2024年3月27日、BMWは高級セダンのBMW 5シリーズ(BMW 5 series)とBMW i5が、2024年ワールド・ラグジュアリー・カー賞(2024 World Luxury Car)を受賞したことを発表しました。
この受賞により、2023年にフルモデルチェンジを行った新型BMW 5シリーズがプレミアムEセグメントセダンにおける地位をより一層強固なものとしました。新型BMW 5シリーズは走行性能の強化と最先端デジタル技術を導入し、高級感あふれるエレガントなインテリアやアグレッシブでスポーティなエクステリアへと進化しました。さらにBMW i5としてシリーズ初の100%電気自動車(EV)モデルをラインナップに加え、Eセグメントでの存在感をさらに増しました。ワールド・ラグジュアリー・カー受賞発表は、2024年ニューヨーク国際オートショーの開幕式にて、世界中に向けてストリーミングされた式典で行われました。

BMW 5シリーズのワールド・ラグジュアリー・カー 2024受賞は、世界30カ国、約100名の自動車専門ジャーナリストによる厳しいテストドライブと評価を経て実現しました。ワールド・カー・アワードの主催者が記録したこれらのテストでは、5シリーズのハイブリッドエンジンと電動駆動システムの卓越した性能、長距離ドライブの快適性、そして豊富な先進デジタル機能が、他の13の新型ラグジュアリーモデルを上回る最高評価を受けました。BMWブランド&プロダクト・マネジメント担当のシニア・ヴァイス・プレジデントであるベルント・ケルバー氏は、「この栄えある賞を受賞できたことは大変な名誉です。BMWの伝統的な品質と優れた個性を持つ私たちの製品が、世界中の要求の高いお客様を満足させ、感動を提供していることを、国際有識者委員会の結果が示しています」と語っています。
車の概要:BMW 5シリーズとは?
BMW 5シリーズはドイツBMWの高級セダンです。1972年に初代5シリーズが誕生しました。フルモデルチェンジを重ね、2023年に8代目となる新型BMW 5シリーズが登場しました。

新型5シリーズは先進的なパワートレイン技術、最先端のデジタルサービス、スポーティでありながらエレガントなデザイン、広く高級感あるインテリアなどが特徴です。さらに、高速道路走行を支援するシステムや視線確認機能を備えたアクティブ・レーン・チェンジ・アシストなどの最新の運転支援システムにより、長距離運転の安全性と快適性が向上しています。
シリーズ初の電気自動車であるBMW i5も登場しました。BMW i5の走行性能の核となるのは、第5世代のBMW eDriveテクノロジーで、高いエネルギー密度を持つ高電圧バッテリーや、先進のアダプティブ回生システムなどが組み込まれています。WLTPサイクルで最大582kmという長い航続距離を達成し、22kWの普通充電から205kWの急速充電までをサポートしています。

BMW i5にはBMW iDriveシステム、BMWカーブド・ディスプレイ、拡張機能付きBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを備え、ドライバーがタッチ操作や音声で車両を総合的にコントロールできる設計になっています。充電時間を利用して豊富なビデオストリーミングや新しいゲームを楽しむことが可能で、エンターテイメントの選択肢が広がっています。

内燃エンジンモデルにも、すべて最新の48Vマイルドハイブリット技術が搭載され、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンを含めた電動化が推進されています。柔軟性の高い駆動アーキテクチャーにより、電気自動車モデル、プラグインハイブリッドシステムの搭載が可能となり、新型BMW 5シリーズはフルラインナップのパワートレインを揃えてきました。
BMW 5シリーズの価格は798万円からです。
BMWのワールド・カー・アワード受賞の歴史
BMWは、その長い歴史の中でワールド・カー・アワードから9度目の栄誉を受けました。この賞は、自動車業界での画期的な技術革新や新製品を世界中から評価し、讃えるために設けられたもので、今年で設立20年目を迎えます。総合賞を含む5つのカテゴリーでの受賞があり、BMWはこれまでに8回のタイトルを獲得しています。特にBMW 7シリーズは、ワールド・ラグジュアリー・カーとして2016年に続き2度目の栄冠を手にし、2018年にはBMW M5がワールド・パフォーマンス・カーに輝きました。この9回目の受賞は、新型BMW 5シリーズに与えられ、ノルウェー、デンマーク、イタリアでカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた電動モデルを含め、近月中に受賞した数々の栄誉の中で最新のものとなります。BMWのこの連続した成功は、同社が業界内で果たしている革新的な役割と、高品質な製品へのコミットメントを証明しています。

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