2024年4月3日、トヨタ自動車のインド子会社トヨタ・キルロスカ・モーター(TMK)は、インド市場向けに新型トヨタ アーバンクルーザー タイザー(Toyota URBAN CRUISER TAISOR)を世界初公開しました。トヨタはこの洗練された新型コンパクトSUVでA-SUVセグメントへ再参入します。この新型アーバンクルーザー タイザーの発売により、トヨタはインドのSUV市場におけるプレゼンスをさらに強化し、多様な顧客ニーズに応えることを目指しています。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーはスズキのフロンクスのOEM供給モデルです。トヨタとスズキは資本提携を締結しており、スズキのインド子会社マルチ・スズキがトヨタ・キルロスカ・モーターへOEM(相手先ブランドによる生産)供給する形となります。

車の概要:トヨタ アーバンクルーザー タイザーとは?
新型トヨタ アーバンクルーザー タイザーとはトヨタ自動車のコンパクトSUVで2024年4月にインドでワールドプレミアされました。AセグメントSUVで1.0Lターボ、1.2Lのパワートレインを用意し、日本円で約140万円からとなっています。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーのボディサイズは全長3995mm、全幅1765mm、全高1550mm、ホイールベース2520mmです。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーのエクステリアデザイン
新型トヨタ アーバンクルーザー タイザーのエクステリアはコンパクトながらアグレッシブで存在感のあるフォルムが特徴的です。トヨタSUVの伝統からインスピレーションを受けたデザインとしており、プレステージ感が演出されています。フロント、リアともにワイド感が強調されたデザインとなっています。

トヨタ アーバンクルーザー タイザーのインテリアデザイン
新型トヨタ アーバンクルーザー タイザーのインテリアは小型で安価なモデルでありながら、最先端の機能とデザイン性が魅力的です。デュアルトーンのダッシュボードにシルバーメタル仕上げのアクセントを施すなど、洗練されたデザインと機能性を備えたプレミアムな内装で乗員に優れた快適性を提供します。リラックスできるプレミアムファブリックシート、調整可能なシートヘッドレスト、広々としたトランクスペースが全ての旅のニーズに応えます。
さらに、新型アーバンクルーザー タイザーは、ワイヤレス充電器やパドルシフト、クルーズコントロールなど、運転の利便性と楽しさを高める多彩な機能を搭載しています。キーレスエントリーやスマートエンジンスタート/ストップシステム、電動調整可能な外観鏡など、日々の使用を快適にする装備が充実している点も魅力です。

先進的なコネクティビティとインフォテインメントシステムでは、ヘッドアップディスプレイ、360度ビューカメラ、HD Smartplay Castインフォテインメントシステムなど、最新技術を駆使しています。ARKAMYSサラウンドサウンドシステムとAndroid Auto、Apple CarPlayのサポートによるワイヤレス接続が、車内でのエンターテインメント体験を格上げします。
トヨタのiCONNECTシステムは、車両とのインタラクションを革新的に改善し、遠隔からクライメートコントロールや車両のロック/アンロックなど、様々な機能の操作が可能です。さらに、自動衝突通知や車両の位置追跡機能など、安全性とセキュリティに対する配慮も見逃せません。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーの走行性能
新型アーバンクルーザー タイザーは、1.0リットルターボガソリンエンジン、1.2リットルガソリンエンジン、1.2リットルE-CNG(天然ガス)エンジンの3つのパワートレインが用意されています。1.0リットルターボエンジン搭載モデルには、5速マニュアルトランスミッションと6速オートマチックトランスミッションが組み合わされ、パフォーマンス重視のモデルとなっています。1.2リットルガソリンモデルには5速マニュアルトランスミッションとインテリジェントギアシフト(IGS)、1.2リットルE-CNGモデルには5速マニュアルトランスミッションが装備されています。
1.0リットルターボエンジンは、5500rpmで最高出力100.06 PSを発生し、力強いドライビング体験を実現。また、セグメントトップクラスの燃費効率を持ち、マニュアル車で21.5km/l、オートマチック車で20.0km/lを達成しています。1.2リットルガソリンエンジンは、6000rpmで最高出力89.73PSを発揮し、マニュアルで21.7km/l、オートマチックで22.8km/lの燃費を実現しています。さらに、E-CNGオプションは28.5km/kgの燃費で、経済性にも優れています。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーの安全性能・運転支援機能
新型トヨタ アーバンクルーザー タイザーはヒルホールドアシストやロールオーバー軽減機能を備えた車両安定性制御、6つのエアバッグ、EBD付きABS、リバースパーキングセンサーなど、ドライバーと乗員を守るための厳選された安全技術を搭載しています。さらに、クリアな視界を確保するリアデフォッガーや、盗難防止セキュリティシステムなど、あらゆる状況での安全対策も充実しています。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーの価格
新型トヨタ アーバンクルーザー タイザーの価格は約140万円からです。
・1.2Lモデル:約140万円
・1.0Lターボモデル:約192万円

トヨタ アーバンクルーザー タイザーの発売時期
トヨタアーバンクルーザー タイザーの予約は、2024年4月3日から開始されました。新型アーバンクルーザー タイザーの価格は11,000ルピーからとなっています。アーバンクルーザー タイザーの納車時期はは2024年5月から予定されており、予約はオンラインやトヨタ販売店で受け付けています。
トヨタ アーバンクルーザー タイザーは日本で発売される?
トヨタ アーバンクルーザー タイザーは日本でもちょうどいいコンパクトなサイズ感で、日本導入にも期待がかかるSUVです。現時点ではアーバンクルーザー タイザーの日本での販売は発表されていません。ただ、アーバンクルーザー タイザーはスズキのコンパクトSUV フロンクスのOEM車であり、フロンクスは2024年に日本導入することが決定したという報道があります。そのため、アーバンクルーザー タイザーも日本で発売される可能性は十分にあります。
トヨタ関係者のコメント
トヨタ自動車(TMC)の地域CEOである吉村正和氏は、インド市場が「インド・中東・東アジア・オセアニア地域」のキーポイントとして設定されたことを受け、この地域でのトヨタの存在感強化の重要性を強調しました。
TKMは、ローカライゼーション、人材育成、環境目標達成への貢献を通じて、インド自動車産業におけるリーダーシップを維持していく戦略を持っています。顧客中心のアプローチは今後も同社の指針となり、新型「アーバンクルーザー タイザー」の導入によって、顧客ニーズに合った多様な選択肢を提供し、「すべての人に大量の幸福を」提供することを目指します。
TKM&レクサスの販売・サービス・中古車担当副社長、朝妻正氏は、新型車の発表を記念し、顧客満足の提供への長年の取り組みを強調しました。新型「アーバンクルーザー タイザー」は、スタイリッシュな外観、快適な内装、先端技術の装備を通じて、SUVセグメントにおけるトヨタのプレゼンスをさらに強化します。このセグメントは多用途性を求める傾向が高まっており、トヨタの包括的なSUVラインアップに新たな選択肢を加えることになります。
インド市場におけるトヨタの事業戦略は、革新的な製品提供と先進技術の導入によって、顧客の進化するライフスタイルとモビリティニーズに応え続けることにあります。新型「アーバンクルーザー タイザー」の発売は、トヨタがインドでのプレゼンスをさらに確かなものにし、顧客に対するコミットメントを強調する重要なステップです。
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