改良新型ポルシェ 911 5月28日発表：マイナーチェンジで911初のハイブリッド導入

ポルシェは改良新型ポルシェ 911（Porsche 911）を2024年5月28日にワールドプレミア（世界初公開）することを発表しました。合わせて、改良新型ポルシェ 911 プロトタイプの開発中の走行シーンなどの写真を公開しました。

改良新型ポルシェ911のワールドプレミアは現地時間で5月28日15:00（日本時間で5月28日22:00）にポルシェニュースルーム、ポルシェ公式YouTubeチャンネル、LinkedInのポルシェチャンネルで放映予定です。

現行型となる8代目ポルシェ 911はいよいよマイナーチェンジ予定です。ポルシェはその改良新型 911の開発状況について一部情報公開しました。

改良新型ポルシェ911ハイブリッドの開発が完了

ポルシェは初のハイブリッドドライブを搭載したポルシェ 911の開発を成功させました。この新型ポルシェ 911は、パフォーマンス重視のハイブリッドシステムを搭載し、さらに走行性能や燃費効率が向上したとのこと。

開発とテストは世界中で行われ、極寒や酷暑の環境でも新型911は安定したパフォーマンスを発揮。911と718のモデルライン担当するポルシェ副社長のフランク・モーザー（Frank Moser）氏は以下のようにコメントしました。「私たちのアイコンの61年の歴史の中で初めて、ハイブリッド・ドライブ・システムをロードゴーイング911に搭載します。この革新的なパフォーマンス・ハイブリッドは、911をさらにダイナミックにします」「新型911の開発にあたっては、世界中のあらゆる条件下でテストを行いました。ドバイでのテストの最終段階のように、凍てつくような寒さから灼熱まで。峠の過酷な条件下でドライブトレインに高い負荷がかかっても、都市環境のストップ・アンド・ゴー交通の中でも、新型911は最も困難な課題も見事に克服しました。当社のエンジニアとテストドライバーの総走行距離は500万キロを超えました。」

ニュルブルクリンクでの驚異的な実績

ポルシェのブランドアンバサダーであるヨルグ・ベルグマイスター氏がニュルブルクリンクでのテストを実施。新型911は従来モデルよりも8.7秒速く、7分16秒934というラップタイムを記録しました。ポルシェの新たなハイブリッドシステムによりパワーが大幅に向上し、レスポンスの大きさや、グリップ力の増強によって、サーキットでかなり速くなった、とのことです。