ジープブランドは2024年モデルの新型グラディエーターを発表した。このモデルは、世界で最もオフロードに適した中型ピックアップトラックとして、さらなる能力と洗練さ、新しい技術、そして標準の安全機能を提供する。
2024年モデルは7スロットルグリルが新デザインにアップデート。そんなグラディエーターを紹介!
ジープ グラディエーターとは
ジープ グラディエーターは、ジープブランドのミドルサイズピックアップトラック。初代は1962年に登場。2018年に2代目となるモデルが登場。
ベースとなるのは、ジープのSUV ラングラー(Wrangler)。そのため、ラングラーと同じく、オフロード走行に優れた悪路走破性能を備えている。
ジープ グラディエーターは日本でも販売されており、2021年11月30日に初めて受注を開始した。
車名のグラディエーターとは古代ローマの剣闘士という意味。名前負けしない力強いピックアップトラック。

新型ジープ グラディエーター
2023年の北米国際オートショーで発表された2024年モデルのジープ グラディエーターは、100%トラックでありながら100%ジープの特性を持ち合わせている。このモデルは、ジープの80年以上の伝統を基に、オフロード能力、インテリアの洗練さ、ハイテク機能、そして多様性を提供する。

エクステリアデザイン
新型グラディエーターの外観は、新しい7スロットグリル、風防に統合されたトレイルレディステルスアンテナ、そして7つの全く新しいホイールデザインで構成されている。さらに、折りたたみ式の風防、3つの屋根の選択肢、取り外し可能なドアが特徴で、オープンエアの自由を提供する。

インテリア
インテリアは、12.3インチのUconnectタッチスクリーン、12方向パワー調整可能な前席、新しいインストゥルメントパネル、そして標準のワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoを含む最新のテクノロジーとアメニティで洗練されている。

パフォーマンス
パワートレインは、3.6リットルのペンタスター V6 エンジンで、285馬力と約352Nm(260 lb.-ft.)のトルクを発揮する。このエンジンは、オフロード、重い荷物の牽引、またはトレーラーの牽引に必要な低エンドトルクに焦点を当てて設計されている。6速マニュアルトランスミッションが標準で、8速オートマチックトランスミッションもオプションで利用可能だ。
オフロード性能
代々受け継がれた高いオフロード性能を誇るグラディエーター。オフロード性能スペックを以下にまとめた。
オフロード性能
- 最大牽引能力: 約3,493 kg(7,700ポンド)
- 最大積載量: 約782 kg(1,725ポンド)
- 水深通過能力: 最大80cm(31.5インチ)
- アプローチ角: 44.7度
- ブレイクオーバー角: 20.9度
- デパーチャー角: 26度
- 地上高: 約29.5cm(11.6インチ)

先進機能&安全性能
新型グラディエーターは、85を超えるアクティブおよびパッシブな安全機能を提供する。全モデルに標準で装備されている機能には、第一列および第二列のサイドカーテンエアバッグ、前方衝突警告、進化したクルーズコントロールが含まれる。
ジープにおけるグラディエーターの役割
ジープ グラディエーターは、ブランドのオフロード能力を象徴する車種の一つであり、2025年までにすべてのジープ ブランド車両に電動化バリアントを提供するグローバルな電動化イニシアチブの一環として、その地位を強化している。

先代との比較、変更点
2024年モデルは7スロットルグリルのデザインが新しくなり、7種類の32~33インチ大型ホイールも新たなデザインに変更された。
発売時期や販売価格
2024年モデルのジープ グラディエーターは、スポーツ、ウィリス、モハーベ、ルビコンのモデルで提供され、注文は現在開始されており、今年の終わりに米国のジープディーラーでの販売が開始される予定だ。日本での発売は未発表。
現行モデルの価格は960万円から。

まとめ
新型ジープ グラディエーター2024年モデルは、ジープの伝統を受け継ぎながら、最先端の技術と安全機能を備え、さらに多様性と機能性を強化した中型トラックである。そのオフロード性能と汎用性は、ジープブランドが提供する「非日常的な冒険」へのオープンな招待を体現している。
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