三菱グローバルコンパクトSUV 新型エクスフォース輸出開始:インドネシア生産モデル

三菱自動車が新型コンパクトSUV エクスフォース(MITSUBISHI XFORCE)のインドネシアからの輸出を開始しました。エクスフォースは、ベトナム、フィリピンを始めとするアセアン諸国、さらに南アジア、中南米、中東、アフリカへと展開が予定されています。

インドネシア政府や日本政府などが参列した港での記念式典で、三菱自動車の加藤社長は「インドネシアの生産拠点から輸出することを大変誇りに思います。今後も様々な地域に輸出することで更にインドネシア経済に貢献すると共に、インドネシア自動車産業の発展に寄与していきたいと考えております」と述べました。

三菱自動車は、2023年12月にインドネシアで海外拠点として初めて軽商用EVのミニキャブEVを生産開始していました。他にもこのインドネシアのミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア工場(MMKI)ではパジェロスポーツ、エクスパンダー、エクスパンダー クロス、コルト L300を生産しています。三菱自動車はグローバルでの生産体制の構築を着実に行なっており、さらなる海外での事業成長に意欲を見せています。

車の概要:三菱 エクスフォースとは?

エクスフォースとは三菱自動車が2023年に発表したアジアを中心とする海外向け5人乗り新型コンパクトSUVです。アセアン(ASEAN)地域でのコンパクトSUVの使われ方にこだわって開発され、「Best-suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒)」をコンセプトとしています。

エクスフォースのエクステリアは、スタイリッシュで力強いデザインの「Silky & Solid」をコンセプトに開発されました。都会からアウトドアシーンまで様々な環境で存在感を発揮する本格的なSUVデザインです。フロントデザインは、三菱独自の「ダイナミックシールド」が進化。パワフルな印象のグリルにL字型とスリット状の造形のT字型LEDヘッドライトを組み合わせ、立体的な造形が深みのあるフロントフェイスを作り出しています。また、最低地上高はクラス最高レベルの222mmを実現しています。

インテリアには「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル・アクシス)」というデザインコンセプトを採用し、広々とした開放的な空間で前方視認性を向上。三菱車で初採用のメランジ生地を用いたパネルが、高級感と包まれ感を演出しています。12.3インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオとデジタルドライバーディスプレイを一体化した大型パネルも特徴的。

パワートレインは、最高出力77 kW、最大トルク141Nmを生み出す1.5L直列4気筒ガソリンエンジンにCVTを組み合わせています。アセアン地域の路面状況を踏まえたテストコースでの走行試験と現地評価を重ねたチューニングにより、荒れた路面でも快適な乗り心地を追求しています。

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