2024年2月7日、MINIは3ドアハッチバックの新型ミニクーパー(MINI Cooper)を発表しました。この新型車は、2023年に発表された電気自動車版のミニクーパー(日本名:MINI 3 DOOR/ミニ 3ドア)に続き、ガソリンエンジンを搭載した新型ミニクーパー Cとミニクーパー Sとして市場に投入されます。

車の概要:ミニクーパーC & ミニクーパーSとは?
ミニクーパーはBMWグループのMINIブランドによる3ドアハッチバック車です。1959年に初代ミニが登場し、革新的なデザインや独特の走行性能が人気を博し英国を代表する車種の一つになりました。そして2023年9月に5代目となるフル電動化された新型ミニクーパーが登場しました。この発表時はミニクーパーEVモデルのみの登場でしたが、2024年2月に内燃機関モデルの新型ミニクーパーCとSが発表されました。
特徴的なデザインとして、新型モデルは伝統的なMINIのプロポーションを保持しながらも、目を引くフロントグリルを備え、一目でMINIと識別できる顔立ちを持っています。内装は、デザインのミニマリズム、デジタルイノベーション、そして没入感あるユーザーエクスペリエンスを特徴としています。

新しいモデルラインナップでは、ガソリンエンジンの性能レベルに応じて、MINI Cooper CとSの2つのバリエーションが提供されます。選択可能な3気筒または4気筒のガソリンエンジンは、効率性とパフォーマンスを追求したもので、どちらもブランド独自のゴーカート感覚を体験できます。
MINIの責任者、シュテファニー・ヴルストは、「クラシックなMINI 3ドアを望む方々や、伝統的なパフォーマンスと独特なエンジンサウンドを楽しみたい方々にとって、この新型MINI Cooperは理想的な選択です」とコメントしています。また、MINIはオールエレクトリックモデルに加え、このガソリンエンジンモデルも選択肢として加えることで、ユーザーに対する選択肢の幅を広げています。
2023年位発表された新型ミニクーパーのEVモデルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ミニクーパーC & ミニクーパーSのエクステリアデザイン
新型ミニクーパーは、ピュリスティックなデザインとコンパクトなシルエットを特徴としており、MINIの基本理念「最小限のエコロジカル・フットプリントで最大のドライビングプレジャー」を体現しています。新しいデザイン言語は、ボディのクリアな表面に現代的なミニマリズムを取り入れ、ショート・オーバーハングとショート・ボンネットがロング・ホイールベースとのコントラストを生み出し、MINIらしいプロポーションを実現しています。
特に注目すべきは、新しい八角形グリルです。これはミニクーパーの特徴的な顔立ちを一層際立たせるデザインで、エアインテーク間の水平ストラットに配置されたBMWグループ最小のレーダー・センサーと相まって、車のフロント部分に洗練された印象を与えます。さらに、車両には合計12個の超音波センサーが搭載されており、これらのセンサーがドライバー・アシスタンス・システムをサポートし、ドライビングの安全性を向上させています。

光の演出も新型ミニクーパーの魅力の一つです。横長のLEDデイタイム・ランニング・ライトが新しい外観を引き立て、新デザインのMINI LEDヘッドライトとマトリクス・リア・ライトが、選択可能な3種類の光源で車の印象を一層強めます。これらのライトは、特別に編成されたウェルカム/グッドバイ・アニメーションと共に、車の個性を際立たせる重要な役割を果たしています。リアライトは三角形の印象的なデザインになりさらに個性を引き立たせます。


新型ミニクーパーは、エッセンシャル、クラシック、フェイバリット、そしてJCWという4つの個性的なトリムバリエーションを搭載して登場しました。これらのトリムは、新型MINI Cooper CとSに対して、ボディペイントの仕上げとインテリアトリムにおいて多様なカスタマイズオプションをもたらします。カスタマーは4種類のルーフカラーの中から選択し、車両の外観に異なるコントラストを加えることができます。特に注目すべきは、フェイバリットトリムパッケージに含まれる専用オプションであるスプレーテックデザインのマルチトーンルーフです。このルーフは、3色のグラデーションで構成され、新型MINIの特徴的な外観を一層際立たせます。さらに、16インチから18インチまでのアルミニウムリムは、エアロダイナミクスを考慮した新しいデザインが採用されており、見た目の美しさだけでなく、性能にも貢献しています。

ミニクーパーC & ミニクーパーSのインテリアデザイン
クラシックなMINIからのインスピレーションを受けたこのエレガントでミニマルな新型ミニクーパーのインテリアデザインは、新しいステアリング・ホイール、丸い有機ELディスプレイ、特徴的なトグル・バー、そしてツートーンのテキスタイル・ダッシュボードを特徴としており、広々としたコックピット空間を実現しています。このクリーンなラインとゆとりのあるスペースは、モダンなインテリアの象徴です。さらに、パノラミック・ガラスルーフが車内に明るくフレンドリーな雰囲気を加え、リアシートを60:40の比率で倒すことで、ラゲッジ・ルームを210リットルから最大725リットルまで柔軟に拡張することが可能です。

