日産新型ムラーノ12年ぶり日本復活 受注開始!価格796万円の米国生産SUV

日産 ムラーノが12年ぶりに日本市場へ帰ってきました。2026年6月3日、日産自動車は米国テネシー州スマーナ工場で生産するミッドサイズクロスオーバーSUV「ムラーノ」の日本導入を正式発表し、同日より注文受付を開始しました。 北米仕込みのプレミアムSUVが、いよいよ日本でも手に入る時代がやってきたと言えそうです。

車の概要:日産 ムラーノとは?

日産 ムラーノは、2002年に北米で初めて販売されたミッドサイズクロスオーバーSUVです。 ブランド名は、イタリアのヴェネツィア近郊に位置するガラス工芸で名高い島「ムラーノ島」に由来しており、洗練されたデザインと質感へのこだわりを象徴しています。

初代(Z50型)は斬新なフォルムとV型6気筒エンジンによる力強い走りで話題を集め、日本でも2004年から販売が開始されました。 2008年には2代目(Z51型)へ進化し、グローバルで170カ国に販売網を広げましたが、日本では2015年に販売を終了。 3代目は日本導入が見送られ、長らく「幻のSUV」となっていました。

今回日本に導入されるのは、2024年にデビューした4代目の最新モデルです。 国土交通省が2026年2月に新設した「米国製乗用車の認定制度」を活用することで、米国生産モデルのムラーノを逆輸入する形で、12年のブランクを経た日本復活が実現しました。

日産 ムラーノのエクステリアデザイン

4代目 日産 ムラーノのエクステリアは、日産の最新デザインテーマ「エネルギッシュ エレガンス」をベースに開発されました。 フロントフェイスには最新の「デジタルVモーショングリル」を採用し、その左右に薄型のクリスタルキューブLEDヘッドライトを一体化させるように配置することで、ノートやセレナなど国内モデルとも共通するモダンですっきりとした印象を実現しています。 ヘッドライトはグリルのアッパー部と連続する細長い3灯式デザインで、シャープで精悍な顔つきを演出しています。

リアエンドは、近年のトレンドである横一文字LEDテールライトを採用。 左右端をより太く仕上げることでワイドな存在感を強調しつつ、縦フィン状の細かな点灯表示が上品さもプラスしています。 また台形形状のリアバンパーがエネルギッシュな印象を引き締め、大きめのフォントで刻まれた「MURANO」のロゴも個性的なアクセントになっています。

足元を支えるのは20インチの大径アルミホイールで、全長4,900mmのLサイズボディに相応しいスケール感を演出しています。 ボディカラーはターコイズブルー、スーパーブラック、プリズムホワイトの3色が用意されています。

日産 ムラーノのボディサイズは、全長4,900mm、全幅1,980mm、全高1,725mmです。

日産 ムラーノのインテリアデザイン

日産 ムラーノのインテリアは、エクステリアと同様に「シンプルで上質」をテーマにまとめられています。 インストルメントパネル周りには静電容量式タッチボタンを採用しており、物理スイッチをできる限り排除したクリーンな印象を実現。 操作の中心となるのは12.3インチのディスプレイを横並びに2画面配置したデュアルスクリーンで、優れた視認性と直感的な操作性を両立しています。

シフトセレクターにはプッシュボタン式を採用し、センターコンソール周りのすっきりとしたレイアウトに貢献しています。 エアコンの操作もタッチパネル式で統一されており、インテリア全体の先進的な雰囲気をさらに高めています。

シートには上位グレードでマッサージ機能やベンチレーション機能を備えたセミアニリンレザー表皮が設定されており、長距離ドライブでも快適に過ごせるよう配慮されています。 全長4,900mmの大柄なボディを活かした後席のレッグルームも余裕たっぷりで、乗員全員がゆったりと過ごせる室内空間が確保されています。 ラゲッジルームも十分な容量を備えており、日常の買い物から旅行まで幅広いシーンで活躍してくれます。

日産 ムラーノの走行性能

日産 ムラーノの走行性能の核となるのが、日本初導入となる2.0リッターVCターボエンジン(KR20DDET)です。 日産独自の可変圧縮比技術により、走行状況に応じて圧縮比を8.0から14.0まで自動的にリアルタイム変化させる世界初の量産技術を採用。 これにより最高出力180kW(245PS)、最大トルク352N・mという力強いパフォーマンスと、米国EPA基準の複合モード燃費23MPG(約9.8km/L)という効率性の両立を実現しています。

車両重量が約2トンという重量級ながら、0〜100km/h加速は7秒台半ばをマーク。 高速道路での本線合流や追い越しでも余裕のある加速力を発揮し、ストレスなく走れる動力性能が確保されています。従来の3代目まで搭載されていたV6エンジンとCVTの組み合わせに代わり、4代目では2.0L VCターボ+9速ATへとパワートレインを一新。 CVTを廃止したことで、北米の自動車メディアからも変速フィールの向上と快適性アップとして高評価を得ています。

駆動方式は全車4WDで、専用チューニングを施した周波数感応型ダンパーと電動パワーステアリングを組み合わせることにより、ラグジュアリーSUVとしての快適な乗り心地と軽快なハンドリングを両立しています。

