ポルシェ新型パナメーラ 680馬力PHEV：フルモデルチェンジ 2024年発売価格サイズ日本発売は？

2023年11月24日、独ポルシェは新型パナメーラを中国のワールドプレミアイベントで発表し、その革新的な技術と洗練されたデザインで、高級スポーツセダンの世界に新たな基準を打ち立てました。この新しいパナメーラは、3代目にフルモデルチェンジされ、デジタル機能の拡張、表現力豊かなデザイン、そして動的な性能と運転快適性が大きく改善され、ポルシェのらしいクラフトマンシップが随所に感じられます。高性能なE-ハイブリッドパワートレインや革新的なサスペンションシステムが、スポーツセダンとしてのその地位を強固なものにしています。ドライバー中心の内装と技術的なエクステリアデザインが、この車の魅力をさらに引き立てています。新型パナメーラについて徹底解説していきます。

車の概要：新型ポルシェパナメーラとは？

ポルシェ・パナメーラ（Porsche Panamera）は、2009年に初登場した高級4ドアスポーツセダンで、ポルシェの製品ラインナップにおいて重要な位置を占めています。初代パナメーラは、その絶妙なデザインと卓越した走行性能で高い評価を受けました。2013年のマイナーチェンジでは、新しいエンジンオプションと改良されたインテリアが導入されました。

2代目パナメーラは2016年に発表され、スタイリングとテクノロジーの面で大幅な進化を遂げました。このモデルでは、洗練されたデザイン、強化されたパフォーマンス、先進のインフォテインメントシステムが特徴です。また、ハイブリッドバージョンの導入により、パフォーマンスと環境への配慮を両立させました。新型パナメーラは、ポルシェの革新と伝統を融合させた象徴的な存在として、高級セダン市場におけるその地位をさらに固めています。

3代目となる新型ポルシェ・パナメーラは、高性能スポーツカーとラグジュアリーセダンの理想的な融合を高い次元で体現するモデルです。新型パナメーラは、これらの特徴を継承しつつ、最新技術の採用によりさらなる進化を遂げています。680馬力を発揮するPHEVである強化されたE-ハイブリッドパワートレイン、革新的なポルシェ・アクティブライドサスペンションシステム、そしてデジタルエコシステムへの積極的な統合が、新しい時代の高級セダンのスタンダードを設定しています。

新型パナメーラのエクステリアデザイン

新型パナメーラのエクステリアデザインは、パナメーラらしいプロポーションを継承しつつも、ポルシェのモダンなデザイン言語を体現しています。アスリートのような流線型のシルエットに、ロングホイールベースと長いリアオーバーハング、短いフロントオーバーハングのポルシェらしいスポーティなデザインが特徴的。

フロントエンドには、追加のエアインテークが配置され、エアロダイナミクスに貢献しています。サイドビューでは、リデザインされたウインドウのラインがセダンの特徴を強調し、リアビューのラインは滑らかで調和の取れた印象を与えます。

新型パナメーラのサイズは、全長は5052mm（エグゼクティブモデルは5202mm）、全幅は1937mm、全高は1423mm（エグゼクティブモデルは1428mm）となっており、これらの寸法は、その流麗なスタイリングと実用性を兼ね備えたデザインに貢献しています。この洗練されたデザインは、ポルシェが追求するスポーツカーとしてのアイデンティティをさらに強化しています。

新型パナメーラのインテリアデザイン

新型パナメーラの内装は、技術的かつエレガントなデザインを特徴としています。ドライバー中心にこだわった「ポルシェドライバーエクスペリエンスコックピットコンセプト」は、デジタルとアナログのコントロール要素の理想的なバランスを提供します。12.6インチ曲面ディスプレイ採用のデジタルメーターパネルは視認性が高く、ドライビングに集中しやすくなります。主要な入力・出力要素はドライバー軸に沿って配置され、直感的な操作を可能にしています。助手席側に配置された10.9インチのインフォテインメントスクリーンは車両性能データの表示や、運転中のビデオストリーミングの操作を可能にします。これにより、乗客もドライビング体験に深く関与できます。

