新型インフィニティ QX80発表:日産高級ブランド最上級3列SUV 価格は約1250万円

2024年3月20日、日産自動車の高級車ブランドであるインフィニティは3列シートのフラッグシップSUVの新型インフィニティ QX80(INFINITI QX80)を発表しました。この新型車は、控えめながらも細部にわたるこだわりが感じられるデザイン、先進的なテクノロジーの統合、そして卓越したドライビングの提供が特徴です。米国でのQX80の価格は約1250万円からとなっています。

車の概要:インフィニティ QX80とは?

インフィニティ QX80とは日産自動車の高級車を扱うブランド INFINITIのフラッグシップSUVです。初代モデルはインフィニティQXという車名で1996年に登場しました。2004年に2代目としてインフィニティ QX56へ車名を変更して登場。2010年に3代目となり、2012年にインフィニティ QX80へ車名変更しました。そして2024年3月にフルモデルチェンジを実施し、4代目となるQX80が誕生しました。

インフィニティ QX80のエクステリアデザイン

インフィニティ QX80のエクステリアデザインは「Artistry in Motion」のコンセプトを具現化しており、力強いラインとはっきりしたプロポーションで最上位SUVならではの自信を漂わせます。さらにくっきりとしたショルダーラインはダイナミックなイメージ。

フロントにはインフィニティの新たなデザインシグニチャーとなるダブルアーチグリルを採用しています。これは、竹林の有機的なフォルムにインスパイアされた形状で、エレガントな印象を与えています。アッパーグリルの両側にある細長いマルチエレメントのデジタルピアノキーLEDデイタイムランニングライトは、インフィニティエンブレムをさらに引き立て、立体感を強調しています。

リアではセグメント化されたワイドなLEDライトが印象的です。湾曲したプロファイルは水面に反射する光の静謐さにインスパイアされています。

日本の伝統的なおもてなしの精神を反映した「インフィニティ ライトパス(INFINITI Light Path)」も特徴的です。これは、インテリジェントキーを携帯して車に近づくと、フラッシュドアハンドルが自動で伸び、INFINITIエンブレムやヘッドライトのLEDが点灯し乗員を暖かく迎え入れるライティング演出を行います。

2023年に発表したコンセプトカー インフィニティ QX モノグラフで示した挑戦的なビジョンを忠実に再現した、エクステリアとなっています。

インフィニティ QX80のインテリアデザイン

インフィニティ QX80のインテリアは、京都の職人文化に由来する「雅」の思想にインスパイアされています。幾重にも重なった柔らかな素材と、高品質な素材、そしてテクノロージーが組み合わされ、高級感のある室内空間を作り上げています。

ダッシュボードには14.3インチのディスプレイが2つ搭載されており、これらは最新のINFINITI in Touch®システムを支える中核です。このシステムにはGoogle built-inが組み込まれており、Google MapやGoogle Play、Google Assistantを使用できるため、運転中の操作性や快適性が向上しています。さらに、空調機能や運転モードを調整できる9インチのタッチスクリーンもセンターディスプレイの下に配置されています。

画期的な技術として、「バイオメトリック クーリング」も搭載されており、これは2列目の乗員の体温を赤外線センサーで検知し、温度と風量を自動で調整する機能です。これにより、2列目の座席でも快適な環境が保たれます。

最新のカメラと画像処理技術のテクノロジーも魅力的です。超広角視野の「フロントワイドビュー」は世界初の技術であり、車体前方の側面をダッシュボードのディスプレイに映し出します。フード部分を透過させて前方を確認できる「インビジブル フード ビュー」も搭載。フロントカメラの映像を記録し、SNSなどで共有できるジャーニー ダイアリー機能も備えています。そして、フルサイズのラグジュアリーSUVセグメントでは初めて、高品質なクリプシュ®プレミアムオーディオシステムが採用されています。最後に、64色から選べるアンビエントライトは、ダッシュボードやドアに埋め込まれており、室内の雰囲気を気分に合わせて変更することができます。

インフィニティ QX80の走行性能

インフィニティ QX80はインフィニティ史上最高のトルクを発揮する3.5リッターV6ツインターボエンジンを搭載。最高出力450ps、最大トルク516lb-ftという驚異的な性能を誇っています。また、トランスミッションには、ギアレシオを40%拡張した9速ATが組み合わせられ、これにより顕著なレスポンスの向上と燃費性能の高さが実現しています。

走行性能の向上を目的として、新型QX80には電子式エアサスペンションとダイナミックデジタルサスペンションが採用されています。エアサスペンションにより、車高を走行状況に応じて調整でき、空力性能の最適化、乗員の乗降時の利便性向上、オフロード時の走破性能の向上が可能です。ダイナミックデジタルサスペンションは、走行中の車両の動きに合わせてダンパーの減衰力を電子制御で自動調整し、快適な乗り心地と鮮明なハンドリングを提供します。

さらに、新型QX80は横剛性を58%向上させたフレームを採用し、乗り心地とハンドリング性能の向上を実現しています。そして、ねじり剛性を300%向上させた電動パワーステアリングラックの導入により、先進の運転支援技術の導入が可能となりました。

インフィニティ QX80の安全性能・運転支援機能

インフィニティ QX80はインフィニティ初となる「プロパイロット アシスト 2.1」を搭載しており、これは高速道路でのハンズオフドライブを実現します。

インフィニティ QX80の価格

新型インフィニティ QX80の価格は約1250万円($82,450)からとなっています。

インフィニティ QX80の発売時期

米国での新型インフィニティ QX80の発売は2024年夏以降を予定しています。

インフィニティ QX80は日本で発売される?

インフィニティは日本で導入されておらず、現行インフィニティ QX80も販売されていません。その為、現時点では新型インフィニティ QX80は日本では発売されないと想定されます。

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