ホンダは2025年11月6日、上級ミニバン「オデッセイ」の一部改良モデルを発表し、11月7日より販売を開始しました。今回の改良では、顧客からの要望に応える形で2列目大型ロールサンシェードを全グレードに標準装備したほか、日本初投入となる新ボディカラー「ダイヤモンドダスト・パール」をe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONに追加設定しています。Honda独自の超低床プラットフォームによる3列のゆとりある空間と風格のあるスタイリング、そして2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による優れた燃費性能と上質で力強い走行性能が特徴です。

車の概要:ホンダ オデッセイとは?
ホンダ オデッセイ(Honda Odyssey)は、1994年10月に初代モデルが登場し、日本におけるミニバンブームの火付け役となった記念すべき一台です。初代は「家族の幸せ」をテーマに、ホンダのクリエイティブ・ムーバー戦略の第一弾として開発され、ワンボックスカーのスペース・ユーティリティとセダンの爽快な走りや快適な乗り心地、安全性能を高次元で両立させたことが評価されました。初代から2代目までの販売台数は43万台以上を記録し、多くのファミリーユーザーに支持されました。
現行モデルは2013年に登場した5代目で、2022年に一度日本国内での販売を終了しましたが、2023年12月に中国生産モデルとして日本市場で再販売が開始されています。今回の2025年11月の一部改良モデルは、この5代目の最新バージョンとなります。オデッセイは初代以来、ミニバンでありながら走りにこだわる姿勢を貫いており、他の上級ミニバンと比較して全高が抑えられたスポーティなスタイルが特徴です。

ホンダ オデッセイのエクステリアデザイン
ホンダ オデッセイのエクステリアは、風格のあるスタイリングと低く構えたスポーティなフォルムが特徴です。特にe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONは、ブラックで統一された外装により上質な存在感を放ちます。新デザインのフロントグリルは開口部を拡大することでワイド感を強調し、水平基調の5本メッキバーに突起状の意匠を採用しています。




今回の改良では、日本初投入となる新色「ダイヤモンドダスト・パール」がe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONに追加されました。この特別色は66,000円のオプション価格となっています。その他にも、プレミアムヴィーナスブラック・パールやメテオロイドグレー・メタリックなど、グレードに応じて多彩なカラーラインアップが用意されています。
低床プラットフォームの採用により、ライバルのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアと比較して全長が90mm、全高が255mm抑えられており、スポーティで洗練されたシルエットを実現しています。ホンダ オデッセイのボディサイズは、全長4860mm、全幅1820mm、全高1695mmです。

ホンダ オデッセイのインテリアデザイン
ホンダ オデッセイのインテリアは、Honda独自の超低床プラットフォームによって実現された3列のゆとりある空間が最大の魅力です。特にe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONでは、ブラックで統一された内装にピアノブラック調の加飾パネルやブラックの木目調パネルが採用され、上質で洗練された空間を演出しています。

今回の一部改良では、顧客からの多くの要望に応える形で2列目大型ロールサンシェードが全グレードに標準装備されました。これにより、後部座席の乗員のプライバシー保護や日差し対策が向上しています。2列目シートは電動リクライニング機能とオットマンを装備しており、長距離ドライブでもゆったりとくつろげる空間となっています。
室内の機能面では、オプションでリア席モニターも装備可能で、映画鑑賞などのエンターテインメントも楽しめます。マルチビューカメラシステムやHondaスマートパーキングアシストシステムも設定されており、車庫入れや縦列駐車もサポートしてくれます。7人乗りの乗車定員で、家族や友人との快適な移動を実現する室内空間に仕上がっています。




ホンダ オデッセイの走行性能
ホンダ オデッセイは、2.0L DOHC i-VTECエンジンと高出力モーターを組み合わせたHonda独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載しています。このシステムにより、優れた燃費性能と上質で力強い走行性を両立させています。街乗りなどの低速走行時はほぼEV走行となり、静かでスムーズな走りを実現しています。
電気式無段変速機を採用しており、加速の反応は踏んでからすぐに反応してくれるため、ドライバーの意図に素直に応える走りが特徴です。高速道路での走行も安定感があり、直進安定性が高く横風にも強いため、安心して運転できます。静粛性もこのクラスのミニバンとして高いレベルにあり、振動や騒音を効果的に抑えています。
Honda独自の超低床プラットフォームと4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションにより、ミニバンでありながらセダンのような爽快な走りと快適な乗り心地を実現しています。最小回転半径は5.4mで、取り回しの良さも魅力の一つです。ホイールベースは2900mm、最低地上高は145mmとなっています。

