ホンダは2025年12月11日、軽自動車「N-BOXカスタム」に特別仕様車「ブラックスタイル」を設定し、翌12月12日に発売すると発表しました。今回の特別仕様車は、すでに上質で精悍な雰囲気を持つN-BOXカスタムに、ブラックをアクセントとした内外装パーツを採用することで、よりスタイリッシュで洗練されたデザインに仕上げられています。
軽自動車市場で圧倒的な人気を誇るN-BOXシリーズに、さらなる魅力が加わる形となります。右側パワースライドドアやLEDフォグライト、本革巻ステアリングホイールなど、人気装備を標準装備としながらも、ブラックを基調とした専用パーツで特別感を演出しているのが特徴です。

車の概要:ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルとは?
ホンダ N-BOXは、2011年に「N」シリーズ第1弾として登場した軽スーパーハイトワゴンです。「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という想いを込めて開発され、初代モデル(JF1/2型)は軽自動車の新基準を打ち立てました。2017年には2代目(JF3/4型)へとフルモデルチェンジし、2023年10月には現行の3代目(JF5/6型)が登場しています。
3代目となる現行モデルは、軽乗用車最大級の室内空間や存在感のあるデザイン、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準装備しています。力強さと優れた燃費性能を両立するパワートレイン、高い操縦安定性や乗り心地の良さがもたらす上質な走りが評価され、幅広い層のユーザーから支持を集めています。特にN-BOXシリーズは、8年連続で軽四輪車新車販売台数第1位を獲得しており、日本の軽自動車市場を牽引する存在となっています。
今回発表されたブラックスタイルは、その3代目N-BOXカスタムをベースとした特別仕様車です。ブラック塗装を施した専用パーツを多数採用し、精悍さと上質さを一層高めたモデルとなっています。

ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルのエクステリアデザイン
エクステリアでは、ブラックを基調とした専用パーツが随所に配され、引き締まった印象を生み出しています。フォグライトガーニッシュ、カスタムデザインフロントグリル、リアライセンスガーニッシュにはベルリナブラック塗装が施され、フロントからリアまで統一感のある精悍な表情を実現しています。
さらに、アウタードアハンドル、ドアミラー、N-BOX/CUSTOMエンブレムにはクリスタルブラック・パール塗装が採用され、細部まで黒で統一された洗練されたルックスとなっています。アルミホイールもベルリナブラック塗装が施されており、標準グレードには14インチ、ターボグレードには15インチの専用アルミホイールが装着され、ブラックホイールナットとの組み合わせで足元の存在感を高めています。

LEDフォグライトはクリアタイプを採用し、夜間の視認性向上とともにフロントフェイスの先進性を演出しています。ボディカラーは、プラチナホワイト・パール、メテオロイドグレー・メタリック、クリスタルブラック・パールの3色が用意されており、どの色を選んでもブラックパーツとの相性が良く、スタイリッシュな印象を与えます。
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルのボディサイズは、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,790mm(4WD車は1,815mm)です。







ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルのインテリアデザイン
インテリアにおいても、ブラックを基調とした上質な空間づくりが徹底されています。ドアオーナメントパネルにはピアノブラック塗装が施され、室内に落ち着きと高級感をもたらしています。この光沢感のあるブラックパネルは、軽自動車の枠を超えた質感を実現しており、乗り込んだ瞬間から特別な雰囲気を感じられます。
N-BOXカスタム ターボのブラックスタイルには、プライムスムースドアライニングアームレストが特別装備されており、触感の良い素材が長時間のドライブでも快適性を高めています。また、標準グレードのブラックスタイルには、本革巻ステアリングホイール(ブラックステッチ)が装備され、握り心地と高級感を両立しています。
実用性の面では、運転席と助手席にコンビニフック付シートバックテーブルが標準装備され、後席の乗員が飲み物や小物を置くのに便利です。N-BOXは軽乗用車最大級の室内空間を誇り、室内長2,125mm、室内幅1,350mm、室内高1,400mmという広々とした空間が確保されています。センタータンクレイアウトによる低床設計により、後席の足元空間も広く、大人4名でも快適に移動できます。





ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの走行性能
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルには、2つのパワートレインが用意されています。標準モデルには660cc DOHCエンジンが搭載され、日常使いに十分な動力性能を発揮します。一方、ターボモデルは同じ660ccエンジンながら、ターボチャージャーによって力強い加速を実現しており、高速道路の合流や坂道でも余裕のある走りを楽しめます。
トランスミッションは全グレードでCVTが採用され、滑らかな加速フィーリングと優れた燃費性能を両立しています。駆動方式はFFと4WDから選択でき、4WDモデルは雪道や悪天候時の走行安定性を高めています。
燃費性能については、標準グレードのFF車でWLTCモード26.1km/Lを達成しており、日常の足として経済性にも優れています。3代目N-BOXではプラットフォームが進化し、ボディ剛性が約30%向上したことで、高速走行時や横風を受けた際の安定性が格段に高まっています。
乗り心地についても、初代から定評のあるN-BOXの資質をさらに磨き上げており、軽自動車とは思えない静粛性と上質な走りを実現しています。サスペンションチューニングの改良により、カーブでの安定感も向上し、ファミリーカーとしての完成度を高めています。


ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの安全性能・運転支援
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルには、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が全タイプに標準装備されています。Honda SENSINGは、ドライバーの運転を支援する機能で、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線維持支援システムなど、多彩な安全機能を搭載しています。
ただし、Honda SENSINGはあくまでドライバーの運転支援機能であり、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、常に周囲の状況に気をつけ、安全運転を心がけることが重要です。
特に軽自動車でありながら、全車種に先進安全装備を標準装備している点は、N-BOXシリーズの大きな魅力の一つとなっています。家族を乗せる機会の多いファミリーカーとして、安全性を最優先に考えたホンダの姿勢が表れています。
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの価格
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの価格は206.36万円からです。
グレード別の価格は以下の通りです。N-BOXカスタム ブラックスタイルのFF(前輪駆動)モデルが206.36万円、4WD(四輪駆動)モデルが219.67万円となっています。一方、ターボエンジンを搭載したN-BOXカスタム ターボ ブラックスタイルは、FFモデルが219.78万円、4WDモデルが233.09万円という価格設定です。
なお、プラチナホワイト・パールとメテオロイドグレー・メタリックのボディカラーを選択する場合は、33,000円(消費税抜き30,000円)の追加料金が必要となります。クリスタルブラック・パールは追加料金なしで選択できます。
価格にはリサイクル料金や保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれておらず、別途必要となります。また、表示価格はメーカー希望小売価格であり、実際の販売価格は販売会社が独自に定めているため、詳細は販売店への確認が推奨されます。

ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの発売時期
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルは、2025年12月12日(金)に発売されました。発表は前日の12月11日に行われており、翌日から全国のホンダディーラーで購入可能となっています。
特別仕様車という位置づけのため、販売期間や台数に制限がある可能性もあります。購入を検討されている方は、早めに最寄りのホンダ販売店に問い合わせることをお勧めします。
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルは日本で発売されるか
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルは日本市場専用モデルとして発売されています。N-BOXシリーズ自体が日本の軽自動車規格に基づいて開発された車両であり、国内市場をメインターゲットとしているため、海外での販売予定はありません。
日本全国のホンダディーラーで取り扱いがあり、すでに販売が開始されています。詳細な在庫状況や納期については、各販売店に確認することをお勧めします。

ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルをあえて辛口で評価します
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルをあえて辛口で評価します。
まず価格面では、標準のN-BOXカスタムと比較して特別装備が追加されているとはいえ、206万円超という価格設定は軽自動車としてはかなり高額な部類に入ります。ターボの4WDモデルに至っては233万円を超えており、普通車の購入も視野に入る価格帯です。特別仕様車とはいえ、基本的にはブラック塗装のパーツを追加しただけとも言えるため、コストパフォーマンスを重視するユーザーには割高に感じられるかもしれません。
燃費性能についても、ライバルのスズキ スペーシアが全車マイルドハイブリッドを搭載して優れた燃費を実現しているのに対し、N-BOXはハイブリッドシステムを持たないため、燃費面ではやや不利な立場にあります。標準グレードで26.1km/L程度の燃費は決して悪くありませんが、環境性能やランニングコストを最優先に考えるユーザーには、他の選択肢の方が魅力的に映る可能性があります。
また、特別仕様車という性質上、ベースグレードと比べて選択肢が限られています。ボディカラーは3色のみで、装備も決められたパッケージから選ぶ形となるため、自分好みにカスタマイズしたいユーザーには物足りなさを感じるかもしれません。ブラック基調のデザインは確かにスタイリッシュですが、個性を求めるユーザーにとっては、やや無難すぎる印象もあります。
さらに言えば、N-BOXシリーズ全体に言えることですが、人気が高すぎるがゆえに街中で見かける頻度が非常に高く、希少性や特別感を求めるユーザーには向いていません。特別仕様車とはいえ、N-BOXという時点で「よく見る車」という印象は拭えないでしょう。
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルのライバル車
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルのライバルとなるのは、同じ軽スーパーハイトワゴンカテゴリーに属する車種です。
最大のライバルは、スズキ スペーシアシリーズでしょう。近年販売台数を大きく伸ばしており、N-BOXと2強を形成しています。全車マイルドハイブリッドを搭載し、燃費性能ではN-BOXを上回ります。独自の「マルチユースフラップ」など実用的な収納も魅力です。
ダイハツ タントも強力なライバルです。最大の特徴は「ミラクルオープンドア」で、センターピラーレス構造により開口部が非常に広く、乗り降りや荷物の積載が極めて容易です。小さなお子様やお年寄りがいる家庭には特に便利な機能と言えます。
日産 ルークスは、高速道路同一車線運転支援技術「プロパイロット」を搭載できる点が大きな差別化ポイントです。また、「ゼログラビティシート」により長距離ドライブでの疲労軽減効果が期待できます。内外装の質感はN-BOXに近い上質さを持ち、高速巡航時の安定性と快適性は4車種中トップクラスとも評価されています。
これらのライバル車はいずれも全長3,395mm、全幅1,475mmと軽自動車規格の上限いっぱいで設計されており、基本パッケージは似通っています。差別化ポイントは、走りの質感、燃費性能、独自装備、安全技術などに表れており、ユーザーのニーズに応じて選択することになります。
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの主要スペック
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルの主要スペックは以下の通りです。
- エンジン: 660cc DOHC(標準)/660cc DOHCターボ(ターボモデル)
- トランスミッション: CVT
- 駆動方式: FF(前輪駆動)または4WD(四輪駆動)
- ボディサイズ: 全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,790mm(FF)/1,815mm(4WD)
- 室内サイズ: 室内長2,125mm、室内幅1,350mm、室内高1,400mm
- ホイールベース: 2,520mm
- 燃費(WLTCモード): 標準グレードFF約26.1km/L
- 価格: 206.36万円〜233.09万円
- 乗車定員: 4名
- ボディカラー: プラチナホワイト・パール、メテオロイドグレー・メタリック、クリスタルブラック・パール
- 主要装備: Honda SENSING(全車標準)、LEDフォグライト、ベルリナブラック塗装フロントグリル、本革巻ステアリングホイール、パワースライドドア(右側)、専用アルミホイール(14インチまたは15インチ)
まとめ
ホンダ N-BOXカスタム ブラックスタイルは、すでに高い人気を誇るN-BOXカスタムに、ブラックを基調とした専用パーツを採用することで、より洗練されたスタイルを実現した特別仕様車です。2025年12月12日の発売開始により、軽自動車市場にまた一つ魅力的な選択肢が加わりました。206.36万円からという価格設定は決して安くありませんが、LEDフォグライトや本革巻ステアリング、パワースライドドアなど人気装備を標準装備としており、内外装の質感も高められています。3代目となる現行N-BOXは、軽乗用車最大級の室内空間と先進の安全運転支援システムHonda SENSINGを全車標準装備するなど、実用性と安全性を高次元で両立しています。ライバルのスペーシア、タント、ルークスと比較しても、走りの質感や内装の上質さでは一歩リードしており、幅広い層のユーザーに支持される理由が理解できます。ブラックスタイルは、そんなN-BOXの魅力をさらに引き立てる、特別な一台と言えるでしょう。



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