トヨタ ハイラックス:特別仕様車 Z“Revo ROCCO Edition”で三菱新型トライトンを迎え撃つ

トヨタは2023年12月22日、ピックアップトラックのハイラックスのラインナップに新たな息吹を吹き込む形で、特別仕様車Z“Revo ROCCO Edition”を発表しました。これは、ハイラックスの堅牢さに新しいデザインの洗練を融合させたモデルであり、よりタフでよりアグレッシブなスタイルのピックアップトラックが登場します。日本のピックアップトラック市場ではハイラックスの牙城ですが、三菱が新型トライトンを日本再導入する予定となっています。この特別仕様車でトライトンと競合することとなります。

車の概要:ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”とは?

トヨタ ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”とは、よりアグレッシブなデザインをまとった特別仕様車です。ホイールやタイヤ、グリル、バンパー、オーバーフェンダーなど、専用装備を採用しています。海外ではすでに導入されており、日本でも発売されることとなりました。

力強く、走破性も高いタフなハイラックスですが、そのタフなイメージをさらに強調するモデルとなっています。まさに荒々しい顔つきのタフな相棒です。

トヨタ ハイラックスとは?

ハイラックスは1968年に初めて登場し、トヨタの代表的なミディアムサイズピックアップトラックとして長きにわたり愛されてきました。耐久性と実用性を兼ね備え、特に悪路走破性と信頼性で高い評価を受けています。ハイラックスは、荷物と乗員を多く運べるピックアップトラックの実用性と、堅牢なラダーフレームシャシや本格的なパートタイム四輪駆動システムを採用している点が特徴です。現行モデルは海外では2015年に、日本では2017年に発売された8代目ハイラックスです。

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”のエクステリアデザイン

ハイラックスZ“Revo ROCCO Edition”のエクステリアは、特別仕様車ならではのアグレッシブなスタイルが特徴です。18インチのホワイトレタータイヤとブラック塗装+切削光輝のアルミホイール、専用意匠のラジエーターグリル、前後のバンパー、オーバーフェンダーなどが、強力な存在感を放っています。また、照明付きデッキバー、ベッドライナー、テールゲートリフトアシストなどの装備も備え、実用性とデザイン性を高めています。ボディカラーはオキサイドブロンズメタリック、プラチナホワイトパールマイカ、アティチュードブラックマイカの3色が用意されています​​​​​​。

ハイラックスのサイズ(ベースモデル)は、全長5325mm、全幅1900mm、全高1800mmとなっています。

トヨタはこの新型ハイラックスZ“Revo ROCCO Edition”によって、従来のピックアップトラックのイメージを一新し、よりダイナミックでスタイリッシュな外観を求めるユーザー層を取り込むことを狙っています。

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”の走行性能

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”の走行性能はベースモデルと差異はありません。ここではハイラックス自体の走行性能について解説します。

  • エンジン性能: ハイラックスには、直列4気筒 2.4Lディーゼルエンジンが搭載されており、最高出力150PS、最大トルク400Nm、燃費11.7km/Lと、パワフルな動力性能と優れた燃費性能を実現しています。これにより、さまざまな道路状況でクリーンかつ効率的な走行が可能です​​。
  • フレームとサスペンション: 高剛性フレーム構造とタフなサスペンションにより、路面からの強い衝撃を吸収し、厳しい路面状況でもしっかりと路面を捉えることができます​​。
  • 駆動システム: パートタイム4WDシステムにより、路面状況に応じて駆動方式を切り替えることが可能。市街地や高速道路では2WD(H2)モード、悪路や氷雪路では4WD(H4)モード、さらに泥ねい地や急な坂道ではローレンジ4WD(L4)モードに切り替えられ、あらゆる環境に対応できます​​。
  • トランスミッション: スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6 Super ECT)とシーケンシャルシフトマチックにより、スムーズな変速フィーリングと効率的な動力伝達を提供します​​。
  • その他の機能: リヤデフロックによる走破性の向上​​、オートLSDによるトラクション性と車両コントロール性の向上​​、ヒルスタートアシストコントロール(HAC)とダウンヒルアシストコントロール(DAC)による坂道での運転サポート​​​​、静粛性の確保​​など、走行性能を支える多様な機能が備わっています。

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”の価格

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”の価格は477万円です。

ちなみにハイラックスの価格は407万円からで、この特別仕様車はハイラックスの最上級モデルとなります。

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”の発売時期

ハイラックス特別仕様車 Z“Revo ROCCO Edition”は2023年12月22日に受注を開始しました。そして発売日は2024年5月ごろの予定です。

ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”のライバル車

ハイラックスの競合モデルとして、三菱 トライトンが挙げられます。

現在は日本での販売はありませんが、2024年2月に日本販売が復活する予定となっています。三菱トライトンについて詳しくは以下の記事で解説しています。

まとめ

日本では馴染みの浅いピックアップトラックですが、三菱の新型トライトンが日本上陸するというニュースが話題になりました。トヨタはハイラックスの牙城を守るべく特別仕様車を投入。また、来年にもフルモデルチェンジを発表するのではないかと見られています。今後この2台の競合やピックアップトラック市場がどうなるか要チェックです。

トヨタ ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition” 公式ページはこちら

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