レクサス RX一部改良、価格704万円〜 最大40万円値上げで装備強化

2026年9月発表の現行5代目レクサス RXが市街地を走行

レクサスは2026年9月30日、RXを一部改良し、同日から全国のレクサス店で発売しました。価格は704万〜929万円で、全7仕様が従来より26万〜40万円上がっています。今回の改良では、対象を絞ったシャシー制御の最適化に加え、全車のフロントドアガラスやRX350h/RX350の標準装備を見直しました。価格だけでなく、どの仕様に変更が及ぶかが選ぶ際のポイントです。

レクサス RX500h “F SPORT Performance”のフロントと左側面(ホワイトノーヴァガラスフレーク)

車の概要:レクサス RXとは?

レクサス RXは、1998年に北米で登場したラグジュアリークロスオーバーSUVです。現行型は2022年に発売された5代目で、今回の国内向け一部改良もこの世代を対象としています。

  • 乗車定員は全仕様で5名、ラゲージ容量は612Lです。
  • 全長は4,890mm、全幅は1,920mm、ホイールベースは2,850mmです。
  • パワートレインは2,393ccターボのRX350、2,487ccハイブリッドのRX350h、2,487ccプラグインハイブリッドのRX450h+、2,393ccターボハイブリッドのRX500hを設定します。
2026年9月発表の現行5代目レクサス RXが山並みを背景に走行

レクサス RXのエクステリアデザイン

今回、“version L”のボディカラーにホワイトノーヴァガラスフレークが加わりました。“F SPORT Performance”と“F SPORT”では、メーカーオプションのブレーキキャリパーがレッド塗装に変わります。

現行仕様のタイヤは全車235/50R21 101W、ホイールは21×8Jです。ホイールの意匠はグレードで異なり、“version L”にはダークプレミアムメタリック塗装など、RX350 “F SPORT”にはスーパーグロスブラックメタリック塗装など、RX500h “F SPORT Performance”にはマットブラック塗装などを設定します。ボディサイズは、全長4,890mm、全幅1,920mm、全高1,700〜1,705mmです。

2022年発売時の5代目レクサス RX350 “F SPORT”(ヒートブルーコントラストレイヤリング、オプション装着車)が市街地を走行
2022年発売時の5代目RX350 “F SPORT”。旧仕様のオプション装着車で、今回の一部改良車ではありません。

レクサス RXのインテリアと利便装備

RX350hとRX350には、デジタルインナーミラーと前後方のドライブレコーダーが標準設定されました。後方カメラの映像をミラー内のディスプレイで確認でき、車両の前後方を記録します。RX500hとRX450h+には、これらの装備がすでに標準設定されています。

RX500h、RX450h+、RX350hには、イグニッションをONにした際に前回の設定状態を保持するブレーキホールドのスタンバイメモリ機能も加わりました。全車のフロントドアガラスにはIRカット機能が追加され、赤外線を抑えます。

2022年発売時の5代目レクサス RX “version L”のコックピットと明るい色のシート
2022年発売時の5代目RX “version L”の室内。旧仕様の写真で、今回の追加装備の状態を示すものではありません。

レクサス RXの走行性能

ニュルブルクリンクでの走り込みを経て、AVSの減衰特性、EPS(電動パワーステアリング)、DRS(後輪操舵)の制御を最適化しました。対象はRX500h、RX450h+、RX350hのAWDです。レクサスは、操作に対する自然な車両挙動と、荒れた路面でのしなやかなボディコントロールを追求したとしています。

パワートレイン別のWLTCモード燃費は、RX350が2WDで11.8km/L、AWDで11.2km/Lです。RX350hは2WDが20.3km/L、AWDが18.7km/Lとなります。AWD専用のRX450h+は18.7km/Lで、充電電力使用時走行距離は86kmです。同じくAWD専用のRX500hは14.2km/Lです。燃料消費率を優先するならRX350hの2WD、今回のシャシー制御の見直しも重視するなら同AWDという選び方になります。

2022年発売時の5代目レクサス RX450h+ “version L”(ソニックカッパー、オプション装着車)の充電場面
2022年発売時の5代目RX450h+ “version L”。旧仕様のオプション装着車で、今回の一部改良車ではありません。

レクサス RXの価格

レクサス RXの新価格は704万円からです。上限はRX500h “F SPORT Performance”の929万円で、以下は2026年9月30日発売時のメーカー希望小売価格です。

