フォルクスワーゲン ジャパンは2024年7月3日、日本市場での販売強化を目指し、新型5モデルを同時発表しました。2024年下期に販売活動を開始し、順次出荷を開始することを発表しました。今回発表されたのは、新型T-Cross、ティグアン、パサート、ゴルフ、ゴルフ ヴァリアントの5モデルです。
フォルクスワーゲンは「ピープルズカー」ブランドの使命として、先進技術や高い品質を幅広いモデルに展開し、多様なパワートレインの選択肢を用意していく方針です。
VW 新型T-Cross発表
フォルクスワーゲン T-Cross(Tクロス)は2020年の日本導入以来、3年連続で輸入SUV登録台数No.1(自社調べ)を獲得するなど、高い人気を誇るモデルです。今回のマイナーチェンジでは、好評のボディサイズはそのままに、安全性を向上させました。また、カラフルな新色3色を含む全8色のラインナップを設定するなどエクステリアをブラッシュアップし、内装も質感を大幅に向上させています。
新型T-Crossは7月6日(土)より予約注文受付を開始し、9月下旬以降の出荷開始を予定しています。
新型T-Crossについては以下の記事で詳しく紹介しています。
VW 新型ティグアン発表
フォルクスワーゲン ティグアン(Tiguan)は2007年の初代モデル導入以来、全世界で760万台以上の販売を達成し、2019年以降はフォルクスワーゲン グループの最量販モデルとなっています。7年ぶりのフルモデルチェンジとなる3世代目の新型ティグアンは、MQB アーキテクチャーの進化版であるMQB evoを採用し、上級セグメントの先端技術を惜しみなく投入しています。
パワートレインには「Tiguan」として初となる1.5L eTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、日本でも人気の高い2.0TDIクリーンディーゼルエンジンにフルタイム4WDシステム4MOTIONを組み合わせた魅力的なラインナップを用意しています。
新型ティグアンは9月より予約注文の受付を開始し、11月以降に出荷開始を予定しています。
新型ティグアンについては以下の記事で詳しく紹介しています。
VW 新型パサート発表
フォルクスワーゲン パサート(Passat)は1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るロングセラーモデルで、フォルクスワーゲンの伝説的なベストセラー ビートル(Beetle)を超える3,400万台以上が販売されてきました。9年ぶりにフルモデルチェンジされた9世代目新型パサートは、新型ティグアンと同じくMQB evoアーキテクチャーを採用しています。
従来よりボディを拡張し、後席の居住性の向上に加え、荷室においても、ひとつ上のセグメントの中でも最大級の積載能力を有するなど、様々な用途・ライフスタイルに適応できる進化を遂げています。パワートレインは1.5L eTSIマイルドハイブリッドシステム(FWD)と、2.0LTDIクリーンディーゼルエンジンとフルタイム4WDシステム4MOTIONの組み合わせに加えて、EVモードで120km以上もの走行を可能にするプラグインハイブリッドをラインナップしています。
新型パサートは9月より予約注文の受付を開始し、11月以降に出荷開始を予定しています。
新型パサートについては以下の記事で詳しく紹介しています。
VW 新型ゴルフ、新型ゴルフ ヴァリアント発表
1974年のデビュー以来50年間、たゆまぬ進化を続けてきたフォルクスワーゲンのベストセラー フォルクスワーゲン ゴルフ(Golf)は、実用ハッチバックのベンチマークとしてつねにコンパクトハッチバックの性能水準を引き上げ続けてきました。3年ぶりのマイナーチェンジとなる新型ゴルフ、ゴルフ ヴァリアント(Golf Variant)はインフォテイメントシステムを刷新するとともに、内外装をブラッシュアップしています。日本初採用のイルミネーションつき「VW」エンブレムが精悍なフロントデザインをより一層際立たせます。
パワートレインは2種類の出力をもつ1.5L eTSIエンジン(85kW/116PSまたは110kW/150PS)、先代に引き続き設定されるデュアルAdBlue噴射機構のツインドージングシステムを備えた2.0L TDIエンジンがラインナップされます。またハッチバック伝統のスポーツグレード「GTI」には2.0L TSI 195kW/265PSエンジンが搭載されます。
新型ゴルフ、新型ゴルフ ヴァリアントは9月より受注活動を開始し、2025年1月以降に出荷開始を予定しています。
新型ゴルフ、新型ゴルフ ヴァリアントについては以下の記事で詳しく紹介しています。
フォルクスワーゲンの今後の計画
フォルクスワーゲンは、2021年に発売を開始したフル電動SUV「ID.4」に加え、2025年にはID.シリーズ第2弾となる「ID. Buzz」の導入を予定しています。これは2050年までに脱炭素化社会の実現に貢献する狙いがあります。
一方で、今回発表の5モデルに加え、今後も環境性能を高めた魅力的な内燃機関搭載モデルラインナップも引き続き強化していく「2ピラー ストラテジー(2本柱戦略)」を推進していく方針です。
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