2024年7月29日、ランボルギーニはスーパーカー ウラカン(Lamborghini Huracan)の後継モデルを8月16日に米国で開催される「モントレー・カーウィーク2024」で初公開すると発表しました。
このウラカン後継車(コードネーム:ランボルギーニ 634)は、ランボルギーニの電動化戦略の重要な一歩となります。現行ウラカンに搭載されている5.2リッターV10自然吸気エンジンに代わり、まったく新しい4.0リッターV8ツインターボエンジンとハイブリッドシステムを採用します。
新開発のV8ツインターボエンジンは、9,000〜9,750rpmで739馬力(800PS)、4,000〜7,000rpmで730Nmのトルクを発生させます。さらに、このエンジンは10,000rpmまで回転可能で、通常はレーシングカーでしか見られない高回転域を実現しています。

ハイブリッドシステムは3つの電気モーターで構成されており、2つはフロントアクスルに、1つはエンジンとトランスミッションの間に配置されています。リアの電気モーターは110kW(148馬力)と300Nmのトルクを発生させます。
これらのパワーユニットを組み合わせることで、システム全体の出力は900馬力を超えると予想されています。これは現行ウラカンの最高出力640馬力を大きく上回る数字です。
トランスミッションには、フラッグシップモデル「レヴエルト」と同じ8速デュアルクラッチギアボックスが採用されますが、新モデル用に最適化されています。
デザインについては、スパイショットから推測すると、エッジの効いたフロントフェイス、細身のヘッドライト、六角形のデイタイムランニングライトなどが特徴になると見られています。
新型モデルの正式名称はまだ発表されていませんが、ランボルギーニの伝統に則り、闘牛の名前が付けられる予定です。「テメラリオ(Temerario)」という名前が噂されていますが、正式発表を待つ必要があります。

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