日産自動車が2025年9月19日に新型日産 ルークス(Nissan Roox)を発表しました 。8月22日に先行公開されていた軽スーパーハイトワゴンの新型モデルで、発売時期は2025年秋を予定しています 。従来の軽自動車の常識を打ち破る全方位での進化を遂げた一台として、日産が自信を持って投入する戦略的モデルとなっています 。
車の概要:日産 ルークスとは?
ルークスは日産自動車が販売する軽スーパーハイトワゴンで、車名の由来は「Room」と「Max」を掛け合わせた造語です 。最大の部屋という意味合いを持ち、軽自動車としては非常に広い室内空間を最大の特徴としています 。2009年12月に初代がスズキからのOEM供給により誕生し、2014年にデイズルークスに車名変更、そして2020年3月に現行の3代目ルークスとして生まれ変わりました 。今回発表されたモデルは、この3代目の最新型にあたります 。

日産 ルークスのエクステリアデザイン
新型ルークスのエクステリアは「かどまる四角」をモチーフとしたデザインを採用しています 。このデザインコンセプトにより、軽自動車らしい親しみやすさと上質感を両立させた外観に仕上がっています 。特に注目すべきは、日本の伝統的な建築様式である「唐破風(からはふ)」にインスピレーションを受けた新たな2トーンカラーの採用です 。フロントグリルには躍動感あるVモーションが配され、日産らしいダイナミックな表情を演出しています 。
新型日産ルークスのボディサイズは、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,780mmとなっています 。





日産 ルークスのインテリアデザイン
新型ルークスのインテリアは、リビングルームのような心地よい空間の実現をコンセプトとしています 。室内空間の広さは軽自動車の概念を覆すもので、室内寸法は長さ2,200mm、幅1,335mm、高さ1,400mmを確保しています 。後席のロングスライド幅は770mmに達し、大人が足を組んで座れるほどの余裕を提供します 。特別仕様車のAUTECH LINEでは、ルークスで唯一のブラック基調のインテリアを採用し、防水機能を兼ね備えた専用の合皮素材を使用することで、アクティブなシーンでも安心して使用できる設計となっています 。
日産 ルークスの走行性能
新型ルークスには、BR06自然吸気エンジンとBR06インタークーラーターボエンジンの2種類のパワートレインが設定されています 。全グレードにマイルドハイブリッドシステムが搭載され、優れた燃費性能を実現しています 。自然吸気エンジンは2WDで20.9km/L、4WDで19.0km/Lの燃費性能を達成し、ターボエンジンでも2WDで19.2km/L、4WDで17.5km/Lという高い燃費数値を記録しています 。CVT(無段変速機)との組み合わせにより、滑らかで効率的な走りを提供します 。


日産 ルークス AUTECH LINEとは?
AUTECH LINEは、新型ルークスをベースとしたカスタマイズモデルで、「クール&アグレッシブ」を商品コンセプトに開発されました 。専用デザインのフォグランプフィニッシャー、15インチアルミホイール、シルバー色ドアミラーを採用し、標準モデルよりもスタイリッシュな外観に仕上がっています 。最大の特徴は新型ルークスで唯一のブラック基調のインテリアで、防水機能を備えた専用合皮シートを使用することで、アクティブなシーンでも汚れを気にせず使用できます 。グレードは「AUTECH LINEターボ」と「AUTECH LINEターボ プロパイロットエディション」の2種類で、価格は225.83万円から234.85万円となっています 。

日産 ルークスの安全性能・運転支援
新型ルークスには「インテリジェント アラウンドビューモニター」(移動物検知、3Dビュー機能付)をはじめとする多くの先進運転支援技術が搭載されています 。プロパイロットエディションでは、高速道路での運転をサポートするプロパイロット機能も利用可能です 。これらの先進技術により、日常の運転から高速道路まで、ドライバーの負担軽減と安全性向上を図っています 。
日産 ルークスの価格
新型日産ルークスの価格は167.2万円からとなっています 。2WDモデルでは、エントリーグレードのSが167.2万円、Xが173.91万円、ハイウェイスターXが191.95万円で設定されています 。プロパイロットエディションでは210.54万円からとなり、最上級のハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディションは224.95万円です 。4WDモデルは各グレードで約15万円程度の価格上昇となり、最も高額なグレードは236.39万円となっています 。

日産 ルークスの発売時期
新型ルークスの発売時期は今秋を予定しています 。2025年9月19日に正式発表されており、具体的な発売日については後日発表される見込みです 。
日本で発売されるか
新型ルークスは日産自動車の国内向けモデルとして開発されており、日本市場での販売が確定しています 。全国の日産ディーラーで取り扱われ、AUTECH LINEや助手席スライドアップシートなどの特別仕様車も同時に発売予定です 。
日産 ルークスをあえて辛口で評価します
ルークスをあえて辛口で評価します 。価格設定については、エントリーグレードでも167万円からという設定は軽自動車としては決して安価とは言えません 。特にプロパイロット搭載モデルでは200万円を超える価格となり、コンパクトカーとの価格競争力に疑問が残ります 。また、3代目として登場した現行モデルですが、歴史的に見るとスズキOEM、三菱主導開発と変遷しており、日産独自の軽自動車としての一貫性に欠ける面があります 。室内の広さを謳う一方で、全高1,780mmという設定は立体駐車場での制約を受ける可能性もあります 。

日産 ルークスのライバル車
ルークスの主要なライバルは、同じく軽スーパーハイトワゴンカテゴリーのスズキ スペーシア、ダイハツ タント、ホンダ N-BOXが挙げられます 。これらのモデルは価格帯、室内空間、燃費性能で激しく競合しており、特にN-BOXは軽自動車販売台数でトップの座を維持し続けています 。スペーシアはマイルドハイブリッド技術、タントはミラクルオープンドア、それぞれが独自の特徴で差別化を図っています 。
まとめ
2025年9月に発表された新型ルークスは、日産が軽自動車市場で巻き返しを図る戦略的モデルとして登場しました。「かどまる四角」デザインと唐破風からインスピレーションを得た2トーンカラー、リビングルームのような室内空間など、従来の軽自動車の概念を超える価値提案を行っています。価格は167.2万円からと決して安価ではありませんが、インテリジェント アラウンドビューモニターやプロパイロットなど先進技術の充実度を考慮すれば、妥当な設定といえるでしょう。今秋の発売に向けて、N-BOXを筆頭とする激戦区での健闘が期待される一台です。



コメント