新型日産エクストレイル NISMO 発売決定!日産スポーツSUVの価格・性能・発売日まとめ

日産自動車は2025年8月21日、人気SUV「エクストレイル」をベースとした高性能モデル「エクストレイル NISMO」を発表しました。同モデルは9月24日の発売を予定しており、価格は541万6400円から596万2000円に設定されています。

「情熱体験をもたらすグランドツーリングSUV」をコンセプトに開発されたエクストレイル NISMOは、NISMOロードカーの思想「より速く、気持ち良く、安心して走れる車」を体現したモデルとして注目を集めています。レース技術のノウハウを活かした空力性能とデザイン性を両立させ、専用チューニングによる卓越した走行性能を実現した本格的なスポーツSUVです。

車の概要:日産 エクストレイル NISMOとは?

エクストレイル NISMOは、日産の4代目エクストレイルをベースとした高性能スポーツモデルです。エクストレイル自体は2000年11月に初代が登場し、現在販売されている4代目モデルは2022年7月にフルモデルチェンジを受けて誕生しました。

初代エクストレイルは「4人が快適で、走りも楽しめる200万円台の実用的な4輪駆動モデル」というコンセプトで開発され、アウトドアスポーツを楽しむ20~30代をターゲットとした本格的な4WDクロスオーバーSUVとして高い人気を獲得しました。その後、2007年に2代目、2013年に3代目へと進化を重ね、現行の4代目では電動化技術e-POWERと4輪制御技術e-4ORCEを搭載した次世代SUVへと生まれ変わっています。

今回発表されたエクストレイル NISMOは、この4代目をベースにNISMOの技術を注入した初のモデルとなります。NISMO SUVとしてコーナリング限界の高さ、伸びのある加速、フラットで質感の高い乗り味を追求し、日常使いからワインディングでのスポーツ走行まで幅広いシーンで楽しめる仕上がりとなっています。

日産 エクストレイル NISMOのエクステリアデザイン

エクストレイル NISMOのエクステリアデザインは、NISMOらしさとSUVとしての機能性を高次元で両立させています。フロントデザインでは、グリル上部に横に伸びるダーククロムのアクセントを配置し、シグネチャーランプとの連続感を演出することで水平基調のワイド感を表現しています。バンパーロアフィニッシャーのセンターには、存在感のあるNISMOロゴが配されています。

サイドビューでは、ドアロアフィニッシャーにレッドアクセントを施すことでNISMOらしいスポーティさを演出しながら、同時に車体底面の負圧領域を拡大してダウンフォース向上に貢献する機能的な設計となっています。リヤ部分では、バンパーロアフィニッシャーにレーシングカーを想起させるリヤフォグランプを組み込み、スポーツモデルとしての存在感を高めています。

専用の20インチアルミホイールは、センター部の開口面積を広くすることでブレーキの冷却効果を狙い、ホイール外周部をフラットにして車体側面の風の流れを整流する効果も備えています。ENKEI社の「MAT工法」を採用することで軽量化と高剛性を両立しており、パフォーマンス向上に寄与しています。

これらの機能的デザインにより、基準車と比較して揚力を29%低減し、空気抵抗を悪化させることなくダウンフォースを生み出すことに成功しています。

エクストレイル NISMOのボディサイズは、全長4,705mm、全幅1,840mm、全高1,720mmとなっています。

日産 エクストレイル NISMOのインテリアデザイン

エクストレイル NISMOのインテリアは、ベースモデルであるエクストレイルが誇る快適性と機能性をそのまま継承しつつ、NISMOモデルにふさわしい上質なスポーティさを表現しています。

基本的なカラースキームは黒を基調としており、随所にレッドアクセントを効果的に配置することで、NISMO特有の洗練されたスポーティな雰囲気を醸し出しています。このカラーコーディネートにより、上質さとスポーティさを絶妙なバランスで兼ね備えた室内空間を実現しています。

特筆すべきは、よりスポーティな走りを求めるユーザー向けに設定された「NISMO専用チューニングRECARO スポーツシート」です。このオプションシートは、コーナリング時に体の動きを効果的に抑える高いホールド性を備えており、ドライバーと車の一体感を高めるドライビングをサポートします。また、パワーリクライニング機構やシートヒーター機能も装備されているため、スポーツ性能と日常的な快適性を両立した仕上がりとなっています。

この専用RECAROシートの採用により、サーキット走行のような激しい運転から日常の通勤まで、あらゆるシーンでドライバーを適切にサポートする機能性を実現しています。

日産 エクストレイル NISMOの走行性能

エクストレイル NISMOの走行性能は、「より速く、気持ちよく、安心して走れる車」というNISMOロードカーの思想を具現化した仕上がりとなっています。

シャシーとサスペンション
最も注目すべきは、ショックアブソーバーにカヤバ製Swing Valveを日産モデルとして初採用した点です。この技術により、車高の高いSUV特有の課題であるボディモーションの抑制と、全ての乗員の乗り心地確保という相反する性能を高次元で両立しています。結果として、高いスタビリティの上に上質な乗り味を確保することに成功しています。

NISMO tuned e-4ORCE
電動駆動4輪制御技術e-4ORCEをエクストレイル NISMO専用にチューニングした「NISMO tuned e-4ORCE」を搭載しています。この システムは、リヤタイヤの駆動力配分を増やし、フロントタイヤを旋回方向に使う制御とすることで、旋回加速時の高いライントレース性を実現しています。さらに、ドライブモード毎に加速特性や前後駆動配分を専用チューニングすることで、雪道を含めた様々な走行シーンにおいて安心かつ気持ちの良い走りを提供します。

