欧州トヨタが2023年11月18日に新型トヨタ C-HRの公道ドライブの写真を新たに発表しました。「道路を走るコンセプトカー」というテーマで、美しい新型C-HRの姿を公開しました。

車の概要:トヨタ C-HRとは
トヨタ C-HRはトヨタ自動車のコンパクトSUV。次世代世界戦略車として初代モデルが2016年に登場。当時はRAV4、プリウス、86の人気3モデルの長所を組み合わせたクロスオーバーという位置付けでした。当時のトヨタの中では斬新なデザインが受け、日本や欧州を中心に人気車種になっていきました。アグレッシブなデザイン、モダンなインテリア、ハイブリッドパワートレインなどが特徴的。ちなみに車名のC-HRは「Coupe High Rider(クーペハイライダー)」、「Compact High Rider(コンパクトハイライダー)」、「Cross Hatch Run-about(クロスハッチランナバウト)」などのCHRを掛け合わせから来ています。
2023年6月に2代目となる新型C-HRが発表された。2023年11月からトルコの工場で生産が始まった。この新型C-HRは欧州専用モデルへと変更された。

新型C-HRのデザイン
新型C-HRは、独創的なクーペ風のデザインと洗練されたスタイリングにより「道路上のコンセプトカー」と言える美しいデザインに仕上がっています。ヨーロッパの顧客向けに、ヨーロッパで企画され、デザインされ、エンジニアリングされています。モダンなインテリアスタイリングは直感的な機能性と高級感のある快適性を組み合わせています。

エクステリアデザイン
新型C-HRは、よりワイドで自信に満ちたスタンスと鋭いキャラクターラインによって強調された象徴的なクーペシルエットが特徴的です。新デザインのハンマーヘッドフェイスが特に新鮮です。新型C-HRのサイズは全長4360mm、全幅1830mm、全高1558~1564mm、ホイールベース2640mm。

カラーバリエーション
エクステリアカラーでは、ルーフからリアバンパーとリアスリークウォーターまで伸びたブラックの2トーンカラーが斬新でオリジナリティを表現しています。新色の硫黄と称した黄色とシルバーなどが「バイトーン+(bi-tone+)」モデルに含まれます。

インテリアデザイン
高級感のある素材の採用、パノラマガラスルーフ、広い収納スペースなど、快適性と機能性が進化。デジタル面では12.3インチのフルデジタルメーターを初採用しています。車のデータ通信モジュールを介して、ソフトウェアの更新とアップグレードをシームレスに行うことができます。

室内照明
新しい64色のアンビエント照明は、昼間の明るい色合いから夕方のリラックスした色合いまで、一日を通じて変化し、それぞれの旅行の気分を反映するために選択された14のプログラムテーマのうちの1つに設定することができます。



新型C-HRのドライビングパフォーマンス
新型C-HRのパワートレインは以下の4タイプが用意されます。プラグインハイブリッド(PHEV)はC-HRとしては初採用。
- 1.8Lハイブリッド:最高出力 140馬力、最大トルク185Nm
- 2.0Lハイブリッド:最高出力 197馬力、最大トルク206Nm
- 2.0Lハイブリッド AWD-i:最高出力 197馬力、最大トルク206Nm
- 2.0Lプラグインハイブリッド:最高出力 220馬力

新型C-HRの安全技術
- トヨタ T-Mate安全支援: 新型C-HRは、最新世代のトヨタセーフティセンスを含むトヨタT-Mateを標準装備し、包括的な安全システムと運転支援が利用できます。これらには、リアシートリマインダーシステムやセーフエグジットアシストなどの追加の安全システムも搭載。また、オプションで拡張パッケージが利用可能で、これにはレーンチェンジアシスト、フロントクロストラフィックアラート、セミオートノマスアドバンストパークシステムなどが含まれます。
新型C-HRの環境への取り組み
- 環境リーダーシップ: 新型C-HRは、サステナビリティ、排出ガス削減、リサイクル素材の使用において新しい基準を設定しています。新世代では、リサイクルプラスチックの量が初代C-HRの2倍に増え、100以上の異なる部品で対応しています。

新型C-HRの販売時期は?
新型トヨタC-HRは、2023年末までにヨーロッパの顧客に配達が開始される予定で、そのクラスやトヨタの世界全体でパイオニアである物語の次の章を書きます。
新型C-HRの価格は?
欧州での価格は約545万円~約835万円(3万4900ユーロ~5万3400ユーロ)と発表されています。初代C-HRの日本での価格が274.5万円からだったので、今回大きく値上げされた形となりました。

新型C-HRは日本で販売される?
2代目となる新型C-HRは現時点では欧州専用車となっています。つまり日本での発売については発表されていません。残念ながら新型C-HRは日本では販売されないということです。今後の売れ行き次第ではもしかすると日本市場へ導入される可能性がないとも言い切れません。
まとめ
デザイン性やハイブリッドパワートレインが人気のC-HRですが、新型C-HRはその斬新なデザインや電動パワートレイン(PHEV)をさらに進化させたクーペライクSUVとして登場。欧州専用車というのが本当に残念なところで、日本での販売を願いたい。

情報ソース:欧州トヨタ公式PRサイト
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