2024年3月28日、ボルボはニューヨーク国際自動車ショーでの授賞式で、ボルボの電気自動車(EV)で最小のSUVであるボルボEX30(Volvo EX30)が「2024ワールド・アーバン・カー」を受賞したことを発表しました。また、ボルボEX30は、世界中から選ばれた38台の候補車のなかで、世界のトップ3にも選出されました
この受賞は、ボルボ・カーズの電動化戦略の成功を象徴するものであり、ボルボ・カーズのCEO、ジム・ローワン氏は受賞に際して、EX30が市場からの高い評価を受けていること、そして電気自動車への移行が進む現代において最適な選択肢であることが証明されたと喜びを表しました。ジム・ローワン氏はさらに、EX30が今後ボルボの成長に大きく寄与するとの確信を示しています。

2023年夏の発表以来、ボルボEX30は国際的に高い評価を受け続けており、既にThe Sun紙のカー・オブ・ザ・イヤー、The Sunday Times紙のスモールSUV/クロスオーバー・オブ・ザ・イヤー、Top Gear magazineのエコ・ウォリアー・オブ・ザ・イヤーといった、数々の名誉ある賞を獲得しています。
ボルボの製品群には、多様なセグメントをカバーする魅力的なプラグインハイブリッドモデルやマイルドハイブリッドモデルが含まれていますが、EX30のような電気自動車の存在は、2030年に向けて電気自動車のみを販売するというボルボ・カーズの野心的な目標達成に向けた重要なステップです。
顧客からの強い支持を背景に、ボルボEX30はその受注数においても、今年のベストセラーモデルの一つになることが予想されています。

車の概要:ボルボEX30とは?
ボルボEX30はスウェーデンの自動車メーカー ボルボの100%電動コンパクトSUVです。2023年6月にワールドプレミアされました。
EX30はボルボがこれまでに市場に送り出したSUVの中でも特にコンパクトなサイズを誇り、電気自動車専用のプラットフォームを基に製造されています。この車は、走行中の排出ガスがゼロであるだけでなく、製造から廃棄に至るまでのライフサイクル全体にわたってカーボンフットプリントを可能な限り抑えることを目標として開発されました。

欧州では、ボルボEX30は3種類の電動パワートレインの選択肢が提供されます。その中には、200kW(272馬力)の出力と51kWhのバッテリーを備えたシングルモーターバージョン、バッテリー容量が69kWhに増強された航続距離の長いシングルモーターエクステンデッドレンジ、そして315kW(428馬力)の出力と69kWhのバッテリーを搭載したツインモーターパフォーマンスモデルが含まれます。特に、シングルモーターエクステンデッドレンジの日本仕様は、最大560kmの航続距離(欧州参考値は最大476km)を誇り、バッテリーはわずか25分で10%から80%まで充電可能です。
また、ボルボEVらしいスカンジナビアンデザインのエクステリア、インテリアも魅力の一つです。

新型ボルボEX30について、以下の記事で詳しく紹介しているので合わせてご覧ください。
<新型ボルボEX30:Volvo史上最小SUVで最速加速のEV 価格は559万円から>

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