タイヤとステアリング
NISMO tuned e-4ORCEの性能を最大限引き出すため、アリアNISMOでも高い評価を得ているミシュラン PILOT SPORT EVを採用しています。20インチ化に加え、ホイールのリム幅を広げることで操舵応答性の向上を図っています。また、サスペンションやタイヤの変更に合わせて、パワーステアリングにも専用チューニングが施されています。

パワートレイン
グランドツーリングSUVのコンセプトに合わせ、VCM(ビークルコントロールモジュール)を専用チューニングしています。電動車としてのレスポンス・力強さを重視したSPORTモードと、加速の伸びを重視したAUTOモードを備えることで、日常の様々なシーンで”速さ・気持ち良さ”を体感できる仕上がりとなっています。

日産 エクストレイル NISMOの価格

日産 エクストレイル NISMOの価格は541万6400円からです。グレード構成は4WD(e-4ORCE)駆動方式の2列シート仕様のみとなっており、以下の2グレードが設定されています。

価格設定(消費税込み)

  • NISMO e-4ORCE:541万6400円
  • NISMO Advanced package e-4ORCE:596万2000円

両グレードともKR15DDT-BM46-MM48エンジンを搭載し、4WD(e-4ORCE)駆動方式、2列シート仕様という共通仕様となっています。

なお、エクストレイル NISMOは持込み登録車として扱われ、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)での取り扱いとなります。また、「NISMO専用チューニングRECARO スポーツシート」はメーカーオプションとして用意されています。

日産 エクストレイル NISMOの発売時期

エクストレイル NISMOは2025年9月24日の発売を予定しています。2025年8月21日の発表から約1か月後の発売スケジュールとなっており、日本国内での先行発売が決定しています。

この発売は、現行エクストレイルのビッグマイナーチェンジの一環として実施されるもので、同時に「SOTOASOBIパッケージ」や「AUTECH SPORTS SPEC」、「ROCK CREEK」など、多彩なバリエーションモデルも展開される予定です。

日本で発売されるか

エクストレイル NISMOは日本国内での発売が確定しています。2025年8月21日に正式発表され、9月24日から全国の日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)取扱店にて販売開始される予定です。

日本市場への導入は先行的な位置づけとなっており、今後の海外展開については明らかにされていませんが、まずは日本市場でのパフォーマンスSUVとしての地位確立を目指す戦略と考えられます。

エクストレイル NISMOをあえて辛口で評価します

エクストレイル NISMOをあえて辛口で評価すると、いくつかの課題が浮かび上がります。

最も大きな問題は、パワートレインの強化が行われていない点です。ライバルとなるトヨタRAV4 GRスポーツと比較すると、エクストレイル NISMOはハイブリッドシステムの出力向上が図られておらず、真のスポーツSUVとしては物足りなさが残ります。専用チューニングは施されているものの、根本的なパワーアップがないため、価格に見合ったパフォーマンス向上を体感しにくい可能性があります。

また、5人乗り仕様のみの設定も制約となります。ベースモデルのエクストレイルには7人乗りの3列シート仕様も用意されているにも関わらず、NISMOでは2列シート仕様のみとなっており、ファミリー層への訴求力に欠けます。

価格面では、541万円からという設定は決して安くありません。この価格帯であれば、輸入車の本格的なスポーツSUVも選択肢に入ってくるため、日産ブランドとしての魅力をどこまで訴求できるかが課題となります。

さらに、NMC取扱いという販売体制も一般的な日産ディーラーでの取り扱いがないため、アフターサービスや購入時の利便性において不安要素となる可能性があります。

エクストレイル NISMOのライバル車

エクストレイル NISMOの主要なライバル車として、以下のモデルが挙げられます。

トヨタ RAV4 GRスポーツが最も直接的な競合車種となります。価格帯や市場ポジション、スポーツSUVとしてのコンセプトが類似しており、両車の比較検討が予想されます。RAV4 GRスポーツは専用のパフォーマンス仕様を備えており、エクストレイル NISMOにとって手強いライバルとなるでしょう。

ホンダ CR-Vも重要な競合車種です。サイズ感や価格帯が近く、SUV市場での存在感も高いため、購入検討時の比較対象となります。

また、マツダ CX-5スバル フォレスターといった国産ミドルクラスSUVも、価格や用途によっては競合関係にあります。特にスバルのSTIスポーツ系グレードは、スポーツ志向のユーザーにとって選択肢となる可能性があります。

輸入車では、BMW X3アウディ Q5メルセデス・ベンツ GLCといったプレミアムSUVも、価格帯によっては競合となり得ます。これらは格上のブランド力を持つため、エクストレイル NISMOにとっては厳しい競争相手となるでしょう。

まとめ

エクストレイル NISMOは、日産がSUV市場におけるスポーツ性能の向上を目指して投入した意欲的なモデルです。NISMO tuned e-4ORCEや専用サスペンション、空力性能の向上など、走行性能に関する技術的な取り組みは評価できます。特に、カヤバ製Swing Valveの初採用や、機能的デザインによる29%の揚力低減など、エンジニアリング面での進歩は注目に値します。しかし、パワートレインの根本的な強化がない点や、541万円からという価格設定の妥当性については、実際の走行性能と市場での評価を見極める必要があります。9月24日の発売後、スポーツSUV市場において日産がどの程度の存在感を示せるかが注目されるところです。

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