新型マツダ2ハイブリッド:OEMのトヨタヤリスとデザイン差別化 マイナーチェンジ 英国3月発売

英国のマツダはマツダ2 ハイブリッド(MAZDA2 Hybrid)の改良新型を2024年3月に発売することを発表しました。マツダ2 ハイブリッドは欧州向けモデルで、トヨタからヤリス ハイブリッドのOEM供給を受けてマツダブランドで販売しています。現行モデルはエンブレム以外はヤリスのままのデザインで販売されていましたが、マイナーチェンジではデザインの変更による差別化が図られ、マツダの顔として販売されます。

車の概要:マツダ2 ハイブリッドとは?

マツダヨーロッパはトヨタ自動車ヨーロッパとの提携によって、トヨタ ヤリス ハイブリッドがOEM供給されており、欧州ではマツダ2 ハイブリッドとして販売しています。

マツダ2は国内では元々マツダ デミオの車名で販売されていたコンパクトカーです。2019年にグローバルでマツダ2(MAZDA2)へ車名が統一されました。

マツダ2 ハイブリッドは欧州限定モデルとして販売されています。当初はヤリス ハイブリッドのエンブレムをマツダに変えた程度で、ほぼ車はヤリス ハイブリッドのままマツダ2 ハイブリッドとして販売されていました。

今回のマイナーチェンジを行った新型マツダ2 ハイブリッドはフロント、リアともに新たなデザインを採用し、マツダ独自デザインのモデルとして発売されます。

マツダ2 ハイブリッドのエクステリアデザイン

マツダ2 ハイブリッドは、マツダの欧州デザインスタジオでデザインされた新しいフロントバンパーとグリルを採用しており、このマイナーチェンジによって一気にマツダ独自のフロントフェイスに変わりました。またリアガーニッシュも変更されリアデザインも含め、ヤリスと大きく差別化が図られました。

マツダ2 ハイブリッドのサイズは全長3940mm、全幅1745mm、全高1500mm、ホイールベース2560mmとなっており、欧州で販売しているマツダ車の中では最も小さいモデルです。

マツダ2 ハイブリッドのインテリアデザイン

インテリアではカラータッチスクリーンディスプレイが変更され、大型化されました。全グレードにはApple CarPlayとAndroid Autoが搭載されています。

室内はコンパクトなBセグメント車にも関わらず、2,560 mmの長いホイールベースによって4人の大人に快適なスペースを実現し、286リットルのトランクスペースを備えています。

マツダ2 ハイブリッドの走行性能

パワートレインと性能

  • ハイブリッドパワートレイン: マツダ2 ハイブリッドは、ヤリス ハイブリッドと同じHVパワートレインを搭載しています。最高出力92馬力、最大トルク12.2kgmの1.5L直列3気筒ガソリンエンジンと80馬力の出力、14.4kgmのトルクを発揮するのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。
  • パフォーマンス: システム最高出力は116馬力で、CVTオートマチックトランスミッションを介して駆動され、0-100km/h加速は9.7秒、最高速度は175km/h。WLTP複合サイクル燃費は26.3km/リットル、CO2排出量は87g/km。

マツダ2 ハイブリッドの価格

英国でのマツダ2 ハイブリッドの価格は24,130ポンド(約450万円)から。

マツダ2 ハイブリッドの発売時期

今回の発表では英国にてマツダ2 ハイブリッドは2024年3月に発売されることとなります。また欧州の他の国でも2024年3月以降の発売を予定しています。

マツダ2 ハイブリッドは日本で発売される?

マツダ2 ハイブリッドの日本での発売については現時点では公式発表はありません。

ヤリス ハイブリッドのOEM供給は現在欧州での実施に留まっており、日本でトヨタ ヤリス ハイブリッドベースのマツダ2 ハイブリッドが販売される可能性は低いと考えられます。

まとめ

マツダ2 ハイブリッドはトヨタとの提携による欧州のみのモデル。マツダの顔になったヤリスはパッと見たところ違和感を感じますが、意外とマッチしているかもしれませんね。マイナーチェンジ前はほとんどヤリスのままだったので、今回のデザイン変更は妥当な判断ではないでしょうか。

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