日産フェアレディZ:オレンジの限定モデル Heritage Edition 北米で価格 930万円

2024年6月、北米日産自動車は「Z Heritage Edition」を発表しました。この特別仕様車は、日産 フェアレディZの55年にわたる歴史を祝福するモデルとして登場しました。初代S30型Zを思い起こさせるアイコニックなオレンジ色のエクステリアカラーが特徴的な限定モデルです。

車の概要:日産 Z Heritage Editionとは?

日産Zは、1969年に初代モデル「フェアレディZ」として誕生して以来、スポーツカーの代名詞として半世紀以上にわたり愛され続けてきました。初代モデルは海外では「ダットサン240Z」として販売され、そのスタイリッシュなデザインと高性能で世界中のファンを魅了しました。今では NISSAN Zとして販売されており、フェアレディZの車名は日本のみとなっています。

今回発表された2024年モデルの「Z Heritage Edition」は、現行モデルのZをベースに、初代240Zへのオマージュを込めた特別仕様車です。ツインターボ3.0リッターV6エンジンを搭載し、400馬力という強力なパワーを誇ります。トランスミッションは6速マニュアルまたは9速オートマチックから選択可能で、メカニカル式リミテッドスリップデフを標準装備しています。外観は、初代240Zを彷彿とさせる「ニューサイトオレンジ」のボディカラーに、黒いフードデカールやサイドデカールを配し、往年のレーシングカーを思わせるデザインとなっています。また、フロントグリルの形状や19インチアルミホイール、フェンダーエクステンションなど、随所に初代モデルを想起させるディテールが施されています。

日産 Z Heritage Editionのエクステリアデザイン

Z Heritage Editionのエクステリアデザインは、初代240Zへのオマージュと現代的な要素を巧みに融合させています。最も目を引くのは、鮮やかな「ニューサイトオレンジ」のボディカラーです。これは1970年から1973年に販売された240Zの「918」オレンジを現代の塗装技術で再現したもので、Zの歴史を色彩で表現しています

フロントフェイスは、初代240Zを彷彿とさせる大型のスプリットグリルを採用しています。この特徴的なグリルデザインは、Zの原点回帰を象徴するとともに、現代的な冷却性能も確保しています

19インチのアロイホイールは、1970年代初期に人気を博した8スポークデザインからインスピレーションを得ています。これらのホイールは、レトロな雰囲気を醸し出しつつ、現代的な性能を提供します

ボディサイドには、70年代スタイルを想起させるグラフィックが施されています。これは当時のZに人気のあったアクセサリーを現代的に解釈したものです。さらに、ボンネット中央にはスポーツストライプが走り、そこには初代Zのモデルコード「S30」がさりげなくデザインされています

フェンダーエクステンションは、車体の四隅に配置され、Zにより攻撃的なスタンスを与えています。これにより、クラシックなZの筋肉質な印象を現代的に再現しています。Cピラーのロゴ周りには、記念の花輪デカールが配されています。これは、過去の周年記念モデルで使用された象徴的なデザインへのオマージュとなっています

日産 Z Heritage Editionのボディサイズ

日産 Z Heritage Editionのサイズは、全長4,379mm、全幅1,844mm、全高1,316mmです。

日産 Z Heritage Editionの走行性能

日産 Z Heritage Editionのパワートレインは、3.0リッターV6ツインターボエンジンを搭載しています。このエンジンは、400馬力という強力なパワーと350lb-ft(約474Nm)の豊かなトルクを発生させます。特に低回転域から立ち上がる力強いトルクは、市街地走行から高速道路まで、あらゆるシーンで爽快な加速感を味わえます

また、機械式リミテッドスリップディファレンシャルやレッドキャリパーを備えた日産パフォーマンスブレーキなどの、スポーツカーならではの装備を搭載しています。

日産 Z Heritage Editionの価格

日産 Z Heritage Editionの価格は約930万円(59,135ドル)です。

日産 Z Heritage Editionの発売時期

北米で日産 Z Heritage Editionは2024年夏に発売される予定です。

日産 Z Heritage Editionは日本で発売される?

日産 フェアレディZ Heritage Editionの日本での販売は未発表です。ただ、このオレンジのフェアレディZは、実は日本でも東京オートサロン2024で出展され話題となっていました。そのため日本でも発売される可能性はあると想定されます。ちなみに、日本ではフェアレディZの受注は停止中となっています。

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