アルファ ロメオ 33ストラダーレ:世界33台限定で復活した伝説のスーパーカー 価格は3億円以上か

アルファ ロメオは、伝説的なスーパーカーの復活を発表しました。世界でたった33台限定のまさに芸術作品とも言えるオーダーメイド仕様のクルマ。1960年代にモータースポーツの世界で名を馳せたTipo 33から派生したこの車は、美しさとスポーツ性能の結晶です。50年以上の時を経て、生まれ変わったアルファロメオ 33ストラダーレ(Alfa Romeo 33 Stradale)は、伝統と未来の融合を象徴する、アルファ ロメオの夢への挑戦です。

車の概要:アルファ ロメオ 33ストラダーレとは?

イタリアのアルファ ロメオ2023年8月に伝説的な1960年代の33ストラダーレの復活を発表しました。この車は新しい2シータークーペのスーパーカーです。モータースポーツ界で伝説となったとも言えるTipo 33(ティーポ33)から派生した、初代の33ストラダーレは1967年に登場。当時18台のみ生産され、12台のみ販売された幻の名車です。このオリジナルモデルは神の造形とも呼ばれた美しいフォルムでした。今回復活した33ストラダーレは初代モデルのプロポーションを可能な限り再現。伝統と最先端のテクノロジーとこだわりが凝縮された、流麗で美しいデザインに仕上がりました。。アルファ ロメオ 8Cコンペティツィオーネ以来のスーパーカーとなりました。さらにアルファ ロメオとしては初のEVモデルとなりました。今回のモデルは世界で33台限定ということでコレクターアイテムとしての高い価値を持つことになります。

33ストラダーレは、「fuoriserie(フォーリセリエ)」というカスタム仕様車として製造され、世界に一つだけのスーパーカーとして存在します。カスタマー自らがシャシー番号に署名できる登録手続きも特徴的です。また手作業で仕上げられるテーラーメイド品質基準により、イタリアならではのクラフツマンシップのこだわりが光ります。

アルファ ロメオ 33ストラダーレのエクステリアデザイン

アルファ ロメオ新型33ストラダーレのエクステリアデザインは、機能美と芸術性が融合した傑作です。アルファ ロメオはこれを「必要な美」の典型と称しています。サイドミラーからサイドエアインテーク、ヘッドライトからフロントグリルのVシールドに至るまで、エアロダイナミクスの強化に重点を置いた設計がなされています。特に目を惹くのはカーボンファイバーとアルミニウム製のラップアラウンドルーフで、軽量化と同時にパノラマビューを提供し、バタフライドアはデザインと機能性を両立させています。

リアデザインは、センター部のV字型デザインと組み合わされたエアロダイナミクスにより、力強さとエナジーを醸し出しています。ヘッドライトは、「ハイテクジュエリー」とも称されるデザインで、エアインテークとしての機能も果たしています。

ボンネットのプレスラインの収束点に位置する盾型グリル「スクデット」のVシールドは、アルファ ロメオの象徴的なエンブレムを3Dで表示し、彫刻的な造形で完璧な芸術性を表現しています。さらに、ゴールドのアルミホイールとカーボンセラミックブレーキの組み合わせは、伝統と先代モデルへの敬意を表すデザインです。

また印象的な航空機のコックピットのような「エリトラ(elytra)」と呼ばれるバタフライドアも1967年モデルのオマージュです。

側面のカーボン部分に配置されたリアウインカーは、アルファ ロメオ伝統の「必然の美」を追求し、Tipo 33/2 ストラダーレへのオマージュを込めています。テールライトは、立体効果を施したデザインで、歴史的なリアデザインを現代的な視点から再解釈しています。このように、新型33ストラダーレは、アルファ ロメオの歴史を継承しつつ、最新の技術とデザインを融合させた、まさに動く芸術作品と言えるでしょう。

アルファ ロメオ 33ストラダーレのインテリアデザイン

新型アルファ ロメオ「33ストラダーレ」のインテリアデザインは、ドライバーオリエンテッドな設計が特徴で、シンプルでありながら高い機能性を備えています。ジェット機の操縦席を思わせる明るいキャビンは、アルファ ロメオの航空学への敬意を表しています。センターコンソールは航空学に由来する機能性を有し、アルミニウム製でデザインされています。

インテリアにはイタリア語のみが刻まれたシフトノブやギア、スイッチが配され、直感的な操作感を実現しています。デジタルクラスターメーター「カノッキアーレ」はアナログとデジタルの要素を融合し、2つのドライブモードに応じてレイアウトが変化します。ダッシュボードとセンターコンソールの間には、必要に応じて格納できる大型ディスプレイが備わっています。

ドアの内貼りは、「カンネローニ」と呼ばれる特徴的なリブデザインで、1967年のTipo 33/2 ストラダーレへの敬意を表しています。キャビンには最高級のマテリアルと快適なシートが採用され、ドライバーと車の一体感を極めることで、ドライビングプレジャーの新たな意味を定義しています。このように、新型33ストラダーレのインテリアは、伝統と革新が融合した、芸術的なデザインと機能性を兼ね備えているのです。

アルファ ロメオ 33ストラダーレの走行性能

新型アルファ ロメオ「33ストラダーレ」の走行性能は、その歴史的な名声にふさわしいレベルにあります。このスーパーカーは、3.0L V6ツインターボエンジンモデルとバッテリーEVモデルの2種類から選べます。

3.0L V6ツインターボエンジンは最高出力620PSを誇り、そのパワーを後輪駆動で路面に伝えます。0-100km/h加速は3秒以下と非常に迅速で、最高速度は333km/hに達します。一方、EVモデルは最高出力750PSを発揮、0-100km/h加速はわずか2.5秒以下です。このEVモデルはアルファ・ロメオ初のバッテリーEVパワートレイン(BEV)を採用し、航続距離は450kmです。

走行モードは「ストラーダ」と「ピスタ」の2種類があり、快適性重視とスポーツ走行向けに最適化されています​​。また、アルファ・ロメオ独自の「セミバーチャル」四輪ステアリングシステムにより、公道でもサーキットでも優れた操縦性を発揮します​​。ブレーキシステムには、フロントに6ピストン、リアに4ポットのブレンボ製カーボンセラミックベンチレーテッドが装備されており、効果的な減速性能を提供します​​。

軽量化にも注力されており、モノコックシャシーはカーボンファイバー製、ボディフレームはアルミニウム製です。これにより車重は約1500kgに抑えられています。このように、新型33ストラダーレは、その歴史的な背景と現代の最先端技術を組み合わせ、非常に高い走行性能を実現しています。

アルファ ロメオ 33ストラダーレの価格

新型33ストラダーレの価格は約3億円〜4.8億円からと想定されます。

アルファ ロメオ 33ストラダーレの発売時期

新型33ストラダーレはアルファ ロメオの特別な顧客に割り当てられ、2022年時点ですでに完売しているとのことです。

アルファ ロメオ 33ストラダーレは日本で発売される?

新型33ストラダーレの33台の販売先は公開されておらず、日本への割り当てがあったかは不明です。

まとめ

新型33ストラダーレは限定生産モデルであり、その希少性と価値が車の魅力の一部となっています。限定33台の生産と高額な価格設定により、コレクターアイテムとして価格高騰することはおそらく間違いはないでしょう。この伝統のストーリー性と本気で開発されたと思われるパワートレイン、そして美しいデザインは、大きな価値につながるでしょう。

アルファ ロメオ 33ストラダーレ公式ページはこちら

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