日産新型キックス:2024年夏北米発売 フルモデルチェンジ

2024年3月25日、日産自動車は、新型キックス(KICKS)を2024年夏から北米市場に導入すると発表しました。

新型キックスは、街中で目を引く洗練されたデザインを特徴としており、高級スニーカーを彷彿とさせます。また、高い機能性と信頼性を誇る4WDシステムを装備し、コンパクトクロスオーバーの新たな基準を設定しています。価格に関しては、発売日が近づいた段階で公表される予定です。

車の概要:新型日産キックスとは?

日産キックスとは日産のコンパクトSUVで、2008年に初代キックスが登場しました。初代モデルは三菱自動車から軽自動車パジェロミニのOEM供給という形で展開され、車名はキックス(KIX)でした。日本では2020年に2代目キックス(海外向けと同じKICKSに統合)が発売。2024年3月フルモデルチェンジを行い3代目キックスが北米で世界初公開されました。

新型日産キックスのエクステリアデザイン

新型キックスは、その堅牢なエクステリアで強い印象を与えるデザインを特徴としています。スリムなボディの上部と、広がったスクエア型のフェンダーの組み合わせは、新型キックスのユニークな外観を形成します。リアには、フェンダーに沿って配置されたフルLEDのテールライトが特徴的なデザインを採用し、分割されたテールゲートのような視覚効果を演出しています。さらに、サイドボディのアクセントとして、高級スニーカーのソールを想起させる立体的な形状が加えられ、視覚的な魅力を強化しています。

新型日産キックスのインテリアデザイン

新型キックスのインテリアは、外観のタフで力強いイメージとは一線を画し、モダンで包み込まれるような快適さを提供します。ダッシュボードは、メーターとナビゲーションを表示するデュアルスクリーンによって構成されています。このモデルでは、キックスシリーズとして初めて、全席にゼログラビティシートが採用されており、これにより乗員はより快適な姿勢を維持し、長時間のドライブでも疲労が軽減されます。さらにオプションで選択可能な電動パノラミック・サンルーフは、新世代の薄型デザインを採用しており、風切り音を低減しながら車内に明るさと開放感をもたらします。

新型キックスは、室内の快適性と機能性を追求しつつ、市街地での運転しやすさを兼ね備えたコンパクトなボディサイズを実現しています。車内は乗員に快適な空間を提供し、ラゲッジスペースはクラス最大を誇り、大型クロスオーバー車両にも匹敵する容量を有しています。加えて、ラゲッジルームの開口部は40.3インチと広く、ベビーカーやゴルフバッグなどの大きな荷物も簡単に積み込むことができます。

インフォテインメントシステムにおいても、新型キックスは快適性を重視しています。直感的に操作可能な12.3インチのデジタルディスプレイが搭載され、室内には最大4つのUSB Type-Cポートと、前方センターコンソールに設置されたワイヤレス充電器が用意されています。さらに、Android AutoとApple CarPlayに対応しており、SRプレミアムパッケージにはBose® Personal Plusの10スピーカーオーディオシステムが装備され、運転席と助手席にはヘッドレストスピーカーも追加され、どの座席からも鮮明な音質で音楽を楽しむことができます。

新型日産キックスの走行性能

新型キックスのパワートレインは、効率性と応答性を重視した設計がなされています。この車両には、最高出力141ps、最大トルク190Nmを発揮する2リットル直列4気筒エンジンが搭載され、最新のエクストロニックトランスミッションと組み合わされています。この組み合わせにより、特に高速道路での追い越し時などにスムーズで力強い加速が可能となり、ドライビング時の安心感を提供します。

北米市場専用のキックスに、初めて4WDシステムが導入されました。この新機能は、「S」「SV」「SR」といった全グレードに適用され、どんな天候や路面状態においても安心感を提供します。特に、「SNOW」モードは滑りやすい路面に特化しており、4WDとビークルダイナミックコントロールシステムを精密に制御することで、雪道での安定した運転をサポートします。さらに、最低地上高はこのセグメントで最も高い8.4インチに設定されており、悪路や雪道での走破性が大幅に向上しています。

新型日産キックスの安全性能・運転支援機能

新型キックスは、最新のの安全機能と運転支援システムを兼ね備えており、運転中の安心感を一層高めます。このモデルには、全方位をカバーする運転支援システム、セーフティシールド360が全グレードに標準で搭載されており、歩行者検知機能を備えたエマージェンシーブレーキ、後側方車両検知警報(BSW)、後退時車両検知警報(RCTA)、車線逸脱防止支援システム(LDP)、ハイビームアシストが含まれます。

特に最上級グレードの「SR」には、北米市場のキックスで初めてプロパイロット(北米名:ProPILOT Assist)が導入されており、高速道路での運転疲労を大幅に軽減します。加えて、タイヤ空気圧警報システムや、車内に物を忘れた場合に知らせるリアドアアラート、運転手のふらつきを警告するインテリジェントDAなどの機能も標準で備わっています。これらの先進的な機能により、新型KICKSは全方位からドライバーを守る安全機能を約束します。

新型日産キックスの価格

新型キックスの価格は現時点では未発表で、発売日近くに発表予定となっています。日本での現行キックスの価格は2,998,600円からです。

新型日産キックスの発売時期

北米では新型日産キックスは2024年夏に発売されることが発表されました。

新型日産キックスは日本で発売される?

今回発表されたのは北米での導入についてであり、日本での新型日産キックスの発売日などについては未発表です。北米での発売から遅れて日本導入となることが予想されています。

新型日産キックスのライバル車

以下の車が、日産キックスの主な競合モデルです。

トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロスは、トヨタ自動車が製造販売するコンパクトSUVです。コンパクトなボディサイズながら、広い室内空間とラゲッジスペースを備えています。

ホンダ ヴェゼル

ホンダ ヴェゼルは、ホンダが製造販売するコンパクトSUVです。ハイブリッドモデルは燃費性能が非常に優れています。

マツダ CX-30

マツダ CX-30は、マツダが製造販売するコンパクトSUVです。スタイリッシュなデザインとスポーティーな走行性能が特徴です。

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