2025年12月18日、日産自動車は人気ミニバン「セレナ」のマイナーチェンジを発表しました。発売は2026年2月中旬を予定しており、デザインの刷新や最新のインフォテインメントシステムの搭載など、使い勝手と先進性を大きく向上させた内容となっています。
1991年の誕生以来、長年にわたってファミリー層から支持を集めてきた日産 セレナが、より洗練された姿で登場します。

車の概要:日産 セレナとは?
日産 セレナは、1991年6月にバネットコーチの後継モデルとして誕生したミニバンです。2026年には35周年を迎える、日産を代表するロングセラーモデルとなっています。
車名の由来は、スペイン語で「晴々とした」「穏やかな」という意味から来ています。初代モデルは運転席下にエンジンを配置するセミキャブオーバースタイルを採用していましたが、代を重ねるごとに進化を続けてきました。
現在販売されている6代目モデルは、初代から受け継がれる”BIG”、”EASY”、”FUN”というコンセプトのもと、クラス随一の広い室内空間や高い利便性を備えています。今回のマイナーチェンジでは、「LUXION(ルキシオン)」と「ハイウェイスターV」のエクステリアデザインを刷新すると同時に、最新のGoogle搭載インフォテインメントシステムを採用するなど、機能面でも大幅に進化しました。

日産 セレナのエクステリアデザイン
今回のマイナーチェンジでは、「LUXION」と「ハイウェイスターV」のフロントグリルとアルミホイールに新たなデザインを採用しました。「LUXION」はより上質さとプレミアム感のある洗練されたエクステリアに仕上げられ、上級ミニバンとしての存在感を高めています。

一方「ハイウェイスターV」は、スポーティーに特化したデザインを採用し、堂々とした存在感を強調しています。また全グレードで、ムーンボウブルー、アクアミント、ディープオーシャンブルーの新色3色を追加し、お客さまの選択肢を広げました。

日産 セレナのボディサイズは、標準モデルで全長4,690mm、全幅1,695mm、全高1,870mm(4WDは1,895mm)です。ハイウェイスターやオーテックなどの上級グレードでは、専用エアロパーツの装着により全長が4,765mm~4,810mm、全幅が1,715mm~1,725mmとなります。


日産 セレナのインテリアデザイン
今回のマイナーチェンジで特に注目すべきは、「LUXION」に採用された次世代素材「テーラーフィット」のシートです。しっとりとした触感と包まれる心地よさをもたらすこの素材は、上質なドライブ体験を演出します。

機能面では、日産 セレナとして初めて、メーカーオプションでGoogle搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを採用しました。「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスにコネクトできます。
さらに、ドアの施錠し忘れや、ハザードランプ消し忘れ、窓の締め忘れをスマホに通知してくれる「し忘れアラート」や、離れた場所からでもクルマを見守る新サービス「リモートフォトショット」にも対応しています。ディーラーオプションとして15.6インチサイズの大型後席専用モニターも設定され、より楽しい移動時間を演出します。





日産 セレナの走行性能
日産 セレナには、2.0L直列4気筒ガソリンエンジン「MR20DD」と、e-POWERシステムを搭載したハイブリッドモデルがラインアップされています。ガソリンモデルは2WDと4WDが選択可能で、エクストロニックCVTを組み合わせています。
e-POWERモデルには、前輪駆動の2WD仕様に加えて、4輪駆動の「e-4ORCE」仕様も用意されています。今回のマイナーチェンジでは、お客さまからの要望に応えて、走行開始時に毎回e-Pedal Stepスイッチを操作する手間を省く「e-Pedal Step前回モード記憶」機能を追加しました。
停車時にエンジンを切るとメーター内のディスプレイに「後席を確認してください」とメッセージが表示されブザーが鳴る「後席リマインダー」も採用され、荷物のうっかり忘れや子供の置き去り防止といった家族の安全にも配慮しています。

日産 セレナの安全性能・運転支援
駐車や狭い道、交差点などのさまざまなドライブシーンで役立つ運転支援システムを拡充しました。今回新たに採用された「インテリジェントアラウンドビューモニター」には、3つの新しい表示機能が搭載されています。
車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」、交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」、ミラーを閉じた状態でも両サイドビューを表示し、狭い場所での駐車等をサポートする「両サイドミラークローズドビュー」です。これらの機能により、より安心で安全な運転を実現しています。

