ホンダ新型EV プロローグ北米で発売 価格は約700万円:GMと共同開発のSUV

ホンダの新たな電動SUVが登場。

ホンダは米国でホンダ プロローグ(Honda Prologue)を発売しました。ホンダの北米市場でのEV戦略車であり、プロローグが量販モデルとしての電気自動車第一弾として登場しました。プロローグはゼネラルモーターズ(GM)と共同開発したEVです。

車の概要:ホンダ プロローグとは?

ホンダ プロローグとは北米向けミッドサイズSUVであり、100%電気自動車です。ホンダの電動化戦略の先駆けとして2023年9月に世界初公開、2024年1月に米国で発売されました。

ネオ ラギッドというデザインコンセプトを採用したシンプルで力強いスタイリングと広くすっきりとしたインテリアが特徴的。約288馬力、最大航続距離約482kmとバランスの取れた走行性能と航続距離を実現しています。

ホンダ プロローグのエクステリアデザイン

ホンダ プロローグはロサンゼルスのホンダ・デザイン・スタジオでデザインされたSUVです。新型プロローグのデザインにあたり、バーチャルリアリティ(VR)の技術を用いて開発されました。プロローグ「ネオ・ラギッド(Neo-Rugged)」というコンセプトを採用し、シンプルで洗練された力強いデザインとなっています。ラギッドとは無骨で丈夫な、たくましい、といったような意味です。ホンダSUVの中でも特にロープロファイルでワイドなエクステリアを持ち、大型の21インチホイールを特徴としています。

複雑なホイールデザインや、リアスポイラーの形状は空気の流れを制御し、空力性能に最適化されたデザインになっています。

プロローグは、ホンダのEVとしてのブランドアイデンティティを強調するため、新しいスタイリッシュな書体のホンダネームバッジを採用しています。また、HondaのグローバルEVモデルとの一貫性を持たせるために、e:シリーズのバッジも使用されています。

外装カラーには、カリフォルニア州レイクタホの自然からインスピレーションを得た「ノースショア・パール」を含む、魅力的な7色が用意されています。

ホンダ プロローグのサイズは全長 4876.8 mm(192.0 インチ)、全幅 1988.8 mm(78.3 インチ)、全高 1643.4 mm(64.7 インチ)、ホイールベース 3093.7 mm(121.8 インチ)となっています。 ​

ホンダ プロローグのインテリアデザイン

プロローグのインテリアデザインは、シビックやCR-Vなどの人気モデルのデザイン要素を踏襲しつつ、スポーティーかつモダンな雰囲気を醸し出しています。快適性、使いやすさ、広々としたキャビンスペースを重視しており、水平基調の流麗なラインで構成されたシンプルなキャビンデザインが特徴です。インターフェースには、質感の高い11インチのデジタルメーターパネルや、直感的に操作できる11.3インチのタッチスクリーンが採用されています。最上位グレードには7 x 3インチのヘッドアップディスプレイを搭載し、スムーズな視線移動で、運転に必要な情報を確認することができます。また、Google build-in(グーグル ビルトイン)というコネクテッドサービスを標準搭載。便利なGoogleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどを使用することができます。

プロローグの室内空間、3mを超える長いホイールベースをいかした広いスペースが魅力です。ホンダのSUVラインナップで、パスポートに匹敵するサイズとなっており、CR-Vよりも長く、幅広いスペースとなっています。

インテリアには上質な素材と操作性にこだわった大型の操作ボタンやノブが採用されています。ステアリングコラムにマウントされたシフターは、フロントシート間のセンターコンソールスペースを有効に活用しています。また、2層式センターコンソールや、2台のスマートフォンを置けるマルチユーストレイ、大型ペットボトルも収納できるカップホルダーなど、機能性と実用性を高めた収納スペースが充実しています。後部座席スペースも広く、リクライニング機能付き。ツーリングとエリートモデルにはハンズフリーアクセス可能なパワーテールゲートが標準装備されています。

ホンダ プロローグの走行性能

ホンダ プロローグはEV専用モデルであり、シングルモーター(FWD)とデュアルモーター(AWD)の2タイプのの設定があります。上級グレードのデュアルモーター仕様は最高出力約288HP、最大トルク約452Nm(333lb.-ft)と力強い加速や気持ちのいい走りを実現しています。85kWhのバッテリーを搭載し航続距離は約482km。DC急速充電に対応し、150kW以上の高出力充電によって約10分で航続距離約104kmに達することができます。

北米において、ホンダは他の自動車メーカー7社(アメリカン・ホンダモーター、BMWグループ、ゼネラルモーターズ、ヒョンデ、キア、メルセデス・ベンツグループ、ステランティスN.V.)と共にEV用の高出力充電網を構築することに合意し、今後の充電環境の整備にも積極的に取り組んでいます。

またプロローグは先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備しています。

ホンダ プロローグの価格

米国での新型ホンダ プロローグの価格は約700万円(47,400ドル)からです。

最上位のエリートグレード デュアルモーター仕様の価格は約850万円となっています。

ホンダ プロローグの発売時期

新型ホンダ プロローグは2024年1月26日に米国で発売されました。2024年3月に納車開始となります。

ホンダ プロローグは日本で発売される?

ホンダ プロローグの日本での販売については未発表であり、未定となっています。

ただ、ホンダ プロローグは2023年10月に開催されたジャパンモビリティショー2023(JAPAN MOBILITY SHOW 2023)に出展され日本で初公開となりました。ホンダプロローグの日本発売の可能性はゼロではないと考えられます。

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