マツダ MAZDA2:198通りのカラーコーディネーションがおしゃれなコンパクトカー(旧マツダ デミオ)

マツダのエントリーモデルとなるコンパクトカーといえば、マツダ デミオの方がしっくりくるという方が多いかもしれません。2019年まではデミオの車名で販売されおり、ネーミングが変更されたのがMAZDA2(マツダツー)。2023年にマイナーチェンジを行い、198通りのカラーコーディネーションが追加されるなど、さらにおしゃれになったハッチバックを解説していきます!

車の概要:MAZDA2とは?

マツダは2023年1月27日に5ドアハッチバック「MAZDA2」の大幅な商品改良を発表した。いわゆるビッグマイナーチェンジというものだ。新たなMAZDA2は、「好きを探せる相棒」という開発コンセプトのもとデザイン変更や新機能追加などが行われた。この改良では、不確実性が高まる現代社会において、自分らしさを大切にし、行動範囲を拡げ、仲間と共に日常生活を楽しむライフスタイルをMAZDA2で提供したいとのことだ。特に、バンパーやグリルのデザイン変更、ルーフフィルムなどの多彩なカラーコーディネーションの設定、新機種の追加や各機種のキャラクターの明確化が行われた。さらに、環境に配慮した塗装技術や素材の採用も特徴である。

MAZDA2のエクステリアデザイン

マツダ MAZDA2のエクステリアは、現行のスタイリッシュなデザインを維持しつつ、各モデルの特性に合わせたデザイン変更が施されている。新しいボディカラーとして「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリック」が追加され、さらにカラーバリエーションが拡大された。フロント、リアバンパー、グリルのデザイン変更により、洗練された外観が一層際立っている。

カラーコーディネーションが楽しめる新グレード

今回の改良で「15 BD」「XD BD」という新たなグレードが登場した。BDとは「Blank Deck(ブランクデッキ)」の略で、まっさらな状態から自分の好きなようにアレンジしてデザインができる無地のスケートデッキという意味。メーカーオプションとなる全198通りの組み合わせの中から好きなカラーコーディネーションを選ぶことができる。例えばルーフ&ドアミラーからー、ホイールキャップ、フロントグリルなどの色を変更できる。

MAZDA2のインテリア

マツダ MAZDA2のインテリアは、「走る歓び」を生み出すドライビングポジションが追求されている。まっすぐな姿勢でシートに座り、自然な足の位置にペダルがあるといったマツダが理想とする走りの基礎を実現している。また、人間の足の動きとペダルの軌跡がずれにくい、オルガン式ペダルを採用しているのもマツダらしい走りへのこだわりや人間中心の開発思想が感じられる。

室内はコンパクトながら、心地の良い空間となっっている。運転席から見渡すインパネは、運転に集中がしやすいようにレイアウトされたシンプルかつ洗練されたデザイン。音の聞こえ方までこだわって追求された質の高い静粛性も特徴の一つ。

室内デジタルでは8.8インチ大型センターディスプレイを採用し、新世代マツダ コネクトを採用している。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しており、またスマートフォンの専用アプリ「MyMazda」を通して様々なコネクテッドサービスを提供している。

MAZDA2のドライビングパフォーマンス

マツダ MAZDA2はガソリンとディーゼルの2種類のパワートレインから選べる。

SKYACTIV-G 1.5(高圧縮ガソリンエンジン)

軽快なパフォーマンスと優れた燃費性能を両立する1.5L高効率直噴ガソリンエンジン。アクセル操作に対するリニアな応答性や伸びやかな加速感など心地よい走りが特徴的。

最高出力81kW(110PS)/6,000rpm
最大トルク142N・m(14.5kgf・m)/3,500rpm
燃費(WLTCモード)2WD(6EC-AT) 20.3km/L、4WD(6EC-AT) 18.1km/L

SKYACTIV-D 1.5(クリーンディーゼルエンジン)

ディーゼルならではの力強さに加え、静粛性も実現し環境性の向上を追求した1.5Lクリーンディーゼルエンジン。上質でパワーを感じられる走りが特徴的。

最高出力77kW〈105PS〉/ 4,000rpm
最大トルク6EC-AT 250N・m〈25.5kgf・m〉/ 1,500-2,500rpm、6MT 220N・m〈22.4kgf・m〉/ 1,400-3,200rpm
燃費(WLTCモード)2WD(6EC-AT) 21.6km/L、4WD(6EC-AT) 19.2km/L