パーキングブレーキ、ギアセレクター、スタート/ストップキー、エクスペリエンスモードの切り替え、音量調節など、主要な操作はすべて特徴的なトグル・バーから直接行えます。センターコンソールにあるギアセレクターは、新しいワイヤレス充電シェルフ2.0のためにデザインされており、スマートフォンを収納してワイヤレスで充電できます。
コックピットの中心には、MINIインタラクション・ユニットが配置され、240mmの直径を持つ高解像度で薄型のOLEDディスプレイがドライバーの操作性を向上させます。このディスプレイは、高品質なガラス・エッジを備え、スマートフォンのような操作ロジックで、直感的に操作可能です。速度や燃費などの車両関連情報は画面上部に、ナビゲーション、メディア、電話、クライメートコントロールなどのメニュー項目は下部に配置されており、各機能はウィジェットとして横並びに表示され、スワイプやタッチで簡単に選択できます。

オプションで選べるMINIエクスペリエンス・モードは、車内の雰囲気を一変させる新しい機能です。このモードでは、ダッシュボード上に配置された2つのプロジェクター・ユニットが、様々なイルミネーション・グラフィックを照射し、ビジュアル・デザイン、アンビエント・ライティング、サウンド・デザインが相互に作用して、コックピットの外観を変化させます。これにより、MINI Cooperのパーソナライズが一層拡がり、所有者に合わせたカスタマイズが可能になります。
MINIエクスペリエンス・モードでは、各設定に応じた独自のダイナミックな背景が用意されており、ドライバーは自分の好みに合わせて選ぶことができます。さらにパーソナル・モードを選択すると、MINIアプリを通じて自分の写真をディスプレイの背景に設定できるため、車内をより個人的な空間にすることが可能です。選択した写真の支配的なカラーは、ダッシュボードやドア・パネルのテキスタイル表面にも反映され、イルミネーション・グラフィックとして車内全体に広がります。

ミニクーパーC & ミニクーパーSの走行性能
新型ミニクーパーは、2つのエンジンバリエーション、MINI Cooper SとMINI Cooper Cを擁し、それぞれ異なるパフォーマンスを提供します。MINI Cooper Sは、4気筒エンジンで最高出力204hp、最大トルク300Nmを発揮し、0-100km/h加速を6.6秒で駆け抜けます。一方、MINI Cooper Cは、3気筒エンジンで最高出力156hp、最大トルク230Nmを生み出し、0-100km/h加速を7.7秒で実現しています。
ドライビングの楽しさと快適性をさらに高めるため、新型ミニクーパーは、俊敏なハンドリングを実現するサスペンションとダンピングシステムを装備。正確なステアリングと強力なブレーキの組み合わせが、安全かつ快適なドライブを約束します。
ドライブモードセレクトのMINIエクスペリエンス・モードでは、ゴーカート・モードが設定されており、伝説的なJohn Cooper WorksにインスパイアされたモータースポーツのようなMINIらしい走りが楽しめます。

ミニクーパーC & ミニクーパーSの安全性能・先進機能
新型ミニクーパーは、安全かつ快適なドライビング体験を提供するために、数々のドライバー・アシスタンス・システムを搭載しています。特に注目されるのは、標準装備されているセーフ・イグジット機能です。これは、車両が駐車中に周囲を監視し、ドアを開ける前に接近してくる他の道路利用者を警告するもので、ドアの解錠を遅らせることで、衝突のリスクを軽減します。
さらに、新型ミニクーパーには、「Hey MINI(ヘイ ミニ)」と声をかけるだけで起動するMINIインテリジェント・パーソナル・アシスタント(IPA)が搭載されています。この機能により、ナビゲーション、電話、エンターテイメントなど、車両のさまざまな機能を声で直接操作できるようになります。
車のキーとしてスマートフォンを使用できる革新的なMINIデジタル・キー・プラス機能も導入されています。これはMINIアプリを通じて機能し、ドライバーが車に近づくと自動的にドアのロックを解除し、ウェルカム・アニメーションを表示することで、使用者に合わせた車両体験を提供します。
ミニクーパーC & ミニクーパーSの価格
新型ミニクーパーの価格は現時点では未発表です。
ミニクーパーC & ミニクーパーSの発売時期
新型ミニクーパーの発売時期は現時点では未発表です。
ミニクーパーC & ミニクーパーSは日本で発売される?
新型ミニクーパーは日本のMINIの公式サイトで掲載されているため、日本で発売されると想定されます。
ミニクーパーC & ミニクーパーSのライバル車
新型ミニクーパーの競合モデルとして以下の車種があげられます。
フィアット 500
フィアット 500は、レトロなデザインと個性的なカラーバリエーションが特徴的なコンパクトカーです。手頃な価格と都市部での運転に適したコンパクトなサイズも魅力ですが、2人乗りなので後部座席はありません。
フォルクスワーゲン ポロ
フォルクスワーゲン ポロは、ミニクーパーよりも広い室内空間と実用性を備えたコンパクトカーです。高い質感と快適な乗り心地、先進的な安全装備も魅力です。
アウディ A1
アウディ A1は、ミニクーパーよりも洗練されたデザインと高い質感を持つコンパクトカーです。スポーティーな走行性能と先進的なインフォテイメントシステムも魅力ですが、価格はミニクーパーよりも高くなります。
BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズは、ミニクーパーよりもスポーティーな走行性能と後輪駆動が特徴的なコンパクトカーです。広い室内空間と実用性、高級感溢れる内装も魅力ですが、価格はミニクーパーよりも高くなります。
マツダ MAZDA2
MAZDA2は、ミニクーパーよりも優れた燃費と環境性能を持つコンパクトカーです。広い室内空間と実用性、マツダ独自の「SKYACTIV」技術によるスポーティーな走も魅力です。
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