ジープ新型チェロキー トレイルホーク発表|2027年型、約702万円〜

2027年型ジープ チェロキー トレイルホーク米国仕様、2026年9月30日公式発表画像。青い車体のフロント3/4、森林の浅い水面を走る場面

ジープは2026年9月30日、米国で2027年型のジープ チェロキー トレイルホーク(Jeep Cherokee Trailhawk)を発表しました。このトレイルホークは、2025年に公開した新型チェロキーの本格的なオフロードバージョンです。ハイブリッドに低速副変速機と後輪デフロックを組み合わせ、専用の足回りで最低地上高は227mmを確保しています。米国価格は約702万円からです。岩場を走るための機構と、日常での使い勝手、追加装備が特徴です。

2027年型ジープ チェロキー トレイルホーク米国仕様、2026年9月30日公式発表画像。赤い車体の側面と前方、浅い川を渡る場面
赤い車体の側面と前方、浅い川を渡る場面。

車の概要:ジープ チェロキー トレイルホークとは?

ジープ チェロキーは、1974年に初代が登場したSUVです。現在の第6世代は2025年8月に2026年型として公開され、直立したボディとハイブリッドを組み合わせました。今回のトレイルホークは、その世代のオフロード仕様として加わります。

基本となるのはステランティスのプラットフォーム「STLA Large」のモノコック構造と5人乗りの室内です。パワートレインには、通常のチェロキーと同じ公称1600cc級の直列4気筒ターボエンジンを使ったハイブリッドを採用します。エンジン単体は132kW(約180PS)・300Nm、システム全体は約213PS・312Nmを発揮し、eCVTを組み合わせます。400V・1.08kWhの電池は減速時の回生で充電する方式です。

荷室容量は通常時835.1L、後席を倒した場合は1760.7Lです。家族を乗せる日常と荷物の多いアウトドアを兼ねるサイズです。10.25インチのデジタルメーターと12.3インチのインフォテインメント画面も備えます。

同じジープでも、グランドチェロキーは2列仕様に加えて3列仕様も持つ別の車種です。チェロキーは5人乗りを基本に、荷室と悪路への対応を組み合わせています。

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ジープ チェロキー トレイルホークのエクステリアデザイン

角張った車体を土台に、トレイルホーク専用の前後フェイシアを採用しています。フロント上部はグロスブラック仕上げです。前後端の形状は見た目だけでなく、急な斜面の入口や出口で車体を路面に接触させにくくするための設計です。

前後には赤い牽引フックを装備し、ボンネットには反射を抑える防眩グラフィックを施しています。LEDヘッドランプとテールランプ、フォグランプ、リアゲートのグロスブラックアクセントも備えます。

ホイールは専用の17インチで、標準は切削加工とブラックを組み合わせたアルミ製です。オプションではブラックのアルミホイールを選べます。どちらも17×7.5インチで、タイヤは245/65R17のNexen Roadian ATX AR9オールテレーンを採用しました。フルサイズのスペアタイヤもオプションで設定し、こちらは17×7インチのスチールホイールに同サイズ・同銘柄のタイヤを組み合わせます。

2027年型ジープ チェロキー トレイルホーク米国仕様、2026年9月30日公式発表画像。17インチホイールとタイヤ、左前輪の近接
17インチホイールとタイヤ、左前輪の近接。

ボディサイズは、全長4778mm、全幅1898mm、全高1739mmです。全幅は車体幅で、ドアミラーを含む幅は2123mmとなります。

ジープ チェロキー トレイルホークのインテリアデザイン

トレイルホークの室内にはMantis Greenの表皮を採用しました。赤いアクセントステッチと型押しのロゴを組み合わせ、外側の赤い牽引フックともつながる配色です。

2027年型ジープ チェロキー トレイルホーク米国仕様、2026年9月30日公式発表画像。運転席・インパネの全景、横長センターディスプレイ
運転席・インパネの全景、横長センターディスプレイ。

シフトダイヤルはBlack Spun Aluminum仕上げで、周囲をRadical Redのベゼルで囲みます。運転席と助手席は電動調整式でヒーターを備え、ステアリングヒーター、シートとミラーのメモリー機能も標準装備します。

足の動きで開けられる電動リアゲートも標準です。荷物を両手に持った場面で、キーやゲートのスイッチへ手を伸ばす操作を減らせます。

ジープ チェロキー トレイルホークの走行性能

低速副変速機と後輪デフロックを標準装備

トレイルホークは、Jeep Active Drive IIと2速のPTUを標準装備。PTUはエンジン側の力を後輪へ送る駆動装置で、今回の仕様では低速副変速機を組み込んでいます。通常チェロキーのActive Drive Iから、より低速の悪路走行を重視した仕組みへ変わりました。

