2023年11月16日、ホンダは新しいコンパクトSUV、新型「ホンダ WR-V(ダブリューアールブイ)」を発表した。このモデルは、現代の生活における多様なニーズに応えるために開発された。新型WR-Vは、都市部での利便性とアウトドアでのパフォーマンスを兼ね備え、若者を中心とした幅広い層のドライバーに魅力を提供することが期待されるアクティブSUVだ。
新型ホンダ WR-Vは、そのグランドコンセプト「VERSATILE FREESTYLER(バーサタイル フリースタイラー)」で、まるで自動車界のフリースタイルラッパーのように登場した。この車は、既成概念にとらわれない自由な発想で、日常を刺激的なものに変えるために開発された。まるで、「固定観念?何それ?」と言わんばかりのアプローチだ。
「VERSATILE」は、何を着ていても、どこに行っても自分らしさを忘れないファッショニスタのように、様々なライフスタイルやニーズに適応する。そして「FREESTYLER」は、自分のルールで生きるデジタルノマドのように、いかなる制約も乗り越えていく。WR-Vは、ルールや枠を超えたいという人々の声に応え、”どこにでも、自分らしく”をモットーに、自由なライフスタイルを叶える為の一台となることでしょう。
車の概要:新型ホンダ WR-Vとは?
新型ホンダ WR-Vは、ホンダのSUVラインナップに新たに加わるモデルであり、現代のライフスタイルに最適化されたコンパクトながらも機能的なデザインを採用している。これは、都市部での取り回しやすさと、週末のアウトドア活動での使い勝手の良さを兼ね備えている。また、ホンダ独自の先進技術が多数搭載されており、安全性と快適性を高いレベルで確保している点も特筆すべきである。この車は、若い世代からファミリー層まで、幅広いユーザーに対応する柔軟性と実用性を備えている。
新型ホンダ WR-Vの車名の由来は「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)」の頭文字を組み合わせたネーミングだ。Winsomeの意味は「楽しさ」や「快活さ」であり、このクルマと生き生きとした毎日を楽しんでほしいという思いが込められているとのこと。
新型ホンダ WR-Vのエクステリアデザイン
新型ホンダ WR-Vのエクステリアデザインは、洗練されつつも存在感のあるスタイルが特徴である。フロント部分には、大きなフロントグリルと鋭いLEDヘッドライトが力強い存在感を放っている。サイドビューは高い位置に流れるようなベルトラインと厚みのあるボディー造形が特徴的で、都市部でのスタイリッシュさとオフロードでの力強さを両立している。また、リアビューはホンダらしい横基調のテールランプデザインが特徴。このモデルのサイズは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm。
新型ホンダ WR-Vのインテリア
新型ホンダ WR-Vのインテリアは、最近のホンダらしい洗練されたデザインと最新のテクノロジーが融合している。運転席周りはシンプルな水平基調のデザイン。スイッチ類を中央に配置したエルゴノミクスを考慮したデザインに。広々としたキャビンは、快適な乗り心地を提供し、触り心地の良い柔らかな素材が使用されていることでくつろぎの空間を作り出している。頭上も足元もスペースに余裕がありゆったりと移動を楽しめる空間になっている。さらにラゲッジスペースは458Lと、クラストップレベルの大容量なので、ライフスタイルに合わせて様々な荷物をたくさん載せることができるのが嬉しい。
新型ホンダ WR-Vのドライビングパフォーマンス
新型ホンダ WR-Vのドライビングパフォーマンスについて、ほとんどの内容がまだ公表されていない。ただ、ホンダからの情報によると新型WR-Vは1.5L 自然吸気のガソリンエンジンのみの設定になるようだ。
ターボやハイブリッドが無いのは残念であるが、今後新たに設定が追加されることもあるかもしれない。
新型ホンダ WR-Vのテクノロジー
新型ホンダ WR-Vは、新世代コネクテッド技術のHonda CONNECT(ホンダ コネクト)を搭載。
スマホで車の操作や確認ができるHonda リモート操作や盗難・いたずらにすぐさま対応してくれるHonda ALSOK駆けつけサービス、自動地図更新サービスや車内Wi-Fi、緊急サポートセンターなどの5つの便利機能を活用することができる。
新型ホンダ WR-Vの先進機能、安全性能
新型ホンダ WR-Vにはホンダの先進安全運転支援機能Honda SENSING(ホンダ センシング)が搭載されている。例えばブレーキとアクセルを踏み間違えた時に加速を抑制してくれる「急アクセル抑制機能」を採用。他には以下の機能が搭載されます。
●衝突軽減ブレーキ(CMBS)
●誤発進抑制機能
●後方誤発進抑制機能
●近距離衝突軽減ブレーキ
●歩行者事故低減ステアリング
●路外逸脱抑制機能
●アダプティブクルーズコントロール(ACC)
●車線維持支援システム(LKAS)
●先行車発進お知らせ機能
●標識認識機能
●オートハイビーム
●パーキングセンサーシステム
新型ホンダ WR-Vと競合モデルとの比較
新型ホンダ WR-Vは、コンパクトSUVセグメントとなるが、人気なカテゴリーであり非常に競争が激しい。コンパクトSUVの競合モデルは以下が考えられる。
- トヨタ C-HR
- トヨタ ヤリスクロス
- トヨタ ライズ
- 日産 キックス
- マツダ CX-3
- ダイハツ ロッキー
- スズキ クロスビー
- スズキ イグニス
- ホンダ ヴェゼル
WR-Vの詳細スペックがまだ出ていないので比較は難しいが、WR-Vは比較的安い価格帯で勝負を仕掛けることになる。そしてコンパクトSUVの中では比較的シンプルで力強いデザインが特徴として考えられる。
新型ホンダ WR-Vの発売時期&販売価格
新型ホンダ WR-Vの発売時期は2024年春を予定している
新型ホンダ WR-Vの価格は200万円台前半からを予定している。
新型ホンダ WR-Vの辛口評価
新型ホンダ WR-Vは、多くの魅力的な特徴を持ちながらも、一部の面で改善の余地がある。まず、コンパクトSUVとしては競合他車に比べてパワートレイン面で見劣りする可能性がある。特にエンジンのパフォーマンスは、よりスポーティな走りを求めるドライバーにとっては物足りないかもしれない。また、ターボやハイブリッドの設定がないので、環境性能の面でも見劣りする。
インテリアのデザインに関しては、シンプルで保守的な印象を受ける部分もある
どんな人が新型ホンダ WR-Vを買うべきか
新型ホンダ WR-Vは、現代のライフスタイルに合わせて多用途に活用することができそうだ。この車は、初めてSUVを購入する若い層や、小さなファミリーに最適である。
一方で、スポーツ走行や高性能を求めるドライバー、豪華なインテリアや最先端テクノロジーを望むユーザーには向かないだろう。新型WR-Vは、実用性と経済性を重視するユーザーにとって理想的な選択肢となるだろう。
まとめ
新型ホンダ WR-Vは、ホンダのSUVラインナップに新たな息吹をもたらすモデルとなるか。レッドオーシャンのコンパクトSUVマーケットに力強いデザイン、ヴェゼルよりも安い200万〜250万円の価格帯、1.5リッターNAガソリンエンジンのみでチャレンジするWR-V。売れ行きが楽しみなモデルだ。新たな情報が発表され次第TRANS CARでも情報提供していきたい。
情報ソース:ホンダ WR-V特設サイト
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