三菱自動車が2025年9月18日に発表した軽スーパーハイトワゴンの新型eKスペースは、従来の実用性を保ちながら親しみやすさと先進性を両立させた3代目モデルとしてフルモデルチェンジしました 。新型 eKスペースは10月29日からの発売開始で、日常を安全・安心かつ快適に過ごせる「私の日常に安らぎが寄り添うクルマ」というコンセプトを掲げています 。
車の概要:三菱 eKスペースとは?
eKスペースは、NMKVが開発し三菱自動車が製造・販売する軽スーパーハイトワゴンです 。2014年2月に初代が発売され、現在の新型は3代目に当たります 。初代は2014年から2020年まで販売され、2代目は2020年から2025年まで展開されていました 。
eKシリーズの原点である初代eKワゴンで掲げられた「いい軽(eK=excellent K-car)」という思想を受け継ぎ、軽自動車市場の30%以上を占めるスーパーハイトワゴン市場への参入モデルとして誕生しました 。日産ルークス(旧デイズルークス)の兄弟車として共同開発されており、街中での取り回しの良さと幅広い世代に親しまれるモダンなデザインが特徴です 。
三菱 eKスペースのエクステリアデザイン
新型eKスペースは親しみやすく、モダンで高品質なエクステリアデザインを採用しています 。フロントフェイスでは、黒い帯でつながるグリルとキューブ型LEDヘッドランプが印象的な表情を作り出し、メッキモールや特徴的なプレスラインによって高級感を演出しています 。
老若男女問わず幅広い層に愛される親しみやすくモダンなデザインが追求されており、従来のマイルドな印象から一転して存在感のあるスタイリングに生まれ変わりました 。ボディカラーには新色「デニムブルーパール」を含むモノトーン計8色が設定されています 。
新型eKスペースのボディサイズは、全長3395mm、全幅1475mm、全高1800mmです 。
三菱 eKスペースのインテリアデザイン
新型eKスペースのインテリアは、使いやすさと先進性を高めたデザインが特徴です 。7インチカラー液晶メーターと一体型パネルを採用したインパネは、先進感と上質感を醸成し、グレーを基調とした柔らかな印象のデザインで性別や年代を問わず好まれる雰囲気に仕上げられています 。
シート生地には伸縮性に優れた素材を採用し、身体へのフィット感と座り心地を向上させました 。Aピラーの位置と角度を見直すことで、室内長は従来比+115mmを実現し、ピラー自体を細くすることで前方視界を大きく改善しています 。これにより開放感と安全性の両方が高められています 。
収納面では、USBポートと併設したインパネロワートレイや助手席前インパネトレイ、運転席アッパーボックスを新たに採用するなど、使いやすさにこだわった豊富な収納スペースが確保されています 。


三菱 eKスペースの走行性能
新型eKスペースには3つのドライブモードセレクター(POWER/NORMAL/ECO)が搭載されており、ドライバーの運転スタイルに合わせて選択が可能です 。搭載されるエンジンは、DOHC 12バルブ3気筒の自然吸気エンジンで、CVTと組み合わされています 。
前モデルに採用されていたマイルドハイブリッドシステムを廃止しながらも、エンジンとCVTの最適化により燃費性能は向上しており、FF車で22.0km/L(前モデル比+1.1km/L)という優秀な燃費を実現しています 。この改良により、実用的な燃費性能と走行性能の両立が図られています 。
三菱 eKスペースの価格
eKスペースの価格は174.9万円からとなっています 。グレード構成は「M」グレードと「G」グレードの2種類で、それぞれに2WDと4WDが設定されています 。
具体的な価格設定は、Mグレード2WDが174.9万円、Mグレード4WDが187.99万円、Gグレード2WDが180.95万円、Gグレード4WDが194.59万円となっています 。消費税10%込みの車両本体価格で、リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、登録・届出等に伴う費用は含まれていません 。
三菱 eKスペースの発売時期
新型eKスペースは2025年10月29日(水)より全国の系列販売会社を通じて販売が開始されます 。2025年9月18日に正式発表され、同日から予約受付が開始されています 。
三菱 eKスペースの日本で発売されるか
eKスペースは日本国内専用モデルとして開発されており、全国の三菱自動車系列販売会社を通じて販売されます 。軽自動車規格は日本独自の規格であり、海外展開は想定されていません 。
三菱 eKスペースの辛口評価
eKスペースをあえて辛口で評価します。新型モデルでマイルドハイブリッドシステムを廃止した点は、環境性能の観点から見ると後退と言えるでしょう 。競合他社がハイブリッド技術の向上に取り組む中、この判断は時代の流れに逆行している印象を受けます 。
また、デザインがより保守的で大人しい方向に変化したことで、先代モデルが持っていた個性や特徴が薄れた感は否めません 。軽スーパーハイトワゴン市場は激戦区であり、ホンダN-BOXやダイハツタント、スズキスペーシアといった強力なライバルの中で、独自性を打ち出せているかは疑問です 。
価格面でも、174.9万円からという設定は決して安くはなく、装備内容を考慮しても競争力に課題があると言えそうです 。
三菱 eKスペースのライバル車
eKスペースの主要なライバルは、軽スーパーハイトワゴン市場を牽引するホンダN-BOX、ダイハツタント、スズキスペーシアです 。これらはいずれも全高1700mm以上で独立したボンネット内にエンジンを持つスーパートールワゴンタイプの軽自動車として分類されます 。
特にN-BOXは市場シェアトップを誇る人気モデルで、タントは革新的な機能性、スペーシアは使い勝手の良さで定評があります 。また、兄弟車である日産ルークスも直接的な競合となり、三菱デリカミニは同社内でのポジション争いという側面もあります 。
まとめ
新型eKスペースは、2014年の初代発売から11年を経て3代目に進化した軽スーパーハイトワゴンです。親しみやすいモダンなデザイン、先進性を高めたインテリア、実用的な燃費性能を実現しながら、174.9万円からという価格設定で2025年10月29日に発売されます。マイルドハイブリッド廃止という判断には賛否があるものの、日常使いを重視したコンセプトのもと、幅広いユーザー層に訴求する仕上がりとなっています。激戦区の軽スーパーハイトワゴン市場で、どこまで存在感を発揮できるかが注目されます。



コメント