新型メルセデスAMG GLA最上位モデル発売:スポーツカー並みの小型SUV 価格は1032万円

2024年3月28日、メルセデス・ベンツ日本が高性能コンパクトSUVのAMG GLAに最上位モデルの新型メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+を追加しました。この新型車は国内のメルセデス・ベンツ正規販売店での販売を開始しました。メルセデスAMG GLAは2014年のデビュー以来、コンパクトながら高性能な走りを楽しめるSUVとして世界中で人気のモデルです。

(画像は欧州仕様です)

車の概要:メルセデスAMG GLAとは?

メルセデスAMG GLAとはドイツの高級車メーカー メルセデス・ベンツの高性能部門メルセデスAMGが製造するコンパクトSUVです。メルセデス・ベンツ GLAをベースとしたハイパフォーマンスモデルです。2014年に初代AMG GLAが発売され、2020年に2代目へフルモデルチェンジした新型メルセデスAMG GLAが登場しました。そして今回AMG GLAの最上位に位置するグレードの新型メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+が追加設定されました。このモデルはスポーツカー並みのエンジン性能を誇るSUVです。

メルセデスAMG GLAのエクステリアデザイン

新型メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+はスポーティさを増したエクステリアが特徴的です。

特にフロント部分では、鋭い印象を与える新しいヘッドライトデザインを採用。さらに、見た目にも新鮮なフロントバンパーと、ボンネットのエンブレムも新デザインに一新されました。これらの変更により、車両の顔つきはより洗練された印象を受けるものとなっています。

リアに目を向けると、LEDリアコンビネーションランプのデザイン変更により、リアビューもまた、よりシャープで印象的なものに仕上がっています。この新しいデザインは、見る者に強い印象を与え、車両の存在感を一層際立たせています。

足元には、スポーティさを一層強調する21インチAMGアルミホイールが新たに採用され、全体のスタイルを引き締めます。また、外装色のオプションには、「ハイテックシルバー」と「スペクトラルブルー」という新色が追加され、個性的で鮮やかな色彩が、車両の魅力を一層引き立てています。

メルセデスAMG GLAのインテリアデザイン

新型メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+には、直感的な操作が可能な革新的なステアリングホイールが取り入れられました。この新世代ステアリングホイールは、未来を感じさせる3本のツインスポークデザインで、スポーティさをさらに強調しています。ナビゲーションやインストルメントクラスターの各種設定、安全運転支援システムの調整も、手元で容易に行えるように設計されています。

また、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック機能を使用している際のハンズオフ検知機能に、従来のトルク感知方式ではなく、新たにステアリングホイールのリムに組み込まれた静電容量式センサーパッドを採用。これにより、ステアリングホイールへのトルクがなくても、ドライバーの手がホイールに触れているかを正確に検知し、より快適な運転支援を実現します。さらに、センターコンソールにあったタッチパッドを取り除くことで、インテリアのデザインを一層洗練されたものにしました。

運転モードは、6つの設定が用意され、センターコンソールのAMG DYNAMIC SELECTやAMGパフォーマンスステアリングのスイッチから、さまざまなドライビングシーンに合わせた最適な制御を選択可能です。エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾーストシステム、ステアリングの挙動を、各ドライブモードごとに調整することができます。

さらに、ドライブモードとは独立して操作可能なマニュアルシフトモードへの切り替えなど、車両の詳細な設定は、センターコンソールに配置された液晶表示ボタンで簡単に行えます。

また、メルセデス・ベンツが誇る先進の対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」が標準で搭載されています。「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」というキーワードによって起動するボイスコントロール機能を備えており、この音声認識システムは、ナビゲーション入力、電話の発信・受信、音楽の選択、気象情報の確認から、クライメートコントロールや各種ヒーター、照明操作に至るまで、幅広いインフォテインメント機能に対応しています。操作方法は音声認識だけに留まらず、タッチスクリーンやステアリングホイールに設置されたタッチコントロールボタンを通じて、多様な操作が可能です。これにより、ドライバーは運転状況や好みに応じて、最適な操作方法を選択できます。

さらに、MBUXシステムには、拡張現実(AR)技術を用いたナビゲーション機能が採用されています。従来のナビゲーションが目的地設定後に地図上で進むべき道をハイライトするのに対し、新型では車両前方の実際の景色を画面に映し出し、その上に進むべき道を示す矢印を表示することで、より直感的で分かりやすい案内を実現しています。

Dolby Atmos®技術を採用したBurmester®サラウンドサウンドシステムを搭載し、これまでにないほどの没入感を提供するサウンド体験を実現しています。この革新的なシステムは、車内の音響空間を一新し、リスナーを包み込むような豊かで立体的な音楽体験を提供します。

メルセデスAMG GLAの走行性能

メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+には、ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC(カムトロニック)」を搭載した「M139」と呼ばれる2.0リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載されており、最高出力421PS (310kW)と最大トルク500Nmを発揮します。このエンジンは、特に5,000から5,250rpmの範囲で最大トルクを発生し、トルクカーブが自然吸気エンジンに近い性質を持ち合わせているため、ドライバーにはエモーショナルな加速感を提供します。

また、吹き上がりやレスポンスの向上にも注力され、レブリミットを7,200rpmまで引き上げることで、ピュアスポーツカーに匹敵するエンジン性能を実現しています。エンジンの設計では、空力性能と操縦性能の向上に貢献するため、ターボチャージャーとエキゾーストマニホールドをエンジンの後方に配置し、インテークマニホールドなどの吸気系をエンジンの前方に配置するという独特のレイアウトが採用されています。この配置により、エンジン搭載位置をより低くすることができ、操縦性能だけでなく空力性能にも好影響を与えています。

エンジンのシリンダーブロックは、クローズドデッキ構造を採用しており、最大160barの燃焼圧を可能にしています。さらに、シリンダーライナーには摩擦を低減するために特許技術であるNANOSLIDE®のコーティングが施されており、エンジンの効率と耐久性を高めています。

メルセデスAMGがドイツのアファルターバッハにある本社で製造しているM139エンジンは、「One man – one engine」という製造哲学に基づいており、厳格な品質基準を遵守しながら、一人の専門技術者(マイスター)が一台のエンジンを最初から最後まで手作業で組み立てるという生産方式を採用しています。この独自のアプローチは、メルセデスAMGのエンジンが特別な存在であることを象徴しており、各エンジンが熟練の技術者によって丁寧に製造されていることを保証しています。

このM139エンジンと組み合わされているAMG スピードシフト DCT 8速デュアルクラッチトランスミッションは、全速度域にわたって自然な加速感を提供します。このトランスミッションは、迅速なギアチェンジと、シフトアップ時に最適なギアが選択されるように精密に調整されており、運転者には俊敏かつダイナミックな加速と減速体験を提供します。また、エグゾーストシステムには自動制御のフラップが装備されており、選択したドライブモードに応じて、エキゾーストの音色をバランス良いものから、モータースポーツを彷彿とさせる刺激的なサウンドへと変化させることができます。

メルセデスAMG GLAの価格

新型メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+の価格は1032万円です。

メルセデスAMG GLAの発売時期

新型メルセデス AMG GLA 45 S 4MATIC+は2024年3月28日に販売開始されました。

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