三菱自動車は2025年12月18日、人気オフロードミニバン「デリカD:5」のビッグマイナーチェンジを発表しました 。今回の改良では、待望のS-AWC(Super All Wheel Control)を搭載し、走行性能が大幅に向上 。エクステリアデザインも刷新され、より力強く洗練されたスタイルへと生まれ変わっています。発売は2026年1月9日を予定しており、価格は451万円からのスタートとなります 。
18年目を迎える現行モデルですが、今回のアップデートは単なる延命策ではありません。アウトドア派ファミリーの期待に応える本格的な進化を遂げた新型デリカD:5の全貌を、詳しく見ていきましょう。

三菱 デリカD:5のエクステリアデザイン
新型デリカD:5のエクステリアは、力強さと洗練性を両立したデザインへと進化しました 。フロントマスクは三菱の最新デザインコンセプトを採用し、存在感のある顔つきに仕上がっています。特にグリル周りのデザインが刷新され、よりダイナミックで迫力のある印象を与えます。

ボディカラーには、アウトドアシーンに映える多彩なラインナップが用意されています 。SUVテイストを強調したデザインは、都市部でも山道でも映える仕上がりとなっており、デリカならではの個性を存分に発揮しています。
また、特別仕様車として「CHAMONIX(シャモニー)」が設定されており、専用のデザイン要素が加わることで、さらに特別感が高められています 。エクステリアの各所に施された専用パーツが、所有する喜びを一層高めてくれるでしょう。
三菱 デリカD:5のボディサイズは、全長4,800mm、全幅1,795mm、全高1,875mmです 。





三菱 デリカD:5のインテリアデザイン
新型デリカD:5のインテリアは、快適性と実用性を高次元で融合させた空間に仕上がっています 。8人乗り仕様と7人乗り仕様が用意されており、ライフスタイルに合わせて選択できるのが魅力です。特に7人乗り仕様では、キャプテンシートを採用することで、長距離ドライブでも疲れにくい快適な座り心地を実現しています。

今回のマイナーチェンジでは、USB Type-Cポートが2個追加されるなど、利便性が向上しました 。スマートフォンやタブレットの充電に対応し、現代のニーズにしっかりと応えています。また、インフォテインメントシステムも使いやすさを重視した設計となっており、直感的な操作が可能です。
特別仕様車「CHAMONIX」では、専用のインテリアトリムやシート表皮が採用され、上質感が一段と高められています 。ブラックを基調としたシックな室内空間は、大人の余裕を感じさせる仕上がりです。収納スペースも豊富に用意されており、アウトドアギアから日常の荷物まで、しっかりと積み込むことができます。





三菱 デリカD:5の走行性能
新型デリカD:5の最大のトピックは、待望のS-AWC(Super All Wheel Control)の搭載です 。これまでのデリカD:5にはなかった統合車両運動制御システムで、AYC(アクティブヨーコントロール)、ABS、ASC(アクティブスタビリティコントロール)を協調制御することで、あらゆる路面状況で安定した走行を実現します。オンロードでのコーナリング性能が劇的に向上し、ミニバンとは思えない俊敏なハンドリングを楽しめるようになりました 。

パワートレインには、定評のある2.2L直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを継続搭載しています 。力強いトルクとディーゼルならではの経済性を両立し、長距離ドライブでも頼りになる性能を発揮します。8速ATとの組み合わせにより、スムーズな加速とストレスのない走りを実現しています 。
さらに、ドライブモードセレクターには4つのモード(ECO、NORMAL、GRAVEL、SNOW)が用意されており、路面状況に応じて最適な走行特性を選択できます 。オフロードでの悪路走破性はもちろん、雪道や砂利道でも安心して走行できる点が、デリカD:5ならではの強みです。4WDシステムとS-AWCの相乗効果により、どんなシーンでも頼れる走りを提供してくれます。