ホンダ オデッセイの安全性能・運転支援
ホンダ オデッセイは、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を全グレードに標準装備しています。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサー、レーダーを検知システムに採用しており、高いレベルの安全性能を実現しています。
Honda SENSINGには、前走車や対向車、歩行者との衝突回避を支援する衝突軽減ブレーキ(CMBS)をはじめ、多数の先進安全技術が含まれています。そのほかにも、視界を拡張して安全確認をサポートする「マルチビューカメラシステム」や、夜間の歩行者などの早期発見に貢献する「LEDアクティブコーナリングライト」も標準装備されています。
オートブレーキホールド機能やメモリー機能も搭載されており、ドライビングをサポートする先進技術が充実しています。車庫入れや縦列駐車もサポートしてくれるHondaスマートパーキングアシストシステムや、車両の全方位を真上から見たような画像で確認できるマルチビューカメラシステムも設定されており、日常の運転をより安全で快適にします。
ホンダ オデッセイの価格
ホンダ オデッセイの価格は508.6万円からです。グレード構成は3タイプで、すべて2.0L DOHC i-VTEC+2モーターハイブリッドの「e:HEV」を搭載し、電気式無段変速機とFF駆動、7名乗車定員となっています。
各グレードの価格は以下の通りです。エントリーグレードの「e:HEV ABSOLUTE」が508万6,400円、中間グレードの「e:HEV ABSOLUTE・EX」が528万6,600円、最上級グレードの「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」が545万500円となっています。
ボディカラーは、グレードによって選択肢が異なります。「ダイヤモンドダスト・パール」は66,000円、「プレミアムヴィーナスブラック・パール」「メテオロイドグレー・メタリック」「プラチナホワイト・パール」は44,000円のオプション価格となります。なお、価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれていません。

ホンダ オデッセイの発売時期
ホンダ オデッセイの一部改良モデルは、2025年11月7日(金)に発売されました。今回の改良は、顧客からの多くの要望に応える形で実施され、2列目大型ロールサンシェードの全グレード標準装備化と、日本初投入となる新色「ダイヤモンドダスト・パール」の追加が主な内容となっています。
現行の5代目モデルは2013年に登場し、2022年に一度日本国内での販売を終了しましたが、2023年12月に中国生産モデルとして日本市場で再販売が開始されていました。今回の2025年11月の改良は、再販売後の最初の大きな変更となります。
ホンダ オデッセイは日本で発売されるか
ホンダ オデッセイは日本国内で正式に販売されています。現行の5代目モデルは2013年に日本で発売され、2022年に一度販売を終了しましたが、2023年12月に中国生産モデルとして日本市場での再販売が開始されました。
2025年11月7日に発売された一部改良モデルも、日本国内向けに正式に販売されており、全国のホンダディーラーで購入可能です。価格はメーカー希望小売価格として設定されており、詳細については販売会社に問い合わせることができます。
現在、日本で販売されているオデッセイは、中国の広汽本田で生産されたモデルですが、日本市場向けの仕様として提供されています。ホンダの上級ミニバンとして、日本国内でも継続して販売される見込みです。
ホンダ オデッセイをあえて辛口で評価します
ホンダ オデッセイをあえて辛口で評価します。現行の5代目モデルは2013年に登場しており、設計が12年以上前のものである点は否めません。ライバルのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアが2023年に8年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたのに対し、オデッセイは基本設計の古さで大きく後れを取っています。
また、2022年に一度日本での販売を終了し、2023年に中国生産モデルとして復活したという経緯も、ブランドイメージとしては決して好材料とは言えません。かつては日本のミニバンブームを牽引した名車でしたが、現在の市場での存在感は薄く、2025年1~4月の平均月販台数は872台と決して多くありません。
走行性能面では、ロードノイズが少し目立つという指摘もあり、静粛性において最新のライバル車には及ばない部分があります。さらに、低床プラットフォームによるスポーティなスタイルは魅力的ですが、全高が抑えられているため、室内の開放感ではアルファードやヴェルファイアに劣ります。価格面でも508万円からと決して安くはなく、最新モデルのライバル車と比較してコストパフォーマンスの面で疑問が残ります。
ホンダ オデッセイのライバル車
ホンダ オデッセイのライバル車は、国産Lクラスミニバンのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアと日産・エルグランドです。これらは日本の上級ミニバン市場において競合する主要モデルとなっています。
トヨタ・アルファード/ヴェルファイアは、2023年に8年ぶりのフルモデルチェンジを果たした最新モデルで、ボディサイズは全長4950mm×全幅1850mm×全高1950mmとオデッセイよりも大きく、特に全高が255mm高くなっています。ホイールベースは3000mmで、室内の広さと存在感で優位に立っています。
日産・エルグランドは2010年に登場したモデルで、オデッセイよりもさらに古い設計となっています。エルグランドはエンジン車のみのラインアップで、パワーに優れる一方、燃費性能ではオデッセイのハイブリッドシステムに劣ります。3モデルを比較すると、オデッセイは燃費が良く、エルグランドはパワーに優れ、アルファードはパワーと燃費のバランスが良いという特徴があります。
ホンダ オデッセイの主要スペック
まとめ
ホンダ オデッセイは、2025年11月7日に一部改良モデルが発売され、2列目大型ロールサンシェードの全グレード標準装備化と日本初投入の新色「ダイヤモンドダスト・パール」の追加が実施されました。1994年の初代デビューから日本のミニバン市場を牽引してきた名車であり、現行の5代目モデルは2013年に登場し、2023年に中国生産モデルとして日本市場に復活しています。Honda独自の超低床プラットフォームによる3列のゆとりある空間と、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による優れた燃費性能と力強い走行性が特徴で、全グレードに「Honda SENSING」を標準装備した高い安全性能も魅力です。価格は508万6,400円から545万500円で、ライバルのアルファード/ヴェルファイアやエルグランドと競合する上級ミニバンとして、スポーティなスタイルと走りの良さを求めるユーザーに適した一台となっています。



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