低速側の減速比は2.92、クロール比は37.5:1です。タイヤの回転を低く保ちながら駆動力を出せるため、岩や急な斜面で車速を細かく調整するための機構となります。

後輪には、電子制御で作動する機械式デフロックを採用しています。左右の後輪の回転差を抑え、片側が浮いたり滑ったりする状況でも、路面に接する側へ駆動力を伝える助けになります。走行状況に応じて4WDへ自動で切り替える一方、後輪側への駆動を切り離す2WD走行にも対応しています。多分

Selec-TerrainはAuto、Sport、Snow、Sand/Mud、Rockの5モードを備えます。通常チェロキーの4モードにRockを加え、岩場に合わせた駆動制御を選べるようになりました。

25.4mmのリフトと専用サスペンション

車高を通常チェロキーから25.4mm上げ、専用のスプリングとダンパーを採用しています。サスペンションの動きや車輪の接地性を評価するRamp Travel Indexは、通常チェロキーに対して45ポイント改善。

最低地上高は227mmです。アプローチアングルは28.8度、デパーチャーアングルは31.8度、ブレークオーバーアングルは21.9度となります。それぞれ斜面に入る際の前端、斜面から出る際の後端、頂点をまたぐ際の車体中央の余裕を示す数値です。

鋼板のスキッドプレートで前輪側のアクスル、配線、燃料タンクを保護し、ハイブリッド用電池にも保護プレートを装備。渡河性能はメーカーの規定条件で約610mmです。実際の通過可否は水流や川底などにも左右されるため、水深だけで判断できるものではありません。

2027年型ジープ チェロキー トレイルホーク開発テスト車、2026年8月28日公開画像。開発テスト車のフロント3/4、岩場を登る場面
2026年8月に公開された開発テスト車が岩場を登る場面。

上の写真は2026年8月28日に公開された開発テスト車です。開発では米国南西部のSand HollowやMoabで、岩場、砂地、車輪の接地性、車体下部の保護などを評価しました。トレイルホークは、こうした悪路試験を経てTrail Ratedのバッジを取得しています。

推定燃費は約13.2km/L、最大牽引能力は1587kg

トレイルホークの複合燃費はメーカー推定で約13.2km/Lです。米国の31US mpgを換算した値で、日本のWLTCモードとは測定条件が異なります。車両重量は推定2062kgとなり、悪路用の駆動系と保護装備を含む車体をハイブリッドで走らせます。

牽引パッケージ装着時の最大牽引能力は1587kgです。トレーラーを使う場合は、本体の走破装備に加えて、このパッケージを選ぶことが条件となります。

ジープ チェロキー トレイルホークの安全性能・運転支援

トレイルホークは4輪ディスクブレーキを採用し、前輪は330mmのベンチレーテッドディスク、後輪は320mmのディスクを備えます。ABSに加えてESCと全速度域のトラクション制御を標準装備します。ABSは強い制動時の車輪のロックを抑え、ESCは横滑りを抑えるために制動などを制御し、トラクション制御は加速時の車輪の空転を抑えます。

360度カメラはAdvanced Pro Tech Groupのオプションです。車両周囲を画面で確認するための機能で、狭い場所で車体と障害物の位置関係をつかむ助けになります。このパッケージには前後カメラの洗浄機能も含まれます。

ジープ チェロキー トレイルホークの価格

米国での開始価格は約702万円(44,625ドル)です。現地輸送費の約31万円(1,995ドル)を含み、税金や登録費用などは別途必要です。

グレードパワートレイン駆動方式米国価格(現地輸送費込み・税等別)
トレイルホーク1600cc級ターボハイブリッド/eCVT4WD約702万円(44,625ドル)から

トレイルホークは、低速副変速機や後輪デフロックを標準で備え、悪路向けの車体保護と前席ヒーターなどの快適装備をまとめた仕様です。

追加パッケージは次の3種類です。

オプションパッケージ主な内容
Sun and Soundデュアルペインサンルーフ、Alpineのプレミアムオーディオ
牽引パッケージ最大1587kgの牽引に対応する装備
Advanced Pro Tech Group前席ベンチレーション、後席ヒーター、前後カメラ洗浄、360度カメラ

各パッケージの価格は未発表です。360度カメラや最大能力での牽引を必要とする場合は、車両価格に追加する装備として選ぶことになります。

2027年型ジープ チェロキー トレイルホーク米国仕様、2026年9月30日公式発表画像。リアのトレイルホークバッジの近接
リアのトレイルホークバッジの近接。

ジープ チェロキー トレイルホークの発売時期

米国では2026年9月30日の発表と同時に受注を開始しました。生産は2026年内に、メキシコのToluca工場で始まる予定です。米国での具体的な納車開始日は未発表です。

ジープ チェロキー トレイルホークは日本で発売されるか

2026年10月1日時点で、日本での発売時期と価格は未発表です。今回の価格と受注開始は米国向けの内容で、日本で購入できる時期は国内発表を待つ必要があります。

ジープ チェロキー トレイルホークを辛口評価

推定2062kgの車重は、ぬかるみや軟らかい路面を走る際にも意識したい条件です。燃費もメーカー推定の約13.2km/Lで、ハイブリッドという名称だけから燃料代の小ささを期待するより、悪路仕様全体の使い方で判断する車です。

