三菱自動車は2025年9月18日に、軽スーパーハイトワゴンの新型「デリカミニ」をフルモデルチェンジして10月29日より販売開始すると発表しました 。車両本体のメーカー希望小売価格は196万4600円から290万7300円(消費税込み)に設定されています 。
車の概要:デリカミニとは?
デリカミニは三菱自動車が2023年5月に発売を開始した軽スーパーハイトワゴンで、ミニバン「デリカ」の名を冠したモデルです 。デリカミニは「デリカ」シリーズの軽SUVとして位置づけられ、歴代のデリカのタフなイメージを軽自動車サイズに落とし込んだモデルとして誕生しました 。
2023年発売の初代モデルは三菱自動車ブランドを象徴するモデルとして人気を博し、月間3000台を超える販売実績で国内販売を牽引してきました 。2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤーでは「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、多くの支持を獲得しています 。今回の新型は発売から約2年でのフルモデルチェンジとなり、「進化したアクティブで頼れる相棒」をコンセプトに全方位で進化を遂げています 。
今回デリカミニはフルモデルチェンジし、2代目モデルとして新たに登場しました。

三菱 デリカミニのエクステリアデザイン
新型デリカミニは、アウトドアイメージをさらに高めた力強いスタイリングを特徴としています 。フロントフェイスでは半円形LEDポジションランプを大型化し、凛々しくやんちゃな瞳でいっそう親しみやすい表情を実現しました 。
三菱自動車の特徴的なダイナミックシールドも継承され、アッパーグリルにはレーダーを内蔵した新デザインを採用しています 。フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体感のある「DELICA」ロゴを配し、存在感を高めています 。
Aピラーの角度を立てることでスクエアでワイドなスタイリングを実現し、骨太な印象のDピラーが安心感を表現しています 。前後フェンダーとボディ下部をブラックにすることで、アウトドアでの走行性能の高さを演出しました 。
ホイールデザインにもこだわりが見られ、4WD車の15インチアルミホイールはトレッキングシューズの靴底をモチーフにした幅広5本スポークデザインを採用しています 。ボディカラーは2トーン6色、モノトーン9色の計15色で展開し、新色として「サンドベージュパール」と「デニムブルーパール」を追加しました 。

三菱 デリカミニのインテリアデザイン
新型デリカミニのインテリアは、クルマでのお出かけが楽しくなるギア感を随所に表現した機能的で高品質なデザインが採用されています 。上級グレードではグランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュ、標準グレードではベーシックなブラックを内装基調色としています 。
注目すべきは、インパネ中央から運転席にかけて配置された12.3インチのGoogle搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化した「モノリスディスプレイ」です 。この先進的な装備により視認性と操作性が大幅に向上しています 。
シートデザインにもこだわりが見られ、上級グレードのシートは素材や色調に統一感を持たせ非日常的な空間を演出します 。リヤシートはソファーのように足元まで厚みを持たせ、よりくつろげるデザインとしました 。フロントシートを後ろに倒した時とリヤシートを前に倒した時の段差を約30%減らし、従来よりもフラット化を実現しています 。
Aピラーの位置と角度を見直すことで室内長は従来比+115mmを実現し、ピラー自体を細くして前方視界を改善するとともに開放感を高めています 。