日産 ムラーノの安全性能・運転支援

日産 ムラーノには、「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」が全車標準装備されます。 高速道路での長距離移動を楽にしてくれる「プロパイロット」に加え、通常は見えないはずの車体下の路面状況を映し出す「インビジブルフードビュー」、交差点での出会い頭の危険を察知する「フロントワイドビュー」を含む「インテリジェント アラウンドビューモニター」を搭載しています。

これらの先進安全技術を全グレードに惜しみなく標準装備することで、日常のあらゆる場面でドライバーをしっかりサポートしてくれます。

日産 ムラーノの価格

日産 ムラーノの価格は796万4,000円からです(消費税込み)。 グレード構成は以下のとおりです。

駆動エンジングレード価格(税込)
4WDKR20DDETSV7,964,000円

現時点では「SV」グレードのみの設定となっています。 米国での発売価格は約4万470ドル(638万円)からだったことを考えると、日本仕様の価格設定は相応のプレミアム感を伴ったものと言えるでしょう。

日産 ムラーノの発売時期

2026年6月3日より注文受付を開始しており、日本での正式な販売開始は2027年初頭を予定しています。 購入を検討している方は、今のうちに注文を入れておくと安心です。

日本で発売されるか

日産 ムラーノはすでに日本での受注が開始されており、2027年初頭の正式発売が決定しています。 日本市場への導入は、国土交通省が2026年2月に創設した「米国製乗用車の認定制度」が後押しとなって実現したもので、トヨタやホンダが同制度を活用した米国生産モデルの導入を表明するなか、日産もこの波に乗り込んだ形です。 なお、現時点では左ハンドル仕様のまま販売される見通しとなっています。

日産 ムラーノを辛口で評価します

日産 ムラーノをあえて辛口で評価します。まず気になるのが、全幅約1,980mmというボディサイズです。 日本の標準的な機械式駐車場の多くは全幅1,850mm以下を前提に設計されており、都市部に住むユーザーにとっては駐車場探しの段階から頭を抱える可能性があります。 国産ラグジュアリーSUVの定番であるトヨタ ハリアーと比べても、一回り以上大きいサイズ感は、日本の道路事情とは必ずしも相性が良いとは言えません。

次に価格の問題です。796万4,000円という価格は、ハリアーやCX-60といった競合の国産SUVと比べて明らかに高い水準にあります。 左ハンドルのまま販売される見通しである点も、日本市場のユーザーにとって馴染みにくい要素として残ります。 「米国で人気の本格ラージSUV」という魅力は十分ですが、日本での日常使いを考えると万人向けとは言い難い部分もあることは正直に伝えておく必要があるでしょう。

日産 ムラーノのライバル車

日産 ムラーノが属するラージ〜ミッドサイズSUVセグメントには、国産勢を中心に強力なライバルが揃っています。

車種全長価格帯(税込)駆動主な特徴
日産 ムラーノ4,900mm796万4,000円4WDVCターボ・9AT、米国製、左ハンドル
トヨタ ハリアー4,740mm約300〜530万円FF/4WDハイブリッド設定あり、右ハンドル、国産
レクサス NX4,660mm約530〜760万円FF/4WDPHEVモデルあり、プレミアムブランド
三菱 アウトランダー4,710mm約330〜530万円4WDPHEVが主力、3列シート設定あり
マツダ CX-604,740mm約340〜690万円FR/4WD直6エンジン搭載、後輪駆動ベース

かつてムラーノが初代で最大のライバルとして意識していたのが、まさにトヨタ ハリアーです。 当時のムラーノは「ハリアーへの答え」とも言えるポジショニングで登場し、都会派クロスオーバーSUVの先駆けとして一世を風靡しました。 価格帯では明らかな差がありますが、ムラーノは「米国生産の本格ラージSUV」という唯一無二のキャラクターと、VCターボによる走行性能、そして全幅1,980mmのダイナミックなプロポーションで、国産各車にはない存在感を放っています。

プレミアムブランドのレクサス NXとは価格帯が重なる部分もあり、購入を検討する際は両車を比較してみるのも一つの選択肢です。 また、後輪駆動ベースの直6エンジンという「走り」への強いこだわりを持つマツダ CX-60も、価格帯と走行性能の観点でムラーノの強力なライバルになり得る存在と言えるでしょう。

日産 ムラーノの主要スペック

項目詳細
車種ミッドサイズクロスオーバーSUV
グレードSV
駆動方式4WD
エンジン2.0L VCターボ(KR20DDET)
最高出力180kW(245PS)
最大トルク352N・m
トランスミッション9速AT
全長×全幅×全高4,900mm×1,980mm×1,725mm
ボディカラーターコイズブルー、スーパーブラック、プリズムホワイト
価格(税込)7,964,000円 

まとめ

12年のブランクを経て日本市場へ帰還した4代目 日産 ムラーノは、VCターボエンジンや全車標準の先進安全装備、そして米国仕込みのラグジュアリーな内外装によって、国産SUVとは一線を画す存在感を放っています。 796万4,000円という価格やボディサイズ、左ハンドルといったハードルはあるものの、それ以上の「唯一無二感」を求めるユーザーにとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。 2026年6月3日よりすでに受注が始まっており、2027年初頭の正式発売が待ち遠しい一台です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました