レクサス ミラノデザインウィーク2024出展:EVコンセプト LF-ZCに着想を得たアート作品

レクサスは、2024年4月16日から4月21日にかけて、イタリア・ミラノで行われる世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2024」に参加することを発表しました。このイベントは、デザイン界の最新動向が一堂に会する場であり、LEXUSはトルトーナ地区に位置するスーパースタジオ・ピューのアートポイント及びアートガーデンで「Time」と題したインスタレーションを展示予定です。

LEXUSは、過去35年間にわたり、ラグジュアリーカー業界の既成概念に挑戦し続けてきました。その結果、製品やサービスの枠を超えた新しい顧客体験を生み出すことに成功しています。この長い間の取り組みを反映して、「Time」というインスタレーションでは、現代の技術がどのようにカスタマイズされた体験を提供し、個々のユーザーに合わせて適応し、発展することが可能になるのかを模索します。

今回のミラノデザインウィーク2024で、LEXUSは敷地内の二つの展示エリアにて、異なる背景を持つ二人のデザイナーによる創作物を披露します。展示の一つ目は、屋内に設けられ、「LF-ZC」(Lexus Future Zero-emission Catalyst)という次世代のバッテリー電動車コンセプトからインスピレーションを受けた作品です。このインスタレーションは、「BEYOND THE HORIZON」と題され、Tangentの吉本英樹氏によって制作されました。ここでは、ソフトウェアによる連続的な進化を通じて描かれる次世代モビリティのビジョンが展開されます。また、音楽家の渋谷慶一郎氏が提供する音楽により、来場者はより深い没入感を体験することができます。

屋外での展示では、「8分20秒」という作品が紹介されます。これは、カーボンニュートラルを目指す未来への道のりを、デザインとテクノロジーの観点から探求したもので、LEXUSとデザイナーのマーヤン・ファン・オーベル氏の共同のビジョンが表現されています。この二つの作品は共に、「LF-ZC」をモチーフにしており、ハードウェアとソフトウェアが一体となって生み出す、新しいタイプの乗り物による体験の可能性を探るものです。

LEXUSは、2005年からミラノデザインウィークに参加し続けています。この期間中、LEXUSはフィリップ・ニグロ氏、ネリ・オックスマン氏、藤本壮介氏、ライゾマティクス、ジャーメイン・バーンズ氏といった著名なアーティストやデザイナーと共に、ブランドの価値観や将来像を象徴する体験を訪れる人々に提供してきました。これらのコラボレーションを通じて、LEXUSは没入感のある魅力的な展示を創出し、来場者に新たな視点を提供してきたのです。

展示に関する情報は以下の通りです。

  • 日程:2024年4月16日(火曜日)から21日(日曜日)まで
  • 時間:午前10時から午後9時まで
  • 会場:スーパースタジオ・ピュー内アートポイント、アートガーデン(Superstudio Più)
  • 住所:Via Tortona, 27 20144 – イタリア、ミラノ
  • 展示内容:Tangentの吉本英樹氏による『BEYOND THE HORIZON』(アートポイントで展示)、マーヤン・ファン・オーベル氏による『8分20秒』(アートガーデンで展示)
  • 主催:Lexus International

LEXUSは、創造性豊かな展示を通して、ブランドの哲学と未来へのビジョンを国際的なステージであるミラノデザインウィークにて表現し続けています。

デザイナープロフィール

『BEYOND THE HORIZON』デザイナー・プロフィール

吉本 英樹(Tangent)

吉本英樹氏は、デザインスタジオTangentのチーフデザイナーであり、東京大学先端科学技術研究センターの特任准教授を務めています。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生時代、2013年に第1回LEXUS DESIGN AWARDで優勝したことが、彼のデザインキャリアの転機となりました。彼の受賞作品「INAHO」は、国際的な展示会で紹介され、現在もギャラリーでの展示が続いています。デザインとエンジニアリングの統合を推進する彼の作品は、Hermèsをはじめ多くの高級ブランドから評価されており、新しいビジネス開発や都市計画など、多岐にわたるプロジェクトで活躍しています。最近では、日本の伝統工芸と最先端技術を結びつけるプロジェクト「Craft x Tech」を立ち上げ、日本文化の発展にも貢献しています。

Tangentは、「人々の生活や時間に技術を押し付けるのではなく、それと一体となるデザイン」を目指すスタジオとして知られており、LEXUSが目指す顧客との関係構築に深く共鳴し、今回のコラボレーションに至りました。

渋谷 慶一郎(ATAK)

渋谷慶一郎氏は、東京藝術大学での学びを経て、電子音楽の先端を行く作曲家として知られています。彼の業績は、電子音楽からピアノソロ、オペラ、映画音楽に至るまで広がりを見せています。2012年には、独特の世界観を持つボーカロイド・オペラ『THE END』を発表し、世界的な注目を集めました。2018年にはAIを搭載したアンドロイドがオーケストラを率いる『Scary Beauty』を披露し、最新技術と芸術の融合に挑戦し続けています。2020年には、映画「ミッドナイトスワン」の音楽で複数の賞を受賞し、映画音楽でもその才能を発揮しています。生と死、テクノロジーの境界を探る彼の作品は、常に新しい視点から世界を見つめ直すことを促します。

『8分20秒』デザイナー・プロフィール

マーヤン・ファン・オーベル(マーヤン・ファン・オーベル スタジオ)

マーヤン・ファン・オーベル氏は、太陽光エネルギーとデザインを組み合わせることで知られるオランダ出身の革新的なソーラーデザイナーです。彼女が率いる「マーヤン・ファン・オーベル スタジオ」は、日常生活に太陽エネルギーを取り入れる新しい方法を模索し、その成果は世界中で高く評価されています。ファン・オーベル氏は、サステナビリティとデザインの統合を通じて、未来の生活環境を改善することを目指しており、そのアイデアはLEXUSが提案する電気自動車の体験とも深く共鳴しています。彼女の代表作には、「Sunne」「Current Table」「Power Plant」、2020年のドバイ万博オランダパビリオンの屋根などがあります。教育的背景には、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートやリートフェルトアカデミー・デザインラボが含まれ、彼女の作品は常に革新的でありながらも人々の生活に根ざしたものとなっています。

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