三菱 デリカD:5の安全性能・運転支援
新型デリカD:5には、三菱の先進安全技術「e-Assist」が全グレードに標準装備されています 。このシステムは、レーザーレーダー、カメラ、電波式レーダーを用いて前方の車両や歩行者との距離や相対速度を監視し、衝突の危険性があると判断した際には警報ブザーやブレーキ制御で衝突回避をサポートします 。
衝突被害軽減ブレーキシステムは、歩行者検知機能も備えており、万が一の際にも被害を最小限に抑える設計となっています 。また、ACC(アダプティブクルーズコントロール)も装備されており、高速道路での長距離ドライブ時にドライバーの負担を大幅に軽減してくれます 。先行車に追従しながら一定の車間距離を保ち、先行車が停止すれば自車も停止、発進すれば追従走行を再開する機能は、渋滞時にも非常に便利です。
その他、エマージェンシーストップシグナルシステム(ESS)も搭載されており、急ブレーキ時にハザードランプが高周期で点滅することで後続車に注意を促します 。安全装備の充実ぶりは、ファミリーカーとしての信頼性を高める重要な要素となっています。

三菱 デリカD:5の価格
三菱 デリカD:5の価格は451万円からです 。今回のマイナーチェンジにより、エントリーグレードの「M」が廃止され、グレード構成がシンプルになりました 。
各グレードの価格は以下の通りです。「G」(7人乗り/8人乗り)が451万円、「G-Power Package」(7人乗り/8人乗り)が474万6,500円、最上級グレードの「P」(7人乗り/8人乗り)が494万4,500円となっています 。従来モデルと比較すると、「G」と「G-Power Package」で約18万6,000円、「P」グレードで約27万7,000円の価格上昇となりました 。
また、人気の都会派カスタムモデル「URBAN GEAR」シリーズは今回のマイナーチェンジで廃止されています 。S-AWCの搭載やデザインの刷新、安全装備の充実など、価格上昇に見合う大幅な進化が盛り込まれた内容となっています。

三菱 デリカD:5の発売時期
新型三菱 デリカD:5の発売時期は、2026年1月9日です 。三菱自動車は2025年12月18日に正式発表を行い、約3週間後の発売開始となります 。すでに予約受付が開始されており、早期契約者向けのキャンペーンなども展開される見込みです。
今回のビッグマイナーチェンジは、フルモデルチェンジ(デリカD:6)が2026年以降に予定される中で、現行モデルをさらに熟成させる戦略として位置づけられています 。デリカD:5は2007年のデビューから18年が経過していますが、三菱は現行プラットフォームの延命と強化を図り、より多くのユーザーに選ばれる魅力的なモデルへと進化させました 。

三菱 デリカD:5は日本で発売されるか
三菱 デリカD:5は日本専用モデルとして開発・販売されている車種です 。今回のマイナーチェンジも日本市場向けの改良であり、2026年1月9日から全国の三菱ディーラーで販売が開始されます 。
デリカD:5は、日本の道路事情やユーザーニーズに最適化された設計となっており、国内での人気が非常に高いモデルです 。特にアウトドアレジャーを楽しむファミリー層からの支持が厚く、キャンプや釣り、ウィンタースポーツなど、さまざまなシーンで活躍しています。日本全国のディーラーネットワークを通じて、購入後のアフターサービスも充実しているため、安心して長く乗り続けることができます。

三菱 デリカD:5をあえて辛口で評価します。
三菱 デリカD:5をあえて辛口で評価します。まず指摘せざるを得ないのが、プラットフォームの古さです。2007年のデビューから18年が経過しており、基本設計の年代感は否めません 。競合する最新ミニバンと比較すると、静粛性や乗り心地の洗練度では一歩及ばない部分があります。
また、燃費性能についても課題が残ります。クリーンディーゼルエンジンを搭載しているとはいえ、ハイブリッドシステムを採用する競合車種と比べると経済性で見劣りするのが現実です 。トヨタのヴォクシーやノア、ホンダのステップワゴンがハイブリッドで20km/L超の燃費を実現している中、デリカD:5は12〜13km/L程度にとどまります 。
価格面でも、今回のマイナーチェンジで約28万円もの値上げとなり、エントリーグレードが廃止されたことで451万円からのスタートとなりました 。装備の充実を考慮しても、500万円近い最上級グレードの価格設定は、ミニバン市場の中では決して安くありません。オフロード性能という唯一無二の強みがあるとはいえ、都市部での使用がメインのユーザーにとっては、やや割高に感じられる可能性があります。