取り回しにも余裕が必要です。ミラーを含む幅は2123mm、縁石間の旋回直径は12.2mで、半径に換算すると約6.1mとなります。細い林道や狭い駐車場を主な用途にする人は、最低地上高だけでなく、通れる幅や切り返しのしやすさも確認したいところです。

約702万円の開始価格には本格的な駆動装備が含まれますが、360度カメラと最大1587kgの牽引に必要な装備は追加料金です。周囲の見え方やトレーラー利用を重視するなら、必要なパッケージ価格が分かってから予算を決めるのが自然です。

評価できるのは、舗装路で使うハイブリッドと、岩場で低速を保つための機械的な駆動装備を一台に組み合わせた点です。家族と荷物を載せて移動し、その先で難しい路面へ進む人にとっては、用途がはっきりした仕様になっています。

ジープ チェロキー トレイルホークのライバル車

スバル フォレスター Wilderness

2026年型スバル フォレスター Wildernessの米国価格は約582万円(36,995ドル)からで、現地輸送費は別です。最低地上高は約236mm、最大牽引能力は1587kgとなります。Symmetrical AWDと悪路向けのX-MODEを組み合わせており、地上高と牽引能力を重視する人の比較対象です。

フォレスターは世代を重ねてAWDやX-MODE、ハイブリッドへ特徴を広げてきた車種ですが、今回比較する米国Wildernessと、日本で販売するハイブリッド仕様はグレード構成が異なります。

フォード ブロンコ スポーツ Badlands

2026年型フォード ブロンコ スポーツ Badlandsの、標準の牽引パッケージにBadlands Tech Packageを組み合わせた実車には、約672万円(42,695ドル)の表示価格例があります。2026年10月1日時点の装備付き車両の例です。

2000cc級のEcoBoostターボエンジンは約253PS・約380Nmを発揮し、8速ATとAdvanced 4×4を組み合わせます。出力・トルクはプレミアム燃料での測定値です。牽引パッケージ装着車の最大牽引能力は1225kgで、トレイルホークの1587kgと比べると、より重いトレーラーを使う用途ではチェロキー側の余裕が大きくなります。

低速副変速機と後輪デフロックを使う岩場走行まで想定するなら、チェロキー トレイルホークが候補になります。地上高と車両予算を優先するならフォレスター Wilderness、1225kgまでの牽引能力で用途に足りるなら装備付きブロンコ スポーツ Badlandsも比べたい車です。

ジープ チェロキー トレイルホークの主要スペック

項目米国2027年型トレイルホーク
全長4778mm
全幅1898mm(ミラーを含む幅2123mm)
全高1739mm
ホイールベース2869mm
最低地上高227mm
乗車定員5人
車両重量2062kg(推定)
エンジン直列4気筒DOHCターボ
総排気量1600cc級(公称1.6L)
最高出力(システム)約213PS
最大トルク(システム)312Nm
トランスミッションeCVT
駆動方式4WD/Jeep Active Drive II、低速副変速機・後輪デフロック付き
複合燃費約13.2km/L(メーカー推定、31US mpgの換算)
最小回転半径約6.1m(縁石間旋回直径12.2mから換算)
ハイブリッド用電池400V/1.08kWh

ジープ チェロキー トレイルホークのまとめ

ジープ チェロキー トレイルホークは、5人と荷物を運ぶハイブリッドSUVに、低速副変速機と後輪デフロックを加えた仕様です。米国での受注は始まりましたが、日本発売は未発表です。日常の燃料代や取り回しも考え、360度カメラや牽引用の有償パッケージを用途に合わせて選びたいところです。舗装路での家族移動と、その先の岩場や荒れた道を一台でつなぎたい人に向いています。

ジープ チェロキー トレイルホークのよくある質問

Q. 価格はいくらですか?

米国での開始価格は約702万円(44,625ドル)です。現地輸送費を含み、税金・登録費用と追加オプションは別途必要です。

Q. 発売はいつですか?

米国では2026年9月30日に受注を開始しました。生産は2026年内に始まる予定で、具体的な納車開始日は未発表です。

Q. 日本でも発売されますか?

2026年10月1日時点で、日本発売の時期と価格は未発表です。日本向けの正式な案内を待つ必要があります。

Q. 通常のチェロキーとの大きな違いは何ですか?

低速副変速機と機械式の後輪デフロックを備え、岩場などを低速で進むための駆動系へ変わります。専用サスペンション、車体下部の保護、オールテレーンタイヤも組み合わせます。

Q. 外部充電が必要なハイブリッドですか?

減速時の回生で電池を充電するハイブリッドです。日常の使用で外部電源へ接続する充電操作は必要ありません。

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