日産 セレナの価格
日産 セレナの価格は278万5,200円からです。ガソリンエンジン搭載の2WD「X」グレードが最も手頃な価格設定となっています。
グレードごとの価格は以下の通りです。
- 2WD ガソリン X:278万5,200円
- 2WD ガソリン XVパッケージ:304万3,700円
- 2WD ガソリン ハイウェイスターV:322万8,500円
- 4WD ガソリン X:299万900円
- 4WD ガソリン XVパッケージ:324万9,400円
- 4WD ガソリン ハイウェイスターV:349万4,700円
- 2WD e-POWER X:329万3,400円
- 2WD e-POWER XVパッケージ:358万3,800円
- 2WD e-POWER ハイウェイスターV:377万5,200円
- 2WD e-POWER LUXION(7人乗り):499万8,400円
- 4WD e-4ORCE X(7人乗り):359万9,200円
- 4WD e-4ORCE XVパッケージ(7人乗り):388万9,600円
- 4WD e-4ORCE ハイウェイスターV(7人乗り):414万1,500円
最上級グレードの「e-POWER LUXION」は499万8,400円となっており、上質な装備とプレミアムな仕上がりが特徴です。

日産 セレナの発売時期
今回マイナーチェンジされた日産 セレナは、2026年2月中旬より発売される予定です。また、カスタムカーの「AUTECH」と「AUTECH SPORTS SPEC」は2026年3月中旬の発売となります。
その他、「AUTECH LINE」、「マルチボックス」、「マルチベッド」、「ステップタイプ」、「ライフケアビークル(LV)」シリーズは2026年2月12日より発売されます。
日産 セレナは日本で発売されるか
日産 セレナは日本国内向けのモデルであり、今回発表されたマイナーチェンジモデルも日本市場で発売されます。日産自動車株式会社が神奈川県横浜市に本社を置き、日本国内の販売会社を通じて販売される予定です。
セレナは1991年の誕生以来、日本国内でファミリー層を中心に高い支持を得てきたロングセラーミニバンです。2026年には35周年を迎えることから、今後も日本市場における主力モデルとしての地位を維持していくことが期待されます。

日産 セレナをあえて辛口で評価します。
日産 セレナは確かにファミリーミニバンとして優れた実用性を持っていますが、いくつかの課題も見えてきます。まず価格面では、最上級グレードの「e-POWER LUXION」が499万8,400円と、かなり高額な設定となっています。この価格帯であれば、より上級なミニバンや輸入車も選択肢に入ってくるため、コストパフォーマンスの観点では疑問が残ります。
また、今回のマイナーチェンジは主にデザインの刷新とインフォテインメントシステムの更新に留まっており、パワートレインやシャシーなどの根本的な進化は見られません。6代目モデルとして登場してからある程度時間が経過している中で、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジに留まった点は、競合他社との競争力の観点から物足りなさを感じます。
さらに、標準グレードでは5ナンバーサイズに収まる一方、ハイウェイスターやLUXIONなどの人気グレードは3ナンバーサイズとなるため、取り回しの良さというミニバンの重要な魅力が薄れてしまいます。Google搭載のインフォテインメントシステムがメーカーオプション扱いとなっている点も、現代のクルマとしてはやや物足りない設定と言えるでしょう。
日産 セレナのライバル車
日産 セレナの主なライバル車は、トヨタ ヴォクシーとホンダ ステップワゴンです。この3車種はミドルサイズミニバンの御三家として、常に比較される存在となっています。
トヨタ ヴォクシーは、全長4,695mm、全幅1,730mm、全高1,895mm~1,925mmというボディサイズで、セレナよりもやや幅広い設計となっています。洗練されたデザインとトヨタブランドの信頼性が魅力です。
ホンダ ステップワゴンは、全長4,830mm、全幅1,750mm、全高1,840mm~1,855mmと、3車の中では最も全長が長い特徴があります。独自のわくわくゲートや広い室内空間が特徴で、ファミリー層から高い評価を得ています。
セレナは標準モデルで5ナンバーサイズに収まる点が差別化要素となっており、取り回しの良さを重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢です。

日産 セレナの主要スペック

まとめ
日産 セレナは2025年12月18日にマイナーチェンジが発表され、2月中旬から発売されます。1991年の誕生以来、6代目となる現行モデルは、初代から受け継がれる”BIG”、”EASY”、”FUN”のコンセプトを体現し、クラス随一の広い室内空間と高い利便性を備えています。今回の改良では、「LUXION」と「ハイウェイスターV」のエクステリアデザインを刷新し、Google搭載の最新インフォテインメントシステムや進化した「インテリジェントアラウンドビューモニター」を採用するなど、使い勝手と安全性を大きく向上させました。価格は278万5,200円から499万8,400円までと幅広く設定され、ファミリー層のニーズに応える充実したラインアップとなっています。ライバルであるトヨタ ヴォクシーやホンダ ステップワゴンとの競争も激しいですが、5ナンバーサイズに収まる標準モデルの設定や、先進的な運転支援機能の充実により、引き続き高い人気を維持することが期待されます。



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