MAZDA2のドライビングテクノロジー

MAZDA2にはG-ベクタリング コントロール プラスが搭載されている。これはドライバーのハンドル操作に応じてスムーズで効率的な車の挙動を実現する世界初の技術。ハンドル修正操作を低減、乗員の体の揺れを低減、高速走行や悪路での安定性の向上、ブレーキによる姿勢安定化制御などにより車を安心して操る楽しさが味わえる。

またi-ACTIV AWDはタイヤの動きや路面状況などをリアルタイムでモニターし、スリップの予兆を検知するとトルク配分してスリップを防ぐ機能を持つ先進の四輪駆動システム。

「15 SPORT(イチゴー スポルト)」と「XD SPORT+(クロスディー スポルトプラス)」は、専用のメッシュグリル、アルミホイールを採用し、さらにMT車の設定が採用されているのでスポーティな走りが楽しめる車になっている。

最新のドライビングテクノロジーがMAZDA2には搭載されている。先進の安全技術として、衝突被害軽減ブレーキの「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」が全機種に標準装備されており、夜間歩行者検知機能を含めた高度な安全サポートを実現している。また、マツダ独自の「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」や「レーンキープ・アシスト・システム」など、ドライバーの快適性と安全性を高めるための技術も豊富に搭載されている。これらの技術により、MAZDA2は都市部から郊外まで、あらゆる道路状況において、安心して運転を楽しむことができる。

MAZDA2の先進機能、安全性能

マツダ MAZDA2は、安全性能の面でも高いレベルを追求している。全グレードに標準装備されている「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンスト SCBS)」は、夜間歩行者検知機能を含む衝突被害軽減ブレーキシステムであり、都市部での安全運転を強化する。また、全車速追従機能付き「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」や約60km/h以上の車速の際に車線逸脱防止をアシストする「レーンキープ・アシスト・システム」などのドライバー支援技術も、快適かつ安心のドライブを提供する。

MAZDA2の競合モデル

  • トヨタ ヤリス: ヤリスはMAZDA2と同じセグメントに属し、特に走行性能に関してMAZDA2と比較されることが多い。
  • ホンダ フィット: フィットもMAZDA2と同じセグメントに属し、エンジンやハイブリッド技術、デザインなどでMAZDA2と比較される​​。
  • 日産 ノート: ノートは、特に日本国内においてMAZDA2の重要な競合車種の一つ。
  • スズキ スイフト: スイフトも同じくコンパクトカーセグメントに属し、MAZDA2と競合している。
  • トヨタ アクア: アクアも、MAZDA2と同じ市場セグメントで競合している車種の一つ。

MAZDA2の発売時期は?

新型MAZDA2は2023年1月27日に発表され、同日予約受付を開始した。発売は2023年3月下旬。

MAZDA2の価格は?

新型MAZDA2の価格は152.9万円から。200万円以下で購入できる、マツダのエントリーモデルとなっている。

マツダ MAZDA2の辛口評価

新型マツダ MAZDA2のデザインには、一部で賛否が分かれる点が存在する。その洗練された外観は多くの支持を受けているが、一方で、よりアグレッシブなスタイルを好むユーザーからは、デザインが保守的であるとの指摘もある。

MAZDA2のデザインは一般的には好評を得ているが、好き嫌いが分かれるデザインである。また、カラーバリエーションの拡大は強みとなるが、大胆な色の選択肢は少ない印象。

またパワートレインについて、エントリーモデルということもあり、パワー面では物足りない印象がある。またハイブリッドやEVなどの電動化については弱みであると言える。

まとめ

ビッグマイナーチェンジを果たした新型マツダ MAZDA2は、そのコンパクトながらも洗練されたデザイン、意のままに操れる走行性能などマツダらしさが凝縮されたエントリーカー。今回の改訂でデザイン面にさらに磨きがかかった。コンパクトカー市場の中ではオリジナリティのある存在として、これまで以上に人気が出てくるのではないか。

マツダ MAZDA2公式ページはこちら

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