2024年6月12日、ルノーはコンパクトSUVのキャプチャー(Renault Captur)の改良新型モデルの受注を欧州で開始しました。
ルノー キャプチャーは、Bセグメントの「生活のための車」として位置付けられています。全長4.23mのコンパクトなボディながらも、室内にはゆとりのある空間が実現されており、ドライビングポジションの高さが特徴です。この特徴により、乗り降りのしやすさや視界の良さが魅力となり、過去10年間で世界90カ国以上で200万台以上の売上げを記録しました。

新型キャプチャーは、ルノーの新しいデザイン言語を取り入れており、ジル・ヴィダル氏の指揮の下で新たなデザイン方向性が打ち出されています。張りのあるラインと精緻なディテールが特徴で、光と物質の表現により、スタイリッシュでダイナミックな外観を実現しています。特に新しいフロントエンドデザインは、よりプレミアムな印象を与えています。
英国での新型ルノー キャプチャーの価格は約420万円(2万1095ポンド)からと発表されています。
車の概要:ルノー キャプチャーとは?
ルノー キャプチャーはフランスの自動車メーカー、ルノーが製造するコンパクトクロスオーバーSUVです。2013年に初代キャプチャーが登場し、2019年には2代目へフルモデルチェンジが実施されました。そして2024年4月に、さらに改良されたマイナーチェンジモデルが発表されました。
以下の記事で改良新型ルノー キャプチャーについて詳しく解説しています。
ルノー キャプチャーのエクステリアデザイン
新型ルノー キャプチャーは洗練されたエレガントなエクステリアが特徴です。Nouvel’Rのロゴが組み込まれた多面的なグリルや高く水平なボンネットが、新型キャプチャーのアイデンティティを強調しています。グリル上部の浮き彫りの形状とダークな光沢背景、透明なインサートのコントラストが視覚効果を生み出し、ダイヤモンドから波打つエンボス加工が印象的です。
フロントエンドにはエンジン冷却を助けるエアロダイナミクス・スプリッター上のエアインテークが備わり、バンパーやデイタイム・ランニング・ライトの横にもエアインレットが配置されています。これにより、エアロダイナミクスとフロントブレーキの冷却が向上し、高級感が増しています。

ヘッドライトは全グレードでフルLEDテクノロジーを標準装備し、縦長の半ダイヤモンド形状のLEDデイタイム・ランニング・ライトが特徴です。ドアのロック解除時にはウェルカム・シークエンスでヘッドライトが点灯し、親しみやすくモダンな印象を与えます。
リアエンドは透明なライトハウジング、新しいロゴ、ディフューザーのデザイン変更が組み合わさり、高質感を実現しています。

新型ルノー キャプチャーのボディサイズは全長4239mm、全幅1797mm、全高1575mm、ホイールベース2639mmです。ツートンカラーは14種類のカラーコーディネーションが可能で、ボディカラーは6色、ルーフとドアミラーには新色シャンパンを含む3色が選べます。エスプリ・アルピーヌ仕上げでは一部選べない色もありますが、エクステリアカラーパックでカスタマイズが可能です。
ルノー キャプチャーのインテリアデザイン
新型キャプチャーのインテリアは、新しいシート表皮とエスプリ・アルピーヌ仕上げでモダンで快適な雰囲気を演出しています。エボリューションではグレーとヘザーグレー、テクノではイエローのトップステッチが特徴です。エスプリ・アルピーヌ仕様では、マルチテクスチャーグレインカバー生地とブルーグレーのインサートがダッシュボードに施されています。

ルノーはクロームの使用を控え、レザーをグレインカバー素材に置き換え、2025年までに動物由来素材を完全廃止する目標に向けた取り組みを進めています。新型キャプチャーでは、リサイクル可能なファブリックを26%以上使用し、カーボンフットプリントを低減しています。
装備も充実しており、最大10.25インチのダッシュボードスクリーン、ハーマンカードンのHi-Fiシステム、ガラスサンルーフ、USB-Cおよび12Vソケットを備えています。これにより、高い快適性と先進のテクノロジーを提供します。

新型キャプチャーは、Google内蔵のOpenR Linkマルチメディアシステムを搭載し、世界初のアンドロイド・オートモーティブ12を採用しています。10.4インチの縦型タッチスクリーンは高解像度で、幅広いサービスとコンテンツを提供します。直感的な操作性と高い接続性を実現し、スマートフォンのような使用感をもたらします。Android AutoおよびApple CarPlayとの互換性に加え、GoogleマップやGoogleアシスタントへのアクセスも容易です。
ルノー キャプチャーの走行性能
新型ルノー・キャプチャーは、ガソリン、LPG、E-Techフルハイブリッドの3つの燃料オプションと6種類のエンジンを提供します。
ガソリンエンジンには、1.0L 3気筒ターボから1.3L 4気筒ターボ・マイルドハイブリッドまでがあり、6速マニュアルまたはEDCオートマチックギアボックスが選べます。LPGオプションでは、1.0L 3気筒ターボエンジンがガソリンとLPGのデュアルフューエル対応で、最大トルク170Nmを発揮します。

注目のE-Techフルハイブリッド145エンジンは、2つの電気モーターと1.6Lガソリンエンジンを組み合わせ、市街地走行で最大80%の時間を電気モードで走行します。これにより、燃料節約とCO2排出量削減を実現し、最大トルクは250Nmです。
新型キャプチャーは、MULTI-SENSEとExtended Grip機能も搭載。MULTI-SENSEでは、ECO、SPORT、COMFORT、MYSENSEの4つの走行モードが選べ、Extended Gripでは「スノー」と「オールテレーン」のモードが選択可能です。これらの機能により、さまざまな走行条件に適応し、安定した走行をサポートします。

ルノー キャプチャーの価格
英国での新型ルノー キャプチャーの価格は約420万円(2万1095ポンド)からです。
日本での新型ルノー キャプチャーの価格は未発表です。現行キャプチャーの価格は337万円からです。
ルノー キャプチャーの発売時期
欧州では新型ルノー キャプチャーは2024年6月から受注開始されました。

ルノー キャプチャーは日本で発売される?
新型ルノー キャプチャーの日本での販売は未発表ですが、現行キャプチャーは日本でも販売されているため、新型キャプチャーも日本で発売されると想定されます。
コメント