R35型日産GT-RでスカイラインGT-Rを再現した世界36台限定夢のカスタマイズカー

日産GT-R(R35型)を日産スカイラインGT-R(R34型)風にオーダーメイドでデザインするという夢のようなカスタマイズカーが登場しました。これはArtisan Vehicle Design(アーティザンヴィークルデザイン)という英国ロンドンの企業が発表したArtisan GT-R(アーティザン GT-R)というモデルで、世界限定36台が販売される予定です。

車の概要:Artisan GT-Rとは?

Artisan GT-Rは日産 GT-Rの6代目となる現行モデルのR35型をベースとしたカスタマイズカーです。R35 GT-Rをオーダーメイドでデザインし、ボディ全体をフルカスタムデザインで作り替えています。過去のスカイライン GT-Rの日本らしいデザイン性を活かしたコンセプトを持っています。R35 GT-RをベースにスカイラインGT-Rを彷彿とさせる横長のヘッドライトや丸型4連テールランプなどのデザインを再現。さらにカーボンファイバー製のボディを採用。他に類を見ないような美しいオーバーホールを実現しています。

Artisan Vehicle Designによるこのプロジェクトの発端は、同社の共同創業者でリードデザイナーのロマン・ミヤ(Roman Miah)氏の独創的なアイデアから始まりました。彼は、「もし現代の日産GT-Rのバージョンで、過去のスカイラインGT-Rの後継車があるならば、どのようなクルマになるか」という疑問をを投げかけました。R35型GT-Rに、過去のスカイラインGT-Rが持っていた時代を超越したデザイン要素を融合させることを目指しました。

Artisan GT-Rのエクステリアデザイン

Artisan GT-Rのエクステリアは往年の伝説的なスカイラインGT-Rを彷彿とさせるデザインへと生まれ変わっています。カクついたボクシーで力強いスタンスでありながら流線型のプロポーション。

特徴的なのがフロント、リアのライトです。ヘッドライトは横長の鋭くアグレッシブな形状で、GT-Rの新しい顔を作り上げました。テールライトは丸型4連の新しくもレトロな印象のスポーティなデザイン。

現行モデルのボディパネルは全て取り外され、最高品質のカーボンファイバー製ボディを装着し、再塗装されています。超軽量ボディパネルによって剛性を高めつつ新たな走行体験を実現します。

「トラックパッケージ」と「アルティメットパッケージ」の2種類が用意されています。注目すべきは、R33型スカイライン GT-Rに初めて設定された「ミッドナイトパープル」など、伝統的なカラーバリエーションの選択肢も用意されている点です。

Artisan GT-Rのインテリアデザイン

Artisan GT-Rのインテリアはスポーツ性能と高級感を高い次元で両立しています。素材としては最高級のアルカンターラレザーやカーボンファイバーなどが使用されています。また、Artisan独自のカーボンスポーツシート、ステアリングホイール、シフターなど、オーダーメイドでエクスクルーシブな室内空間を作り上げることができます。

Artisan GT-Rの製造

この特別なカスタマイズGT-Rは、ドイツのハノーバーで製造されます。

購入客は既存の日産GT-R R35モデルを持ち込むか、欧州でR35 GT-Rの車両を調達することが必要となっています。Artisan Vehicle Designが車両の調達を支援するサービスも提供しています。

Artisan GT-Rの価格

Artisan GT-Rの価格は公表されていません。

Artisan GT-Rの発売時期

Artisan GT-Rは2024年に世界限定36台のみの販売が予定されています。

まとめ

Artisan Vehicle DesignのGT-Rは車好きにとって夢のようなプロジェクトではないでしょうか。過去の伝説的なモデルを、現行のモデルをカスタマイズし新たな解釈を加えることで最新モデルとして作り上げるクルマ。このような構想が立ち上がるごとに、立ち消えとなるプロジェクトは多いので、本プロジェクトが市販化までたどり着いたことは非常に喜ばしいことです。今後もこのような夢のクルマを作り出すプロジェクトが世界中で出てくることを期待しましょう。

Artisan Vehicle Design 公式ページはこちら(英語)

コメント

タイトルとURLをコピーしました