グレードパワートレイン駆動方式価格(税込)
RX350 “version L”2,393ccターボ2WD(FF)704万円
RX350 “version L”2,393ccターボAWD745万円
RX350 “F SPORT”2,393ccターボAWD751万円
RX350h “version L”2,487ccハイブリッド2WD(FF)800万円
RX350h “version L”2,487ccハイブリッドAWD851万円
RX450h+ “version L”2,487ccプラグインハイブリッドAWD913万円
RX500h “F SPORT Performance”2,393ccターボハイブリッドAWD929万円

価格には10%の消費税が含まれ、リサイクル料金は含まれません。2025年2月の公式価格と比べると、RX350 “version L”は2WD・AWDとも36万円、RX350 “F SPORT”は38万円上がりました。RX350h “version L”は2WD・AWDとも40万円、RX450h+ “version L”とRX500h “F SPORT Performance”はそれぞれ26万円の上昇です。

RX350 “version L”は2WDとAWDを選べる2,393ccターボ仕様で、RX350 “F SPORT”はAWDのみのスポーティーな仕様です。RX350h “version L”は燃費値と駆動方式に応じて2WDとAWDから選べます。RX450h+ “version L”は充電による走行を組み合わせるプラグインハイブリッド、RX500h “F SPORT Performance”は2,393ccターボハイブリッドのAWD仕様です。

レクサス RXの発売時期

一部改良したRXは、2026年9月30日に全国のレクサス店で発売されました。日本国内向けの7仕様が対象です。

レクサス RXを辛口評価

入口となるRX350 “version L” 2WDは、従来の668万円から704万円へ36万円上がりました。全7仕様で26万〜40万円の値上げとなるため、今回の装備変更と予算を仕様ごとに照らし合わせたいところです。

シャシー制御の最適化を選ぶ場合、対象仕様で最も安いのはRX350h “version L” AWDの851万円です。同グレードの2WDは800万円で、AWDとの差は51万円です。価格が最も低いRX350 “version L” 2WDとの差は147万円になります。

評価できるのは、全車へのIRカット機能の追加と、RX350h/RX350へのミラー・記録装備の標準化です。走りの改良が必要か、日々の使い勝手を重視するかで選ぶ仕様が変わります。

レクサス RXのライバル車

アウディ Q5

アウディ Q5 TFSI quattro 150kW advancedは、787万円で、最高出力204PS、全長4,715mmです。ガソリンエンジンの4WD仕様で、RXの価格帯と重なります。

メルセデス・ベンツ GLC

メルセデス・ベンツ GLC 220 d 4MATIC Core(ISG)は、MP202602が829万円、MP202701が839万円で、全長4,720mmです。ディーゼル仕様のため、RXのハイブリッドやガソリン仕様とはパワートレインが異なります。

レクサスRXの全長は4,890mmです。車体の長さと今回の装備改良を重視する人にはRXが向いています。全長4,715〜4,720mmの車体を選びたい人には、Q5とGLCが比較候補になります。

また、兄弟車であるレクサスNXについては以下の記事でグレードごとに違いなどを解説しています。

レクサスNXのグレード選び|350hと450h+、version L・F SPORT・OVERTRAILの違いや価格
レクサスNXの現行ラインアップを、350hと450h+、標準仕様・version L・F SPORT・OVERTRAILの順に比較。価格、駆動方式、充電環境、使い方から選び方を整理します。

レクサス RXのまとめ

RXの一部改良は、全7仕様の価格を26万〜40万円引き上げる一方で、シャシー制御の最適化をRX500h、RX450h+、RX350h AWDに適用し、RX350h/RX350の標準装備も広げました。燃費を重視する人にはWLTCモード20.3km/LのRX350h “version L” 2WD、シャシー制御の改良も受けたい人には18.7km/LのAWDが候補です。51万円の価格差を踏まえ、燃費と走りのどちらを優先するか決めたい人に向く一部改良です。

レクサス RXのよくある質問

Q. 一部改良したレクサス RXはいつ発売されましたか?

2026年9月30日に発売されました。全国のレクサス店で取り扱います。

Q. レクサス RXは日本でも買えますか?

はい、今回の一部改良は日本国内向けです。RX350、RX350h、RX450h+、RX500hの7仕様が設定されています。

Q. 改良後のレクサス RXはいくらからですか?

RX350 “version L” 2WDの704万円からです。最も高いRX500h “F SPORT Performance” AWDは929万円で、価格には10%の消費税が含まれます。

Q. シャシー制御の最適化はどのRXに適用されますか?

RX500h、RX450h+、RX350h AWDが対象です。RX350hで選ぶなら、対象となるのは851万円のAWD仕様です。

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