新型ルノー5 ローラン・ギャロス特別仕様車：全仏オープンテニス2024で初公開のEV

2024年4月25日、仏ルノーはローラン・ギャロスをテーマにした、新型ルノー5（サンク）E-Tech electricの特別仕様車を発表しました。ルノーは3年連続でローラン・ギャロス・グランドスラム・テニス大会（全仏オープンテニス）のプレミアムパートナーとなっています。ルノーはこの新型ルノー5 Eテックエレクトリックを全仏オープンテニスの会場で世界初公開します。

ルノー5 Eテックエレクトリックとはルノーの次世代コンパクトEV（電気自動車）で、2024年2月に正式発表されました。

特別仕様車の車名の由来となったスタッド・ローラン・ギャロス（Stade Roland Garros）とはフランスの首都パリにあるテニス競技場の名前です。全仏オープンテニス大会はこのローラン・ギャロスで開催されます。

車の概要：ルノー 5 E-Tech electricとは？

ルノー 5 E-Tech electricとはルノーの100%電気自動車の最新小型ハッチバックモデルです。車名の5はフランス語でサンク（cinq）と呼びます。

元々ルノー5は1972年に初代モデルが登場しました。1984年に登場した2代目は1996年に生産終了しました。そして2024年2月、3代目となるルノー5はEVとして約18年ぶりに復活しました。

ルノー 5 E-Tech electric ローラン・ギャロスのエクステリアデザイン

ルノー 5 E-Tech electric ローラン・ギャロスのエクステリアデザインは、エレガントでスポーティなデザインが特徴です。

フロントドア下部には、スタジアムの建築様式からインスピレーションを得た聖アンドリューの十字架の中央に、ローラン・ギャロスのロゴがデザインされています。そしてルーフには、サテンブラックのテキスタイル仕上げのシボ加工フィルムが施されています。

ボディカラーは、パールホワイト、ミッドナイトブルー、スターリーブラック、マットスレートグレーの4色から選択可能です。これらのカラーは、クロームサテン仕上げのルーフトリムと、光沢ブラックのエクルー18インチダイヤモンドカットホイールに完璧にマッチしています。特別にデザインされたホイールは、マットな色合いのスレートグレーのハブキャップがエレガントさをさらに引き立てます。

ルノー 5 E-Tech electric ローラン・ギャロスのインテリアデザイン

ルノー 5 E-Tech electric ローラン・ギャロスのインテリアデザインは、スポーツ界のテクニカルウェアからインスピレーションを得た、高密度で繊細なグラフィック織りの特別なライトグレーの内装が特徴的です。完全にリサイクルされたこのテキスタイルには、背もたれのH字型など、多くの透かし織りの特徴があります。全体的な効果は、フロントシートの背もたれにはローラン・ギャロスのロゴがヒートエンボス加工されています。

このシート生地は、ドアパネルとフェイシアストリップにも施されています。助手席エアベントの下には「ブルー・ホワイト・クレイ」の刺繍が施されています。ダッシュボードのトリム・ストリップはサテン・メタル仕上げとなり、「Roland Garros Paris」の文字がバックライトで照らされます。

e-popギアセレクターは、テニスラケットのグリップからインスピレーションを得てデザインされました。。ローラン・ギャロスのロゴは、セレクターの先端にラケットの台座のように見えると言います。

中央のコンソールには、スマートフォンのIH充電マットが装備され、製造工程で赤土のパウダーが使用されています。同様に、「赤土」のループパイルマットがインテリアの仕上げにアクセントを加えている。サテン仕上げのアルミニウム製ドアシルには、ローラン・ギャロス・スタジアムの建築様式からインスピレーションを得た聖アンドリューの十字架が描かれ、「ローラン・ギャロス・パリ」の名が綴られています。

ルノー 5 E-Tech electric ローラン・ギャロスの展示

ルノーはこの全仏オープンテニス 2024のために180台のルノー車両を提供しますが、そのうち88％が電動化モデルとなっています。この車両には、70台のシーニックEテック・エレクトリック、30台のラファールEテック・フルハイブリッド、40台のエスパスEテック・フルハイブリッド、20台のオーストラルEテック・フルハイブリッドが含まれています。

また、大会で使用されるシャトルバスは、1970年代のR5車両4台が使用され、オリジナル・ルノー・ラ・コレクションによって電気駆動化されています。