三菱 デリカD:5のライバル車
三菱 デリカD:5の主なライバル車としては、トヨタ ヴォクシー、ホンダ ステップワゴン、日産 セレナが挙げられます 。ただし、デリカD:5は本格的なオフロード性能を持つ唯一のミニバンという独自のポジションを確立しており、直接的な競合車は存在しないとも言えます。
トヨタ ヴォクシーは、ハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能で23.8km/Lを実現しています 。都市部での使い勝手や燃費を重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢です。一方、オフロード性能ではデリカD:5に及びません。
ホンダ ステップワゴンは、広い室内空間と使い勝手の良さが特徴で、ファミリーユーザーから高い支持を得ています 。こちらも燃費性能は優れていますが、4WD性能や悪路走破性ではデリカD:5に一日の長があります。
日産 セレナは、e-POWERを搭載したモデルが人気で、静粛性と加速性能のバランスが良い点が評価されています。しかし、アウトドアシーンでの頼もしさという点では、S-AWCを搭載した新型デリカD:5が圧倒的に優位に立っています。結局のところ、本格的なアウトドアレジャーを楽しみたいユーザーにとって、デリカD:5は唯一無二の選択肢と言えるでしょう。

車の概要:三菱 デリカD:5とは?
三菱 デリカD:5は、2007年1月に登場したデリカシリーズの第5代目モデルです 。「D:5」という名称は、デリカの5代目を意味するとともに、ミニバンシリーズのラージサイズカテゴリーも示しています 。デリカの歴史は1968年まで遡り、当初は商用トラックとしてスタートしましたが、時代とともに進化を重ね、現在では「4WD=デリカ」というイメージが定着するまでになりました 。
現行のデリカD:5は、アウトランダーやギャランフォルティスと同じGSプラットフォームをベースに開発され、2005年の東京モーターショーで公開されたコンセプトカー「Concept-D:5」のイメージを踏襲しています 。SUVとミニバンの長所を融合させた「オールラウンダーミニバン」として、唯一無二のポジションを確立してきました 。
2007年の登場から18年が経過した今回、三菱はフルモデルチェンジではなくビッグマイナーチェンジという形で現行モデルをさらに熟成させる道を選びました 。S-AWCの搭載やデザインの刷新など、大幅な改良が施されています 。この改良により、デリカD:5はさらなる進化を遂げ、アウトドアシーンでの頼れるパートナーとしての地位を強固なものにしています。

三菱 デリカD:5の主要スペック
- 全長×全幅×全高:4,800mm × 1,795mm × 1,875mm
- ホイールベース:2,850mm
- 最低地上高:185mm
- 車両重量:1,680〜1,910kg(グレードにより異なる)
- 乗車定員:7〜8名
- エンジン:2.2L 直列4気筒 DOHC クリーンディーゼルターボ
- 最高出力:詳細は公式発表待ち
- 最大トルク:詳細は公式発表待ち
- トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
- 燃費:約12〜13km/L(JC08モード、参考値)
- 燃料タンク容量:詳細は公式発表待ち
室内寸法は、室内長2,980mm、室内幅1,505mm、室内高1,310mmと、ゆとりのある空間を確保しています 。S-AWCを搭載し、4つのドライブモード(ECO、NORMAL、GRAVEL、SNOW)を選択できる点も大きな特徴です 。

まとめ
三菱 デリカD:5は、2025年12月18日に発表されたビッグマイナーチェンジにより、18年目にして大きな進化を遂げました。最大のトピックであるS-AWCの搭載により、オンロードでの走行性能が劇的に向上し、オフロード性能とのバランスがさらに高まっています。エクステリアデザインも刷新され、力強さと洗練性を兼ね備えた印象的なスタイルへと生まれ変わりました。価格は451万円からとなり、約28万円の値上げとなりましたが、装備の充実度を考えれば納得できる範囲でしょう。発売は2026年1月9日を予定しており、アウトドア派ファミリーにとって待望のモデルチェンジと言えます。唯一無二のオールラウンダーミニバンとして、デリカD:5はこれからも多くのユーザーの冒険を支え続けていくことでしょう。



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