フロントシートは高速コーナリングでもしっかりと乗員をサポートする高い快適性が強みです。

新型パナメーラのドライビング性能

新型パナメーラのドライビング性能は、以下のような特徴を持っています：

パワートレイン: 新型パナメーラは、強化されたE-ハイブリッドパワートレインを搭載しています。特にパナメーラ・ターボE-ハイブリッドは、新開発の4リットルV8ターボエンジンと140 kW（190 PS）の電気モーターを組み合わせ、合計出力500 kW（680 PS）、最大トルク930 Nmを発揮します。
加速性能: このパワートレインにより、0-100 km/hの加速は3.2秒、最高速度は315 km/hに達します。
サスペンションシステム: 新型パナメーラには、デュアルチャンバー二バルブエアサスペンションとポルシェ・アクティブサスペンションマネジメント（PASM）が標準装備されています。これにより、快適性とスポーティーさの間で幅広い範囲を提供し、よりダイナミックな走行が可能になります。
ポルシェ・アクティブライドサスペンション: E-ハイブリッドモデルには、オプションでポルシェ・アクティブライドアクティブサスペンションシステムが利用可能です。このシステムは、新開発のアクティブショックアブソーバーを備え、道路の状況に応じて素早く正確に力を調整し、最適な走行性能を提供します。

標準グレードのパナメーラでは最高出力353PS、0-100km/h加速 5.3秒、最高速度272km/h、

中間グレードのパナメーラ4では最高出力353PS、0-100km/h加速 5.0秒、最高速度270km/hとなっています。

新型パナメーラの安全性能

パナメーラは、最新の安全技術と運転支援システムを装備しています。標準装備されているマトリックスLEDヘッドライト、交通標識認識と連動するアクティブスピードアシスタント、Porsche InnoDriveを含むアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンガイダンス、ジャンクションアシスト、スワーブアシスタントなどが、安全で快適な運転をサポートします。

新型パナメーラの先進機能

新型パナメーラは、Apple CarPlay®およびAndroid Autoのサポートにより、スマートフォンと車両データの統合が可能で、操作性が向上しています。エアコン、シートマッサージ、アンビエントライティングなどの機能は、Apple CarPlay®またはSiri®音声アシスタントを通じて直接操作できます。これにより、車両のデジタル機能の操作が最適化され、よりクリアな概観が得られます。

新型パナメーラの価格

日本での新型パナメーラの価格は以下の通りです

パナメーラ：14,240,000円
パナメーラ4：14,790,000円
パナメーラターボEハイブリッド：未定

新型パナメーラのライバル車種

パナメーラの主な競合車種は以下の通りです。

メルセデス・ベンツ Sクラスクーペ:
- 概要: メルセデス・ベンツの最上級スポーティクーペ。高級感あふれる内装と優れた走行性能を兼ね備え、贅沢な乗り心地と力強いドライビングを提供します。
- 価格: 1508万円～3310万円。
BMW 8シリーズクーペ:
- 概要: BMWのフラッグシップクーペ。スポーティな外観と豪華なインテリア、高性能エンジンが特徴で、優れた走行性能と上質な乗り心地を提供します。
- 価格: 1358万円～1826万円。
アウディ A7スポーツバック:
- 概要: アウディの高級スポーツバックモデル。スタイリッシュなデザインと優れた走行性能、高度なテクノロジーが特徴です。快適性とスポーティさを高いレベルで融合しています。
- 価格: 864万円～1891万円。
アストンマーティン DB11:
- 概要: アストンマーティンの高級スポーツカー。エレガントなデザインとパワフルなエンジン性能が特徴で、豪華な乗り心地と卓越したドライビング体験を提供します。
- 価格: 2193万円～3083万円。
ジャガー Fタイプクーペ:
- 概要: ジャガーのスポーツクーペ。流麗なデザインとパワフルなエンジン、優れたハンドリングが特徴で、エキサイティングなドライビング体験を提供します。
- 価格: 約1589万円。
マセラティギブリ:
- 概要: マセラティの高級セダン。エレガントなデザインと高性能エンジン、上質な乗り心地が特徴で、洗練されたドライビング体験を提供します。
- 価格: 956万円～1106万円。