BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディション:初の6速MT仕様 価格 1200万円

2024年8月22日、BMWは新型BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションを公開しました。この新モデルは、初の6速MTを採用し、スポーティなツーリングと純粋な運転の喜びを融合させた、魅力的なロードスターとして登場しました。

車の概要:BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションとは?

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディション(BMW Z4 M40i Pure Impulse Edition)は、BMWのZ4シリーズの最新モデルです。Z4は1989年に初代モデルが登場して以来、スポーティで洗練されたロードスターとして進化を続けてきました。現行モデルは3代目にあたり、2018年にデビューしました。今回のピュアインパルスエディションは、Z4シリーズの中でも特に高性能なモデルとして位置づけられています。

このモデルの最大の特徴は、250kW/340hpを発生する3.0リッター直列6気筒エンジンと、初めて採用された6速マニュアルトランスミッションの組み合わせです。外観では、エクスクルーシブなフローズンディープグリーンメタリックを含む8色のボディカラーが用意されています。また、高光沢ブラックの外装ミラーキャップや、フロント19インチ、リア20インチの異径ホイールが特徴的です。シャシーにも大幅な改良が加えられており、フロントアクスルのより剛性の高いアンチロールバークランプ、専用の追加スプリング、電子制御ダンパーのAdaptive Mシャシスの特別なマップなどが採用されています。これらの改良により、コーナリング性能が向上し、よりピュアな運転体験を実現しています。

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションの走行性能

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載。このエンジンは、250kW/340hpの最高出力を5,000-6,500rpmで発揮し、500Nmの最大トルクを1,600-4,500rpmで生み出します。この強力なエンジンにより、0-100km/h加速は6速マニュアルトランスミッション搭載モデルで4.6秒、8速スポーツステップトロニックトランスミッション搭載モデルで4.5秒という印象的な数字を記録しています。

注目すべきは、このモデルで初めて採用された6速マニュアルトランスミッションです。このトランスミッションは、BMW Z4 M40i専用に開発されたもので、M専用のコンポーネントを使用しています。これにより、ドライバーとマシンの直接的な繋がりが強化され、より感情的で直感的な運転体験を提供します。

シャシー技術も純粋なロードスターとしての性格を強調するために、改良されています。アダプティブMサスペンションの電子制御ダンパーは、ピュアインパルスエディション用に特別なソフトウェアチューニングが施されています。フロントとリアのアクスルには専用の追加スプリングが装着され、フロントにはより剛性の高い専用のアンチロールバークランプが採用されています。さらに、可変スポーツステアリングのソフトウェアも新たに調整され、トラクションコントロールとMスポーツディファレンシャルにもモデル固有の制御ロジックが採用されています。これらの改良により、よりシャープなハンドリング特性が実現し、ピュアな運転を楽しむドライバーの期待に応えています。ホイールサイズにも注目すべき変更が加えられました。2024年モデルのBMW Z4 M40iでは初めて、フロントとリアで異なるサイズのホイールが採用されています。フロントに19インチ、リアに20インチのMライトアロイホイールを装備することで、走行安定性とコーナリング性能が向上しています。

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションのエクステリアデザイン

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションは、スポーティでエレガントなロードスターの魅力を存分に引き出すエクステリアデザインを採用しています。

ピュアインパルスエディションは8色のボディカラーから選択できます。中でも注目すべきは、このエディション専用のフローズンディープグリーンメタリックです。このカラーは、車体の曲線を美しく際立たせ、高級感と個性を演出しています。

サイドビューでは、ハイグロスブラックの外装ミラーカバーが目を引きます。これにより、スポーティな印象がさらに強調されています。また、このモデルでは初めて採用された異径ホイールも特筆すべき点です。フロントに19インチ、リアに20インチのMライトアロイホイールを装備しており、これにより力強さと洗練されたスタイルを両立しています。またリアホイールアーチ周辺の気流を整える専用設計のフラップ、Mスポーツブレーキ用の赤いブレーキキャリパーも装備しています。

さらに、ソフトトップを採用することで、クラシックなロードスターの魅力を残しつつ、現代的なデザイン要素を取り入れることに成功しています。ソフトトップは電動で開閉可能で、走行中でもスムーズにオープンエアドライビングを楽しむことができます。

BMW Z4 M40iのボディサイズ

BMW Z4 M40iのサイズは、全長4,335mm、全幅1,865mm、全高1,305mmです。

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションのインテリアデザイン

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションのインテリアは、純粋な運転の喜びを追求するために設計された、現代的で洗練されたスポーツカーの雰囲気を醸し出しています。

このモデルの内装の特徴は、Mスペシフィックなデザイン要素と、いくつかの専用ディテールにあります。最も目を引くのは、6速マニュアルトランスミッションを操作するための、モデル専用スリーブを備えたMギアシフトレバーです。センターコンソールに配置されたこのシフトレバーは、ドライバーとマシンの直接的な繋がりを象徴しています。

シートには、ブラックのMパイピングが施されたコニャック色のVernascaレザートリムが採用されています。このエクスクルーシブな色合いと仕上げは、豪華さとスポーティさを見事に融合させており、BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションならではの特別感を演出しています。

インテリアトリムストリップには、ブラックハイグロス仕上げが採用されており、全体的な雰囲気を引き締めています。この光沢のある黒のアクセントは、コックピット全体に洗練された印象を与えています。ドライバー中心のコックピットデザインと、一体型ヘッドレストを備えたモデル専用スポーツシートも、このモデルの特徴です。これらの要素により、ドライバーは運転に集中しやすい環境に身を置くことができます。

インテリア全体としては、前方に向かって流れるようなクリーンなラインと、厳選された場所に配置されたトリム面が特徴的です。この設計により、スポーティでありながらも洗練された雰囲気が醸成されています。BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションのインテリアは、高級感とスポーティさを巧みに融合させ、オープンカーならではの爽快な運転体験を最大限に引き出すよう設計されています。

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションの価格

欧州での新型BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションの価格は約1,200万円(75,300ユーロ)です。

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションは日本で発売される?

現時点で、BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションの日本市場への導入は未定となっています。日本でのBMW Z4の販売は継続されていますが、このピュアインパルスエディションについては、まだ正式な発表がありません。

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションのライバル車

BMW Z4 M40i ピュアインパルスエディションの主なライバル車として、以下のモデルが挙げられます:

  1. ポルシェ 718 ボクスター:
    • 同じく2シーターオープンスポーツカーで、優れたハンドリング性能を誇ります。
    • 4気筒ターボエンジンモデルから6気筒自然吸気エンジンモデルまで幅広いラインナップを持ちます。
  2. アウディ TT ロードスター:
    • コンパクトなボディサイズと洗練されたデザインが特徴です。
    • quattroシステムによる高い走行安定性を備えています。
  3. ジャガー Fタイプ コンバーチブル:
    • V6エンジンモデルからV8エンジンモデルまで、幅広いパワートレインを用意しています。
    • 英国車ならではの高級感と走りの楽しさを両立しています。
  4. メルセデスAMG SLC:
    • コンパクトなハードトップ・コンバーチブルで、高性能と快適性を兼ね備えています。
    • AMGモデルは高出力エンジンを搭載し、スポーティな走りを実現しています。
  5. トヨタ スープラ:
    • BMWとの共同開発車両であり、Z4と多くの部分を共有しています。
    • クーペボディを採用し、よりスポーティな外観と剛性の高さを特徴としています。

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