモデルで、2列シートのGLAに対し、ボディサイズを拡大し3列シート7人乗りの広い室内空間を特徴とするのがGLBです。改良新型となったGLBは、エクステリアデザインの刷新に加え、インテリアの質感向上や最新のインフォテインメントシステムMBUXの搭載、アダプティブハイビームアシストの標準装備など、機能性と快適性が大幅に向上しています。

新型GLBのエクステリアデザイン
新型GLBのエクステリアは、質感を高める新しいデザインが採用されています。フロントは新しいグリルとバンパーのデザインにより、SUVらしい安定感のあるスタイルを実現。AMGラインパッケージではChrome仕上げのダイヤモンドパターンが散りばめられた、よりアグレッシブで力強いシングルルーバーのフロントグリルを装備しています。ヘッドライトはよりシャープなイメージに変わりました。

リアには、スポーティな印象を与える新型リヤディフューザーとLEDリヤ・コンビネーションランプが搭載され、洗練されたデザインが際立っています。
ホイールデザインも全て刷新され、標準モデルには18インチアルミホイール、AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールが設定されています。
エクステリアカラーには新色となる「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」が加わりました。
ボディサイズは全長4640mm、全幅1835mm、全高1700mm、ホイールベース2830mmとなっており、都心部でも取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、7人乗りのスペースを確保しています。

新型GLBのインテリアデザイン
新型GLBのインテリアデザインは、質感の向上と最新のテクノロジーを融合させた現代的な空間です。特筆すべきは、AMGラインパッケージの静電容量式センサーを備えた新しいフラットボトムステアリングホイールの採用です。この3本のツインスポークデザインは近未来的なスポーティさを表現しています。機能面ではドライバーがハンドルを握っているかどうかを感知しアダプティブディスタント・ディストロニックのハンズオフ検知機能の使い勝手を向上。ステアリングホイールは本革巻で手に馴染む握り心地に。
インフォテインメントシステムは最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を標準装備しています。対話型のシステムで「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」をキーワードとしてボイスコントロールを起動することができます。また、ナビゲーションシステムもSクラス等に採用している最新世代にアップデート。拡張現実を取り入れたMBUX AR (Augmented Reality)ナビゲーションがオプション設定されています。さらに、Burmesterサラウンドサウンドシステムがオプションとして設定されており、迫力のある心地よいサウンドが楽しめます。





新型GLBのドライビング性能
新型GLB 180は、1.4L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載しており、最高出力136PS 最大トルク200Nm 燃費13.4km/L。トランスミッションは7速ATで前輪駆動方式を採用。
新型GLB 200d 4MATICは、2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載しており、最高出力150PS 最大トルク320Nm 燃費15.8km/L。8速Aのトランスミッションで四輪駆動を採用しています。
AMGラインパッケージには、アダプティブダンピングシステム付きサスペンションが設定され、各輪のダンピングを連続的に制御することで快適な乗り心地とハンドリングを実現しました。またスポーティエンジンサウンドが追加され、走行状況に合わせたエンジンサウンドを奏でます。
新型GLBの安全性能
新型GLBは、最新の安全技術と運転支援システムを多数搭載しています。マルチパーパスカメラとレーダーセンサーを用いて周囲の交通状況を把握し、危険に備える「インテリジェントドライブ」を採用。
<安全運転支援システム一覧>
- アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック
- アクティブブレーキアシスト
- トラフィックサインアシスト
- アクティブレーンキーピングアシスト
- ブラインドスポットアシスト
- ドライブアウェイアシスト
- アクティブパーキングアシスト

新型GLBの価格
日本での新型GLBの価格は、GLB 180が638万円、GLB 200 d 4MATICが694万円です。
GLBのライバルモデル
GLBのライバルとしては以下のモデルなどがあります。
BMW X2
BMWのプレミアムコンパクトSUVであるX2は、スポーティーなデザインが特徴のモデルです。クーペのような流麗なシルエットと、張り出したタイヤハウスが力強さを演出しています。また、直列4気筒2.0Lターボエンジンを搭載し、スポーティーな走りを実現しています。価格は、628万円から。
アウディQ3
アウディのプレミアムコンパクトSUVであるQ3は、エレガントなデザインが特徴のモデルです。水平基調のシンプルなデザインで、上質感と高級感を演出しています。また、直列4気筒2.0Lターボエンジンを搭載し、快適な乗り心地を実現しています。価格は、470万円から。
フォルクスワーゲンT-Roc
フォルクスワーゲンのプレミアムコンパクトSUVであるT-Rocは、実用性とデザインを両立したモデルです。SUVらしい力強さと、クーペのような流麗さを兼ね備えたデザインが特徴です。また、直列4気筒1.5Lターボエンジンを搭載し、バランスの良い走りを実現しています。価格は、417万円から。
プジョー3008
プジョーのプレミアムコンパクトSUVである3008は、個性的なデザインが特徴のモデルです。ヘッドライトからテールランプまで、一筆書きのような連続的なラインが特徴です。また、直列4気筒1.6Lターボエンジンを搭載し、力強い走りを実現しています。価格は、547万円から。
ボルボXC40
ボルボのプレミアムコンパクトSUVであるXC40は、安全性に優れたモデルです。ボルボの伝統である安全性能を高次元で実現しています。また、直列4気筒2.0Lターボエンジンを搭載し、快適な乗り心地を実現しています。価格は、529万円から。

新型GLBの発売時期
新型GLBは、2023年3月16日にワールドプレミアされ、日本では2023年11月17日に発売されました。
新型GLBの日本での発売
新型GLBは、すでに日本市場で発売されています。
新型GLBの辛口評価
新型GLBは、メルセデス・ベンツのSUVラインナップの中でも独特の位置を占めるモデルですが、価格帯がやや高めであることや、一部の市場では競合車種と比較して燃費性能が劣る場合があることは注意が必要です。
新型GLBのFAQ
Q: 新型GLBの最大の特徴は?
A: 7人乗りの広い室内空間とメルセデス・ベンツの洗練されたデザインが特徴です。
Q: エンジンの種類は?
A: 1.4Lガソリンターボと2Lディーゼルターボがあります。
Q: 価格は?
A: 日本での価格は、GLB 180が638万円、GLB 200 d 4MATICが694万円です。

まとめ
新型GLBは、都市部での取り回しの良さとSUVの頼もしさを兼ね備えた、日本に適したコンパクトSUVと言えるでしょう。洗練されたデザインと機能性、そして7人乗りの広い室内空間は多くのユーザーにとって魅力的です。
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