三菱 デリカミニの走行性能
新型デリカミニは、どんな天候でも安全・安心で快適な走行性能を実現するため、多彩な技術を採用しています 。エンジンは自然吸気とターボの2種類が用意され、エンジン部品のフリクション低減やCVT変速プログラムの改良により、動力性能と環境性能を両立させました 。
最大の特徴は、軽自動車として初めて搭載されたドライブモードセレクターです 。アウトランダーPHEV等に採用されているモードごとの専用チューニングを採用し、5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)から路面状況に応じて選択できます 。ドライブモード変更時には、ディスプレイにデリカミニらしい遊び心あふれる専用グラフィックが表示される演出も用意されています 。
悪路走破性能も向上しており、片側の駆動輪が空転した場合にスリップした駆動輪をブレーキ制御する「グリップコントロール」を搭載しています 。さらに、軽スーパーハイトワゴンでは唯一となる「ヒルディセントコントロール」も採用し、急な下り坂でも安全に降坂できます 。
サスペンションには、あらゆる路面状況で上質な乗り心地を実現するProsmooth(カヤバ製)を初採用し、4WD車では専用チューニングに加えサスペンション改良により安定感の高い走りを実現しています 。
三菱 デリカミニの安全性能・運転支援
新型デリカミニは、運転支援機能「三菱e-Assist」を大幅に強化し、安全性能を向上させています 。軽自動車で初となる後側方衝突防止支援システムを採用し、三菱自動車の軽自動車初となる後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時交差車両検知警報システムも新たに追加しました 。
衝突被害軽減ブレーキシステムには、広角・高性能カメラとフロント/フロントサイドに搭載したレーダーによる交差点アシスト機能を採用しています 。この機能により交差点の歩行者や対向/交差車両を検知し、衝突回避をサポートします 。
さらに、3Dマルチアラウンドモニターを三菱自動車として初採用し、車両の前後左右4つのカメラにより周囲を8つの視点から立体的に確認できます 。「ノーズパノラマビュー」や「フロントアンダーフロアビュー」など、運転席からの死角をサポートする機能も充実しています 。
価格
新型三菱デリカミニの価格は196万4600円からです 。グレード別の詳細価格は以下の通りとなっています 。
エントリーグレードの「G」は2WDが196万4600円、4WDが217万9100円に設定されています 。「T」グレードは2WDが204万2700円、4WDが225万8300円、「G Premium」は2WDが212万9600円、4WDが229万6800円となります 。
上級グレードの「T Premium」は2WDが221万9800円、4WDが238万7000円、「G Premium DELIMARU Package」は2WDが264万9900円、4WDが281万7100円です 。最上級グレードの「T Premium DELIMARU Package」は2WDが274万100円、4WDが290万7300円に設定されています 。
「DELIMARU Package」グレードには、Google搭載インフォテイメントシステム、3Dマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダー、ETC2.0などが標準装備されています 。
発売時期
新型デリカミニの発売時期は2025年10月29日(水)と発表されています 。三菱自動車は全国の系列販売会社を通じて同日より販売を開始すると発表しました 。
10月28日(火)までに新型デリカミニをご注文いただいた方には、新色を含む4色の「デリ丸。」ぬいぐるみのうち好きな色を1つプレゼントする予約注文特典も用意されています 。
日本で発売されるか
デリカミニは三菱自動車の日本向けモデルとして開発された軽自動車であり、2025年10月29日より日本全国の系列販売会社で販売が開始されます 。同車は日本国内専用モデルとして位置づけられており、軽自動車規格に基づいて設計されています 。
三菱自動車は国内販売の強化を図っており、デリカミニは同社のブランドを象徴するモデルとして重要な位置を占めています 。
デリカミニをあえて辛口で評価します
デリカミニをあえて辛口で評価すると、いくつかの課題が浮かび上がります 。まず燃費性能については、ノンターボで15〜16km/L、ターボでは13〜15km/Lと、スズキ・ハスラーやスペーシアと比較して劣る面があります 。特にターボ車では実燃費が13km/L前後にとどまることが多く、日常的に長距離を走る方には燃料費の負担が増える可能性があります 。
価格面でも課題があり、軽自動車でありながら上級グレードでは290万円を超える設定となっており、コンパクトカーと変わらない価格帯となっています 。この価格設定に対して「軽なのに高すぎる」という声が出やすいのも事実です 。
乗り心地についても、SUVらしい硬めの設定により段差や舗装の荒れた道路では振動を拾いやすい傾向があります 。その分カーブでの安定感や高速走行時の安心感は高いものの、日常使いでの快適性を重視する方には好みが分かれるポイントとなるでしょう 。
ライバル車
デリカミニの主要なライバル車としては、SUVテイストを強めた軽スーパーハイトワゴンが挙げられます 。最も直接的な競合となるのがホンダ「N-BOX JOY」で、国内トップシェアを誇るN-BOXシリーズの派生モデルとしてSUV的装備や専用デザインを採用しています 。
スズキ「スペーシアギア」も強力なライバルで、レジャー向け装備を強調した派生モデルとしてクロスオーバー調デザインと専用内外装を特徴としています 。価格帯は約195万円から215万円とデリカミニとほぼ同等に設定されています 。
ダイハツ「タントファンクロス」は独自の「ミラクルオープンドア」による使い勝手の良さに加え、SUV風の外観演出を施したモデルとして競合します 。価格は約145万円から210万円と比較的お求めやすい設定となっています 。
その他にもスズキ「ハスラー」やダイハツ「タフト」なども、SUVテイストの軽自動車として一定の競合関係にあります 。
まとめ
新型デリカミニは2025年9月18日に発表され、10月29日より販売開始される三菱自動車の軽スーパーハイトワゴンです。初代モデルから約2年でのフルモデルチェンジにより、エクステリア・インテリアデザイン、走行性能、安全性能が全方位で進化を遂げました。価格は196万4600円から290万7300円に設定され、軽自動車初となるドライブモードセレクターや三菱e-Assistの大幅強化など、先進技術を多数採用しています。Google搭載インフォテイメントシステムや3Dマルチアラウンドモニターなどの快適装備も充実し、「進化したアクティブで頼れる相棒」として多くのユーザーの期待に応えるモデルに仕上がっています。



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